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8/16の毎日新聞(朝刊)は一寸面白かった。15日の終戦記念日にちなんで東・東南アジア7カ国(地域)での関連事項を洗い出していた。
例えば韓国では8/15は日本からの解放を記念する「光復節」で、教科書問題等の反日世論の高まりが大統領演説に影響を及ぼしていたそうだ。
中国でも反日世論は盛り上がっているが、日中戦争終結は「昭和天皇の玉音放送(8/15)」ではなく「降伏文書調印(9/2)」と見る向きもあるため、「8/15だから」という特別な事は無かったらしい。
台湾では、中台統一派は日本支配に批判的だが、独立派は国民党独裁時代と比較して、あまり問題視しないとか。実際15日に小泉首相靖国参拝の抗議文を出したのは統一派の議員だったそうな。
フィリピンではバターン陥落の4/9で日本支配は終焉を迎えており、8/15に解放の意味は無いらしい。無論、それはそれとして16日にマニラの日本大使館前で元従軍慰安婦団体の「リラ・ピリピナ」が抗議集会を開くそうだ。また毎年4/9(国民の休日になっている。)の政府式典には、和解の意味で日本大使も招かれるという。
一方、現在経済を中心に日本と密接な関係にあるインドネシアや、「さほどひどいことをしなかった」(タイ陸軍幹部談)タイ、ミャンマーでは8/15の存在感はほとんど無いという。
ミャンマーでは日本軍が侵攻後に創設した独立軍が国軍創設ひいては現・軍政につながっている事情もあるようだ。
インドネシアでは、戦争末期に懐柔策として1945.8.18に独立準備委員会を発足させる予定があったが、その前(8/15)に実質終戦となったことで8/17に独自に独立を宣言しており、こちらの方が日付としては重要になっている。インドネシアの教科書では、日本軍政の被害だけでなく、対蘭独立戦争の主力となった部隊の設立など日本が独立に関与した経緯も説明されているという。
この記事を完全に鵜呑みにするのは危険ではあるが、やっぱり、一番問題になるのは、過去どれだけひどいことをしたか(しなかったか)、と、今どれだけ親密かという事に尽きるのだろう。歴史学という立場からすれば望ましくない事だろうケド。
記事を見て思ったのは、日本に実際に併合された韓国と台湾は、支配・被支配の別こそあるものの8/15の玉音放送を以て終戦の画期とする歴史を共有しているという事。特に韓国は終戦記念日が光復節にストレートに対応するし、皇紀から檀紀へのシフトも「神武天皇よりも檀君」という直接的な対抗意識が働いているように見える。興味深い現象であると同時に、問題の根の深さを感じさせる事例である。
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