aidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                              通巻281号 毎月1回発行    2015年4月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                      郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★ニュース

  2013年に休園となった「日光猿軍団」を、反省猿で知られる村崎太郎氏が、復活させることになった。429日より営業とのこと。

★今月の大道芸公演

△廿日会祭大道芸2015 http://www.amarulabo.com/hatsuka2015.html    ○静岡市浅間通り商店街

  4月1(水)〜5(日)全日出演 なるせ女剣劇団 ジロー今村 エンジョイJOY

  1日〜2日・インダスガンジスドーダス、1日〜3日・アレッグ、ポテ、2日〜3日・くす田くす博、2日〜5日・東京マッド、Hiroki、ジョー次

  3日〜5日・おっとちゃん、メランコリー鈴木、3日〜4日・加藤みきお、ひこひこ、わっしょいゆ〜た、

4日〜5日・ダメじゃん小出、チームファニスト、その他(あまる、紙麻呂、米屋遊、ヒョウガ、など

正午より日没まで大道芸、1800より2000まで「芝居小屋シアター」

△第61回全日本チンドンコンクール  http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/cin/top.html ○富山県民会館、平和通り、グランドプラザほか

  4月3(金)〜5(日)

  東京・大阪・九州をはじめ全国のチンドン屋さんが集い、磨き上げた技芸を競う大会。

△六本木ヒルズ春祭り2015 http://www.roppongihills.com/events/2015/04/rh_spring_festival/  ○アリーナ周辺

  4月3(金)〜5(日)

  彦一団子、江戸太神楽丸一、和太鼓、ピカチューなど

△ヨコハマ大道芸2015 http://daidogei.jp/   ○みなとみらい21、吉田町通り、イセザキモール12St、石川商店街

  4月18(土)・19(日)

KYOTO大道芸祭2015 http://www.npokpa.com/KyotoStreetProject/fes2015/   ○新風館(京都・地下鉄「烏丸御池駅下車、徒歩1分」)

  4月19(日)10301700 

  Um-pa、チムチムサービス、ロッキ〜、CLOWN JIN、風船師ヨッシー、WAO!!、さくら組、PerformerKANA、渡辺あきら、パントマイムプロレス

 シンクロニシティ

△ラブリー恩田あそびないと 春の巻:金子ざんさんと       ○道楽亭(新宿区新宿2145坂上ビル1F ☎03-6457-8366

  4月22(水)1930

  ¥2000(打ち上げ¥3000)

  予約☎03−6457−8366 www.ryus-dourakutei.com

428フェスティバル2015 http://project428.wix.com/428festival#!tickets/cq53  ○春野山の村(静岡市浜松市春野町杉943-1

  424(金)〜26(日)ファイアーパフォーマンスミーティング・ワークショップ&合宿

  8500(宿泊費はプラス500円(一泊)

△第40回野毛大道芸 http://nogedaidogei.com/   ○横浜市野毛地区

  4月25(土)・26(日)

  ゲスト・イシャムディン(インド大道マジック)

◎野毛坂:ハモニカクリームズ、ペッピ・ザ・クラウン、アルカマラーニ ダンス オリエンタル カンパニー、しょぎょーむじょーブラザーズ、

中国雑技芸術団(中国雑技)、◎本通り:雪竹太郎、デビット・ラムゼイ、 三雲いおり、オーモナモさんのグランドサーカス、

山本光洋、サブリミット、くるくるシルクDX、 桔梗ブラザーズ、ケチャップリンたび彦、ヘルシー松田、 東京うぐいす座、

つしおみ、◎柳通り:あがりえ弘虫、セ三味ストリート、けん玉師 、Syan、◎ほか:タカパーチ、チムチムサービス、クラウンジュカなど 

△高円寺びっくり大道芸2015 http://www.koenji-daidogei.com/2014/  ○高円寺駅周辺

  4月25(土)・26(日) 

△清水みなと大道芸2015 http://www.dream-plaza.co.jp/event/detail.php/3   ○清水マリンパーク一帯

  5月3(日)〜5(火・祝)

  3日・ Syan、目黒陽介、健山、サブリミット、アコる・デ・ノンノン、紙麿呂、ひこひこ、Little Tailors、ポテ、三雲いおり、(回遊)Oska!

  4日・クラウンジュカ、火付盗賊、くす田くす博、ダメじゃん小出、ザーキー岡、池田洋介、ジョー次、あまる、三雲いおり、(回遊)パオトリオ、(回遊)ガンジスインダスドーダス、◎5日・ サクノキ、石原耕、ダメじゃん小出、池田洋介、ジャグリングドラゴン ヒョウガ、BOX ACTOR YAYA、セクシーDAVINCI、マジカルTOM、三雲いおり、(回遊)パオトリオ、(回遊)ノン&モンモン

(体験ブース)5/35/4 SEOPPI(スポーツスタッキング)Polka Dots(フェイスペイント)

TACT/SESTIVAL2015   www.geigeki.jp/      ○東京芸術劇場(池袋駅前)

  5月3(日)〜6(水・休)

  クレール・リュファン「眠れない〜Linsomnante3日・19004日・14005日・16006日・1400

 ジョゼ・モンタルヴォ「アサニシマサ〜魔法の呪文」3日・17004日・16005日・14006日・1600

  劇団コープス「ひつじ」(観劇無料)3日・18104日・15105日・15106日・1510

  1公演¥2500(子ども¥500)  2演目セット¥4000(東京芸術劇場ボックスオフィスのみ取り扱い)☎0570−010−296

とよはしアートフェスティバル2015 『大道芸inとよはし』   ○穂の国豊橋芸術劇場プラット

  5月3(日)〜5(火・祝)

△ひたち国際大道芸2015 http://www.civic.jp/daidogei/   

  5月9(土)12002000日立駅周辺  /10(日)12:0017:00多賀駅周辺 

 

若林正の

食って極楽

裏道の美味い蕎麦屋 

        〜向島・雀のお宿

墨田区向島は、我々雑芸団の正月恒例行事、春駒を回らせていただいている町である。そのとき門付けさせてもらっているがこの店。先日、家族でお彼岸の墓参りに行った時、ちょうど弟のクルマで来ていたので、じゃあと一族大移動して入った。

見番通りの一本裏の路地に、ひっそりとある。門付けのとき、入り口の献立表を眺めて気になっていたのだ。幸いに空いておりひと安心。奥に長い店内はこぎれいで落ち着く。江戸蕎麦850円。大根おろしの汁に味噌を溶いたタレで蕎麦をすするという、江戸時代の食べ方の盛り蕎麦。これに一口サイズのご飯物が付いて1250円なり。ワタシは焼きウニご飯。女房はすき焼き蕎麦1050円。小鍋仕立てのすき焼きで、その割り下で盛り蕎麦を食す。

蕎麦がんまい!手打ちで、香り高くコシも強く、大根おろし汁に良く合うな〜ご飯も美味。ただし…量が…。江戸っ子から「野暮だね〜」と言われそうだが、この量なら五人前でも足りん!高級蕎麦屋は何故に量がこんなに少ないのだー!!

とはいえ、家族みな満足したお彼岸の昼食だったのだ。

○懐に余裕あればホントに

五人前食いたい度=6ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その281

苅萱の物語と人魚

            上島敏昭 

 国立歴史民俗博物館の「大ニセモノ博覧会」に出かけた。「大」という割には二部屋使っただけの展示で、騙された!とは思ったが、そもそも「ニセモノ」展なのだから、騒ぎ立てるほうがヤボというものだろう。狙いは、偽物、贋作、イミテーションの文化誌ともいうべきテーマで、興味深く触発されるところも多かった。

 その一つが、人魚。展示品は当館所蔵の人魚のミイラだったが、解説では学文路苅萱堂の人魚に触れていた。苅萱の伝承は苅萱道心・石童丸父子の悲劇で、説経節、謡曲、絵解きなどで伝えられてきた。しかし、いずれにも人魚は登場しない。ところが、なぜか高野山の麓、学文路(橋本市)の苅萱堂には、石童丸の母・千里御前にかかわる秘宝として、人魚のミイラが所蔵されてきた。

 高野山は女人禁制であったため、子息の石童丸とともに高野山を目指してきた千里御前は、石童丸を山に送り、自身はこの地でその帰りを待つうちに、病を得て亡くなったとされている。人魚は、その千里御前の守護仏とのこと。人魚を食べて不老不死になった八百比丘尼伝承もあるから、人魚は不老長寿の守りなのかもしれない。

 調べてみると、千里御前は朽木氏の出身という伝承があるようだ。朽木郷は琵琶湖の西の山中にあり、鯖街道の要衝。つまり若狭国と京都との中継地。若狭は八百比丘尼の本拠である。また、日本初の人魚出現記録は、推古天皇二七年、近江の蒲生川であること、日野町には人魚塚があることなどを思えば、近江国は人魚との関わりがとくに深い。

  また、高野山苅萱堂発行の『苅萱と石童丸絵伝』という冊子を見ると、苅萱道心・石童丸父子の主筋(親子と名乗らずに師弟として仏道修行し親子地蔵と祀られる)とは別に、苅萱=加藤繁氏の出家前のエピソードとして、繁氏とその正妻である桂子との出会い、また繁氏と側室・千里との出会い、さらに桂子と千里の確執など、男と女の生々しい下世話な話が、これでもかと思われるほど記されていて驚いた。おそらく、学文路の苅萱堂では、人魚などの秘宝を御開帳しながら、千里御前の物語として、こうした男と女のあけすけな話を唱導していたのではないだろうか。

人魚といっても日本の人魚ミイラはかなりグロテスクで、たぶんその伝承もメルヘンチックなものではなかったのだと思う。