| 凝結遅延剤を利用した粗面つくりの作業環境の諸条件 |
@ 型枠に塗布する時の凝結遅延剤は、水に対して不溶性または難溶性でなければならない。
【理由】 作業中の雨に強く、コンクリート打設前の型枠洗浄にも耐えるものでなければならないため。
( リターダ工法の凝結遅延剤の原液は水に対して不溶性である )
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A フレッシュコンクリートと接触した凝結遅延剤は、水溶性でなければならない。
【理由】 フレッシュコンクリートに浸潤しなければ、水和反応を抑制できないため。
( リターダ工法の凝結遅延剤は、フレッシュコンクリートに接すると、水溶性になる )
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B 脱型後の型枠の残留物(汚れ)は、水洗いで容易に落とせる物でなければならない。
【理由】 型枠は、繰り返し転用することを前提としているため。
( リターダ工法の型枠の残留物は水溶性のため、型枠の汚れは容易に水洗いできる。したがって、丁寧な型枠の洗浄を指導すれば、転用による弊害<薬剤の塗布濃淡による粗面不良>は防ぐことができる )
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C 凝結遅延剤による目荒しの深さは、0.5mm〜1mm位がよい。
【理由】 躯体表面への墨出し等の作業に影響を与えず、かつ剥離防止として十分な目荒らしの深さでなければならないから。
( リターダ工法の目荒らしの深さはコンクリート躯体の0.5mm〜1mm、もし調整の必要があれば、その深さは1mm単位ごとグレードアップが可能
)
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D 凝結遅延剤の型枠への接着性は、強固でなければならない。
【理由】 作業中に凝結遅延剤が型枠から剥離することがあってはならないため。
( リターダ工法の凝結遅延剤は、型枠への接着力が強固である )
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E 凝結遅延剤は、離型剤を必要としないものがよい。
【理由】 一工程削減されるとともに、コストダウンにつながるため。
( リターダ工法の凝結遅延剤は、離型剤を必要としない )
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F 凝結遅延剤は、環境汚染を起こさないものがよい。
( リターダ工法の凝結遅延剤のPHは7(中性)で、毒性も見られないので、環境汚染をおこさない )
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G 工程の途中で廃材の発生がないものがよい。
( リターダ工法には、MCR工法のような廃材となるものは使用しないので、発生はない )
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H 洗い出し後、脆弱部分が残らないこと。
【理由】 モルタルの剥離の原因となるため。
( リターダ工法による、目荒しの深さは0.5mm〜1mm程度で、そのうえ高圧水による洗い出しを念入りに行なうので、まず脆弱部分は残らない )
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I 洗い出し時に水が使用できないときでも、粗面が形成できること。
【理由】 洗い出し時、下階の職方と上下作業になったときでも、粗面形成をすみやかに行う必要があるから。
( 硬いブラシやジェットたがねで、容易に粗面が形成できる。後ほど水洗いを行えばよい )
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J 万一凝結遅延剤のコンクリート躯体への残留成分があっても、躯体の強度に影響を及ぼさないこと。
A: リターダ工法の凝結遅延剤の効果は、フレッシュコンクリート表面のわずか0.5〜1mmにしか及ばず、他の部分の凝結作用にはなんら影響を与えない。
B: リターダ工法の凝結遅延剤は、水和反応を抑制させるのみで、経時とともに同反応は進行し、硬化する。したがって、コンクリート躯体の強度に影響を及ばさない。
C: なお、リターダ工法の凝結遅延剤は、橋梁やダム等のコンクリート打ち継ぎ目の処理剤として、20年以上の実績があることからも、躯体に対する影響がないことが証明される。
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