Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                       通巻268号    毎月1回発行    2014年3月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                 郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

☆ニュース

★浅草雑芸団の旅(これからの予定)

△野菜演芸・旬を食べる会(東京うど)   http://za.polepoletimes.jp/   ○SpaceCafeポレポレ坐 (中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F

3月18(火) 1830〜  演目予定・ウド大脱走(金子ザン)・ウド室探検記・俗曲「梅は咲いたか」(黒沢真)、ほか

予約¥3000(ウドづくしの料理、飲み物付)

★今月の大道芸関連情報

△サーカスはリヤカーに乗って ・足尾大道芸ショー    ○栃木県日光市足尾町・足尾町旧公民館前(足尾小学校横)

  3月11(火)15301630ごろ

 サーカス学校(田中健太、末廣祥宏、ピエロのナナ) げんきいいぞう  じゅうべえ

  問合せ☎足尾に緑を育てる会(0288932180)  国際サーカス村協会(0277705010

   その後、全国の旅に出発します。

  現在決定している主な日程 3/16:横浜ユーラシア文化会館開館まつり  3/2123:御宿牛舎8号館performance festival  4/6:みどり市大間々朝市

  4/11:東京・通産省前テント広場  4/1920:ヨコハマ大道芸  4/26:足尾町・親水公園  

   興味をお持ちの方はNPO法人日本サーカス村協会に連絡を(☎0277705010  k-nishida@accircus.com

PLE-MIXのコメディー・シアター http://www.pleasure-p.co.jp/plea_b/index.html  ○名古屋市東文化劇場(東区大幸南1-1-10カルポート東4F))

  3月15(土)1100開演

  前売り¥2000(当日¥2500)/親子券:前売りのみ¥3800(大人1+小学生以下1名)※プレジャー企画では販売しません

  問合せ:プレジャー企画(☎052-483-5959)  名古屋市東文化劇場(☎052-719-0430

△第7回うつのみや大道芸フェスティバル  http://www.utsunomiya-daidogei.com/jp/   ○宇都宮市・オリオン通り各所、オリオンスクエア、ほか

  3月15(土)・16(日) 出演: ダメじゃん小出、バルーンパフォーマー・アキ、Mr.アパッチ、けん玉師伊東佑介、サンキュー手塚、ほか

street-art-plex熊本大道芸2014  http://artplex.jp/  ○熊本市中心街一帯

  3月15(土)19002130 /3月16(日)12301730 出演: Mr.BunBun, Tenshow, un-pa, カナール・ペキノア、チムチムサービス、ほか

△御宿・牛舎8号館パフォーマンスフェススティバル・プレイベント   ○おんじゅくフロンティアマーケット牛舎8号(千葉県御宿町実谷437

  3月21(金)〜23(日) 出演:「サーカスはリヤカーに乗って」一行  三雲いおり  ふくろこうじ マリー シルヴプレ Hi2 おじゃるず ほか

△モリコロパーク大道芸フェスティバル  http://mrkrddg.com/shutsuen.html  ○愛・地球博記念公園=モリコロパーク(長久手市茨ケ廻間乙1533-1

  3月22(土)・23(日) 出演: オマールエビ、くす田くす博、健山、スマイルパフォーマーQちゃん、ほか

△大道芸フェスティバル in ちば2014 http://www.daidogei.org/index.html  ○千葉駅東口、中央公園、千葉銀座、ほか

  3月23(日) 出演:サンキュー手塚、ハンガーマン、プリコロハウス、トムらっはい、Laby、紙磨呂、Duo Abimanola ほか

△今よみがえる唖蝉坊(没後70年 明治大正の演歌師)  http://za.polepoletimes.jp/  ○SpaceCafeポレポレ坐(東中野駅前)

  3月27(木) 1900開演   

  トーク:木村聖哉(「添田唖蝉坊・知道」著者) 講談:田辺鶴瑛「添田唖蝉坊略伝」  演歌:岡大介(唖蝉坊を歌う)

  予約¥2500(当日¥3000)ワンドリンク付

  問合せ:ポレポレタイムス社(☎03-3227-4405)  event@polepoletimes.com

△プレジャーBのコメディ・ミニ・サーカス  http://www.pleasure-p.co.jp/plea_b/index.html   

3月27(木)11001400開演  ○名古屋市湊文化小劇場(港区湊楽2-10-24。地下鉄名港線「湊区役所」下車、3分)

3月28(金)11001400開演  ○名古屋市千種文化小劇場(千種区千種3-6-10.地下鉄桜通線「吹上」下車、3分)

¥700

問合せ:プレジャーB(☎052-483-5959)  名古屋市文化振興事業団(☎052-246-9387

△劇団みんわ座45周年公演・甦る写し絵と影絵の世界  http://www.minwaza.com/  ○東京芸術劇場小ホール2(池袋駅西口)

  3月29(土)1330開演

  ゲスト:アントニオ古賀  江戸写し絵「勧進帳」潤色・演出:山形文雄  影絵芝居「雨月物語〜浅芽が宿より」潤色:山形文雄 演出:古谷直義

  前売り¥3500(当日¥4000)

  問合せ:みんわ座(☎03-3710-1061)  info@minwaza.com

 

若林正の

食って極楽!

 原宿のチャーハン屋

     〜「もつチャーハン」

  結婚式の司会の仕事でよく原宿に行く。あの界隈は若者ばかりでとても入る店などない。必然的に吉野家か松屋かロッテリアになってしまうのだが、このあいだ駅から式場に向かう路地のビル2Fにこの店を見つけた。店名とおりチャーハン専門店だ。

  売り物のチャーハンが¥580。一番人気は「あんかけチャーハン」¥680.チャーハンに溶き卵入のアンがたっぷり掛かっているもので、ふつうチャーハンはパラパラに香ばしく炒めたのが美味なのだが、これは不思議にアンが掛かっても香ばしさはしっかり残っている。ネギ、チャーシュー、レタスが入ったチャーハンは、しっかり味が染み込んでいるが、塩コショーだけの味ではなくけっこう複雑な味わいを醸している。

  独特のソースで調理しているらしいが、たしかにそこらのチャーハンとはぜんぜん違う。ランチセットはプラス¥120で水餃子3個、サラダ、スープがつくのでお得。これは良い店をみつけたと思ったのだが、残念ながら、私の世話になっている事務所がその会場から撤退することになってしまった。仕事以外に原宿に行く時は・・・・ないよなァ。

○渋谷にいったとき寄り道するか度

=3ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その268

唖蝉坊没後、70年

             上島敏昭

                

  東中野駅前のポレポレ坐で、327日に「今よみがえる唖蝉坊」という催しが行われる。2月9日には両国のシアターXで、ピーターブルックの演劇の音楽を担当している土取利行が、やはり「唖蝉坊・知道を演歌する」という催しがあった。なぜ、いま、唖蝉坊(?)と思ったら、今年は没後70年の区切りなのだという。演歌師・添田唖蝉坊(18721944)は、いわば演歌中興の祖。自由民権運動の政治的アピールの歌であった「演歌」を、庶民の喜怒哀楽を歌う芸術にまで高めた人。「ラッパ節」「のんき節」「まっくろけ」などはまだ覚えている人も多いし、自伝「唖蝉坊流生記」も川端康成の「浅草紅団」のネタ元になった名著。

  その子息の添田知道(190280)もやはり演歌師で、♪パイノパイノパイ・・・で有名な「東京節」をはじめ「復興節」、あるいは「ストトン節」などはよく知られている。それ以上の業績とされるのはその著作で「演歌の明治大正史」「流行り唄五十年」「日本春歌考」などがある。

  ポレポレ坐の催しの企画構成者・木村聖哉には「添田唖蝉坊・知道」(リブロポート)という二人の評伝がある。この本によると、唖蝉坊名義の本も、じつは知道が書いていて、唖蝉坊を語るには知道を語らざるをえず、また知道を語ることは唖蝉坊を語ることでもあるという。二人が一体となって大正から昭和初年までの演歌を支えていたのだろう。下谷万年町の、いわゆる貧民窟に住んだが、その生活実感が歌や著作物を生き生きとさせている。

  知道の資料は、現在、横浜の神奈川近代文学館に所蔵されていて、昨年春、その展示がおこなわれたが、そのなかに知道と山本周五郎が肩を並べて写っている写真があった。演歌師というより文学者なのだ。

  唖蝉坊・知道を見直す動きは、1995年の阪神大震災のときにもあった。ソウルフラワーユニオンが、知道の「復興節」をはじめとする唄をロックにアレンジしチンドン編成で歌って被災地を廻り話題になった。また、ソウルフラワーにも参加している大熊ワタルが組織するユニットは「シカラムータ」と名乗っている。シカラムータはイタリヤ語で、鳴かない蝉。唖蝉坊の墓碑に刻まれている言葉から拝借したらしい。

  小沢昭一さんもCDに「ああ金の世や」や「金々節」など、唖蝉坊の歌をよく吹き込んでいるし、カンカラ三線の岡大介も歌っていて、現代の音楽シーンに、確かに受け継がれてきている。

  今年はたまたま70年ということでイベントが重なったのかもしれないが、中国・韓国への異常な敵視、軍備増強、ナショナリズム高揚…など、国がどんどんおかしな方向へ突き進んでいくなかで、政治の歌としての演歌が、再び生まれる予兆なのかもしれない。