Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                       通巻266号    毎月1回発行    2014年1月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                 郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

☆ニュース

 名古屋の大須演芸場、1月いっぱいで閉鎖へ http://www.sanspo.com/geino/news/20131214/oth13121419070023-n1.html 

 大須演芸状は1965年からつづく中京地区で唯一の寄席・演芸場。いままで何度も「存続危機」が噂され、そのたびにどうにかこうにか継続されてきたが、今回はどうやら本当らしい。席亭の足立さんも高齢で、しかも建物も老朽化が激しく、存続するにしても、難問は多いと思う。

★浅草雑芸団の旅(これからの予定)

△はるこま七福神めぐり

 ●1月3(金)10001230隅田川七福神めぐり/13001500墨田区向島2丁目門付け/15001600三囲神社での奉納演芸会

 ●1月4(土)13301430新春イベント・資料館でお正月(於・すみだ郷土文化資料館)

★今月の大道芸関連情報

△新春浅草大道芸フェスティバル http://ameblo.jp/asakusapp/entry-11727682801.html   ○浅草六区ブロードウェイ商店街、花やしき、ほか

  ●1月1(水)〜5(日)

  1日・おじゃるず、ほか10組  2日・コメディプロレス、ほか13組  3日・Witty Look、ほか12組、  4日・Naoto、ほか13組  5日・紙麻呂、ほか12組 

△はるこま七福神めぐり   ○隅田川七福神および墨田区向島2丁目界隈、三囲神社境内

  1月3(金)10001600(予定時間は下記のとおり)

    ・多聞寺1000〜白鬚神社1030〜向島百花園1045〜じまん草餅1115〜言問団子1130〜長命寺桜餅1145

〜長命寺1200 〜弘福寺1215〜三囲神社1230

    ・向島2丁目を中心に13001500   

    ・三囲神社奉納演芸

△新春ディープジャパン https://ja-jp.facebook.com/muranobazar        ○浅草・村のバザール(台東区雷門2-11-10 ライオンビル

  1月5(日)12002100(昼の部12001700=出入り自由。夜の部・17002100=エントランスチャージ2000円)

  昼の部・ アトツギ編集室&鹿踊りチームのワークショップ

  夜の部・ディープ対談・山伏に出会っちゃった!(青谷明日香×坂本大三郎)。鹿踊り、青谷明日香ライブ

△第11回さいたま新都心大道芸フェスティバル

  ●1月11(土)・12(日)

△ヘブンアーティスト in 渋谷

  ●1月13(月・祝)

△ダメじゃん小出の「黒く塗れ!」新春18きっぷ    ○横浜にぎわい座・のげシャーレ☎045-231-2515

●1月25(土)昼の部1400 /夜の部1800

横浜にぎわい座☎045-231-2515  チケットぴあ☎0570-02-9999Pコード431-922)  ローソンチケット☎0570-084-003Lコード36566

△京本千恵美ソロマイム「ここはどっちへ?」     ○中野スタジオあくとれ(中野区中野2-11-2-B1

  1月30(木)1930 / 1月31(金)14301930 /2月1(土)13301800

  作・演出:西田敬一 出演:京本千恵美

  前売り¥3000  (当日¥3500)

  問合せ☎03−3403−0561 メールticket@accircus.com  ACC   

若林正の

食って極楽!

 危険な唐揚げ

     〜松蔭神社前「喜楽」

昨年4月に雑芸団ライブでお世話になった松蔭神社前の「ビリケンカフェ」の目の前にある中華屋。ライブの前に腹ごしらえで入ってタンメンを食べた。そこそこんまかったが、実は名物は唐揚げで、近所の国士舘大生のご贔屓なのだという。

  よし今度こそ!と思っていたが店主が気まぐれでなかなか開いておらず、ようやく先日、入ることが叶った。もちろん唐揚げ定食。¥750.メニューによると「特殊味付け」とのこと。興味深々で待つこと十数分。出てきたのは大きめの肉の固まり。6個。見ると衣が厚く、ニンニクの香りが強いタレでシャブシャブしてる。ほお張ると…んまい! しょっぱめの味付けで飯が進む進む。甘くなく酢が入っている。あと、ニンニクとネギ・ショウガ。

  こりゃ若者には受けるな。と思っていると隣に座った学生が「唐揚げ。飯とおかず大盛り」 えっ。おかずの大盛り? 出てきたのは本当に山盛りの唐揚げ。メタボ気にせず食えるのがうらやましい。

周りをみると唐揚げ半分、麺が半分。あとで聞くと「エビそば」もうまいらしい。よし、次はこれか。この店、唐揚げが学生に評判となって店を改装して、「唐揚げ御殿」と呼ばれているとか。

○おかず大盛り捨てがたし度=4ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その266

現代芸術と大道芸

               上島敏昭

  201311月から12月にかけて名古屋市立美術館で「ハイレッドセンター:『直接行動』の軌跡」展が開催された。1960年代の現代芸術運動の回顧展だ。図録には、「戦後芸術の坩堝であった読売アンデパンダン展が崩壊したとき、三人の若き芸術家たち(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之)は既成の芸術の枠組みを遥かに超えた「芸術」、すなわち「直接行動」へと踏み出した」とある。ハイレッドセンターとは、その三人の名前の頭文字をつなげたもの。「公式に発表されているハイレッドセンターの活動は、数多いが、「山手線事件」(629月)、ミキサー計画」(63年5月)、「シェルター計画」(64年1月)、「首都圏清掃整備促進運動」(6410月)などが主なものである」(同図録)

  「行動」、それ自体が「芸術作品」であるために今回の展示も、当時の記録写真の掲示と、同じ時代に彼らの作ったオブジェが並べられていた。その意味では地味な展示だけれど、噂に聞く「山手線事件」や「首都圏清掃整備促進運動」などの記録写真をキャプションをたよりに順番にたどるだけでも、十分に刺激的だった。

  「山手線事件」というのは、ラグビーボール大の半透明樹脂で作ったオブジェを持って山手線に乗り、白塗りの化粧をしたり、歩いたり、あるいは駅に降りて、ホームで、カバンから紐を長々と引き出してそれを体に巻きつけたりするというもの。「首都圏清掃整備促進運動」というのは、銀座の歩道を白衣にマスクをつけた男たちが、徹底的に掃除してまわるというもの。  

  どちらも、「だから、どうしたの?」といわれそうなパフォーマンスだが、写真に写ったその場に居合わせた人たちは、なんとも不思議な表情をしている。たぶん、いつもの風景や日常に波風が立ち、戸惑っているのだろう。こんなもの芸術じゃないと怒る人もいるだろうが、じゃあ大道芸はどうなのか?

  大道芸は、お金をいただくことが最終目的だから、違和感では終わらず、最後は予定調和に落ち着くべきだと、私は思う。ただ、そればかりでいいのか、という思いも常にある。

  この展示を見ながら比べていたのは、やはり2013年の夏、東京のワタリウム美術館で行われた「寺山修二展・ノック」のことだった。劇作家で劇団「天井桟敷」の主宰者だった寺山修二の回顧展。面白いのは19754月に阿佐ヶ谷近辺で行った、同時多発型市街劇「ノック」をクローズアップした点。

30時間、街のいたるところで「演劇」を敢行するというプロジェクトで、私も観客として見に行ったが、誰が役者で誰が観客かわからない。従って、普通の家のドアホンを押して「こちらで演劇やってますか」と聞いて叱られたり、自転車を引いて歩くおじさんを役者と思って付け回して嫌がられたりした。こちらは、日常に波風立てることを「演劇」と呼んで前売券を売って、この地図を当日、手渡ししたことが違うぐらいで、本質的なところでは、ハイレッドセンターと同じだと思う。

この二つの展示が、なぜこの時期に行われたのか。単なる偶然?

なお「直接行動の軌跡展」は、2月に松濤美術館でも開催される。