Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                       通巻271号 毎月1回発行    2014年6月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                 郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

☆お知らせ

 ヘブンアーティスト、第14回の募集はじまる。応募用紙(HPよりダウンロード)に必要事項を記入の上、映像資料(音楽部門は音源資料を同封の上、応募先(〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都生活文化局文化振興部文化事業課内ヘブンアーティスト事務局)まで郵送。応募〆切:6月30日(月)

★浅草雑芸団の旅(これからの予定)

△蕨駅前・あさがお&ほおずき市   ○蕨駅東口一番街・末広公園

7月5(土)・6(日) 11001600  バナナの叩き売り ほか

△花浅草時代錯誤(はなのあさくさじだいさくご)   ○浅草・木馬亭

  7月12(土)1800  料金¥2000(当日¥2300)※お土産付

   昭和時代まで浅草を中心に行われていた、日本の(古臭い)大道芸を集めて・・・

★今月の大道芸公演

△ダメじゃん小出ソロライブ「負け犬の遠吠え」vol,30   ○しもきた空間リバティ(世田谷区北沢2-11-3 イサミヤビル4F

  6月13(金)1930  /14(土)14001800

  ¥2500(当日¥3000)

予約・問合せ☎080−3306−4695  メール:makeinu11djk@yahoo.co.jp

△東京マイムフェス2014   ○戸野廣浩司記念劇場 (JR西日暮里駅より、徒歩5分)

  6月10(火)〜15(日)※10日〜13日=1930開演  14日・15日=1500開演

10日:エディー、ながいなおき、きうすけ、松沢玲子、たかくわえみ、鈴木政彦

11日:一糸堂、石川紫織、リオ、松本隆良、しいなまん、

12日:Bijuree as D`haruma、クラウンショー・副交感神経、 又吉春香、エディー、あがりえ弘虫、CandyColette

13日:山本光洋、紙磨呂、岡村渉&黒木夏海、歩、芦田達也、ささけんゼミ

14日:清水きよし、メランコリー鈴木、同級生、Okk、きだたまき、マイムトループ・グランバルーン

15日:ヨネヤマママコ、山田とうし&細川未、ふくろこうじ、藍木二朗、かけくみこ、イガライッシュウスケ

料金10日〜13日=¥2500(当日¥3000、小学生¥1000)  14日・15日=¥3000(当日¥3500、小学生¥1500)  6日間通し券¥10000

  予約・問合せ☎080-3345−4028  メール pantomimeweek@gmall.com 

 

若林正の

食って極楽!

 エスニックごはん

 〜代々木公園・タイフェスティバル

  陽気も夏めいてきた五月中旬、代々木公園のタイ・フェスティバルに出かけた。天気ピーカン、昼どき。原宿駅から大行列で、ふだんは5分の行程を20分も掛かって到着。会場はすでに大混雑。タイ料理の屋台80軒、それぞれに長い行列が出来ていた。

  看板をながめて、良さげな店に並び、ヌードルに牛焼肉、炒め物を購入。すべて¥500均一。どれも独特のスパイス、香葉、ナンプラーが効いて、んまい、んまい。本場の料理だけあって唐辛子がハンパなくから〜い。ビールを飲むと、炭酸がしみて辛さ倍増。女房が食べてる鶏肉の蒸し料理を一口拝借。ムム、これは辛くなくて、砕いたナッツが香ばしくて美味。アイスクリームの店も出ている。ココナッツとジャックフルーツのアイスを食べる。

  大きめの果実が混ざってて、とてもんまい。口の中も落ち着く。更にフルーツの店でマンゴーとドリアンを食す。ドリアンは女房が気に入り、匂いもなにするものぞとバクバク食べる。近くの人が振り返るほど臭うが、人ごみを掻き分け2時間あまり食べ歩き、満足満足。そんなわけで、翌週の「ラオスフェスティバル」にも出かけた。似たような料理だが、お客は三分の一。やはりドリアンをバクバク食べた。

○アジアご飯は口にあう度=50ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その271

TACT/FESTIVAL2014を見て

              上島敏昭

   TACT/FESTIVALと称して東京芸術劇場が海外からダンス・アクロバット系のパフォーマンス集団を招聘、公演を行った。このフェスティバル、今年で5回目になるとのこと。恥ずかしながら、私、そのような催しがあることなど、昨年までまったく知らなかった。昨年、どこからか情報が入って、モロッコのアクロバット集団による「Chouf Ouchouf (シュフ ウシュフ)」という公演をみた。これが、同フェスティバルの公演で、同時に劇場内のオープンスペースでカナダの劇団が羊の放牧を芝居仕立てにしたパフォーマンスもやっていて、これは無料だったので、子どもやたまたまやってきた人たちも面白がって見学していた。

  今年は、いろいろなところでこの催しのチラシを見て、気になっていたところ、「ながめくらしつ」公演に、折込広告が入っていて、なんと通常料金の半額で見られるというので、早速申し込んだ。

 今年は全部で、三つの有料公演と二つの無料公演。どれも3、4日ずつの公演なので、けっこう忙しかった。

 公演名と宣伝文句は次の通り。

「リメディア〜いま、ここで」(カミール・ボワテル):フランスのヌーボー・シルク。国際マイムフェスティバルで最優秀賞を受賞。

「ハンスはハイリ〜どっちもどっち」(ズィエルマン エド・ペロ):スイスのアーティストユニット。ダンスとアクロバットとサーカスが融合したパフォーマンス。

 「夢見るための50の方法」(劇団コープス):カナダのコンテンポラリーダンス、フィジカルシアター。不眠症患者が夢想の世界に誘う。

 以上が有料公演。

「ひつじ」(劇団コープス):昨年につづいての公演。こちらは昨年同様、オープンスペースで無料公演。

「ユーディの冒険」(劇団B-Floor):タイのフィジカルシアター。タイのクラフトワークショップとかタイ文化の紹介なども。これも無料。

  なお、このフェスティバルとは別の催しながら、この期間中、劇場前の広場では大道芸フェスティバルも行われていて、天気もまずまずだったおかげで、劇場の内も外もお祭り空間になっており、無料公演は、いっぱいのお客さんで賑わっていた。

 

  まず、サーカス系の二つの公演について感想を述べておきたい。

「リメディア」は、出演者は10人ぐらい。三部構成だが、それぞれの関連は薄い。上演時間に合わせて3つの作品をつなげたのだろう。幕開きの第一部が面白かった。幕があくと舞台はガラクタが積み上げられた倉庫のような場所。男が出てきて、電気のスイッチを入れると、明かりが付く、と同時に火花が飛んで、何やら壊れる。その男は照明オペレーターらしく、舞台下手の席に付いて、合図を出すとニュース音が流れ、舞台照明が入る。と同時に舞台のガラクタが、またすこし崩れる。人物が登場し扉を開けると、扉が壊れ、上着を脱いでハンガーにかけるとハンガーが落ち、机に荷物を置くと、机の足が折れ・・・と、どんどん壊れ、出演者が崩れる物体を避けて逃げると、それを追いかけるようにさらに舞台が崩れる。最後は倉庫然としていた装置が全て崩れて、ガラクタまみれの舞台になって終了。帰りに「ドリフターズだね」と言っていた人がいたが、ここまでやると爽快ではあった。

  「ハンスはハイリ」の出演者は7、8人だったろうか。舞台には巨大な四角い箱が置いてある。その箱は4つの部屋に分割されている。この舞台の眼目はこの箱がゆっくりと回転すること。舞台いっぱいの巨大な箱が回転するというだけでも面白い。いままで床だった平面が次第に傾き、やがて壁になり、そのあと天井になって、また床になる。そこにいた人間は、机を前に椅子に座っていたはずなのに、いつの間にか椅子からずり落ちて、さっきまで天井だった床にへばりついている。やがて、各部屋の通路を行き来したかと思うと、箱の外に出て回転する箱の周りを歩いたりもする。奇想天外な面白さであった。

  「夢見るための50の方法」は「ひつじ」を演じている劇団コープスの、劇場での演目。前記の2公演は中劇場だが、こちらは小劇場での公演。装置も小規模で、眠れぬ夜にウトウトしながら浮かんでくる妄想というイメージだろうか。舞台奥にある扉が開いて奇妙な男女が飛び出したり、逆にそこに吸い込まれるように入っていたりして、なかなか魅力的な舞台だった。

  無料公演のタイの劇団による「ユーディの冒険」は、手袋を丸めたような人形を少年に見立てて、お客にも参加してもらって旅をしていく物語で、影絵を利用したり、新聞紙を貼り合わせて大きな幕を作ったりして、楽しかった。

 

 というわけで催し自体は楽しく拝見した。値段も決して高くなく、さらに半額だったおかげで、コストパフォーマンス的には満足でもあった。しかしその安い入場料金でありながら、客席は7割程度の入りだったのは寂しかった。演劇というにはスターが出るわけでなし、サーカスといっても空中ブランコもない。どういうところに営業すればお客を集められるのか。公演自体は十分に楽しかっただけに、こういう芸能の面白さを広めることの難しさを考えざるを得なかった。