Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                              通巻284号 毎月1回発行    2015年7月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                      郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★ニュース

  今年の靖国神社みたま祭(713日〜16日)は、露店・仮設興行等の出店がありません。「英霊に対し目障り」とその筋が判断した模様。安倍晋三とその一味が国家総動員・戦時体制に向けて着々と橋頭堡を築いているようです。

★浅草雑芸団・ほおずき市木馬亭公演

「永久に回れ 地球ゴマ!〜科学見世物と縁日の科学」   ●浅草・木馬亭

  ●7月10日(金)1830開演 ゲスト=タイガー商会元工場長・巣山重雄、桐生からくり人形芝居保存会、たけちゃんしんちゃんほか

    演目:地球ゴマ街頭販売の再現、巨大地球ゴマ実験、平賀源内とエレキテル&唐辛子、からくり人形実演、ジャグリングの数学的改題、百人おどし、人間非破壊検査などなど

    予約・前売り¥2000(当日¥2500)

    電話・FAX:03−338−4348  e-mail:  zatugeidan@hotomail.co.jp 

★今月の大道芸公演

△かっぱ橋下町七夕まつり http://shitamachi-tanabata.com/  ○台東区・かっぱ橋本通り

  7月5(日)10001900

  川原彰、チクリーノ、クラウン ピンキー、nani-sole、張海輪

△キラリふじみ「サーカス・バザール」  http://www.kirari-fujimi.com/   ○埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

  7月11(土)〜12(日)大道芸(10001500)/ジャグリングワークショップ(1130より)

   サーカスショー(111430〜/121230 有料(一般¥1000.中学生以下¥500

   ムンボノーボぽこブヨーダン、三雲いおり、Hitty&Bosch、ブラックエレファンツ、ATSUSHI、喜多和裕、KENTA、油布直輝、沢入国際サーカス学校、

   デュオ・アビマノーラ、ナナ・キヨノカ、サクノキ、シルヴプレ、ヨシ

△まつもと街なか大道芸 http://www.go-mmd.jp/     ○大名町通り、中町通り、高砂通り、ほか

  712(金)10301830

  江戸糸あやつり人形、伊藤佑介、川島由美、Nao & Wagan BrothersTOKYO雑技京劇団、CLOWN LOTO、サンキュー手塚、リスボン上田、Mei

なつかよ、ダメじゃん小出、知念大地、沙羅璃、Entertainer Hi2、セクシーDAVINCI、加納真実、芸人まこと、せせらぎ、ザーキー岡、Cocochi-kit

空中キャバレー、鈴南玉恵、Okknani-sole、清seino野、YUMIRKO、中国雑伎芸術団、マサトモジャ、チクリーノ、ボールド山田、ゴールデンズfrom大駱駝鑑

△御宿・牛舎8号/一宮柚庵Performance Festival https://www.facebook.com/gyu8festival    ○千葉県夷隅郡御宿まち、長生郡一宮町

  7月19(土)〜20(日) 

  三雲いおり、セ三味ストリート、Paformer KANAEntertainer Hi2Mr.BUNBUN、ユキンコアキラ、山本光洋、シルヴプレ
7/19おんじゅくフロンティアマーケット・牛舎8 11:0016:00 昼は大道芸
17:00
18:45 牛7ステージにて 夜はステージショー(当日のみ2500円 幼稚園小学生1000円)
7/20一宮町東浪見「柚庵(ゆずあん) 11:0016:00
17:00
18:45 柚庵母屋にて 夜はステージショー(前売り3000円 当日3500円 幼稚園小学生1000円)

△鶴来の夏祭り「大道芸がやってくる!! http://www.viva-shishiku.com/    ○石川県白山市

 ●7月26(日)〜31(金)

  ポテ、Jaggler kentaro、エンジョイJoy、ちゅうサン、マジシャンルパン、SATOSHI、きよのか、泥舟あんこ、油布直樹、JAMES,あまる、おいかどいちろう、河童&いっちローズ、笠谷ん、ケンタ、カナールペキノワ

△北の大地de大道芸    ○帯広市内各所

 ●8月15(土)〜16(日)

 

若林正の

食って極楽

 元気いいけど

〜蕨・「ダンダダン酒場」

蕨の駅前の眺めは、ここ四十年くらいは変わってない。ケヤキの木が植わったロータリー、周りにある蕎麦屋やパチンコ屋、和菓子店に交番・・・。だが多少店が入れ替わる一画はあり、気付くといつの間にか知らない店がオープンしている。

ここも回転寿司だったけど、いつの間にか「餃子居酒屋」という妙な看板がかかっていた。入ると、「いらっしゃいませー‼」やたら元気な大声で迎えられるが、夜9時の駅前店にしては入りが少ない。我々含めて三組。大丈夫か?早速注文。ホッピー\400に店の売りの餃子\450。でも焼き餃子に水餃子の二種類しかないぞ。店員は「絶対うまいっすから」と太鼓判だが、食うとほとんど肉団子。食いごたえあるが、好みじゃない。野菜多めがいいな。

でも香菜サラダ\580は良い。コリアンダーという香り強いハーブが山盛り。ホッピーの中身(焼酎)をお代わりすると、焼酎入れたヤカンを持った店員が「ストップかけるまで注ぎますから」と景気が良い。ならば、とグラスいっぱいまで注がせようとしたが、半分過ぎで止めやがった。ケチ臭いな〜。でもツマミは結構盛りがいいし、味も悪くない。も少し繁盛してもいいと思うけど、この調子ではまた店が変わってしまうのかな?

○無くなる前に、も一回行こうかな度…2ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その284

両国パフォーマンス学会の感想 

上島敏昭 

 6月27日、両国門天ホールで、「第3回両国パフォーマンス学会」という催しがあった。「学会」とは称していても、大学の先生たちの研究会ではなく、「にぢゅうまる企画」主催の催しで、実質的な企画と司会進行は、同社代表のハードパンチャーしんのすけ氏が行った。内容は、発表順に、@ふ〜「例のあれ、なんて呼ぶ?」、A戸崎拓也「絶望の世界で、それでも僕達は幸せに生きていく」、B日向大祐「劇場型マジックショーの創り方とその可能性」、C西野順二「続々ジャグリング学研究」、D青木直哉「僕が『書くジャグリングの雑志:PONTE』の編集長になったわけ」、休憩をはさんで、E大久保康平「奇術未来論」、F竹内政則「大道芸人はどこから来たのか。」、Gダメじゃん小出「スマパ普及の陰で生き延びるガラパー」、H大島幹彦「プラコメ・カバレット時代をふり返る」。このうち、青木直哉氏と大島幹雄氏は主催側からの依頼で、それ以外は公募の講演。

 私は少し遅れて入場した。それほど広い会場ではないが、4050人は入っていて満員の盛況。@は聞きそびれたが、一人20分ぐらい発表し、つづいて質疑応答という進行だった。A、B、Dはマジック、C、Dはジャグリング、F、G、Hは大道芸系のパフォーマンスに関する発表という構成で、ジャグリングと大道芸は重なることも多いが、マジックは交流が少ないために、なんとなく質問や意見が交わらないような場面もなくはなかったものの、発表も意見も活発で熱気のある催しだった。

 私もマジック業界はほとんど知らないので、理解できないところなどもあったが、知らない世界を垣間見ることもできた気がして、それはそれで面白く、たいへん興味深く拝聴した。ここでは大道芸に関わる発表についての感想を記しておきたい。

 

竹内氏の発表は、「大道芸」という語がいつ生まれたのかというもの。何気なく使っている「大道芸」という呼称が、いつ生まれたのかなどと改めて考えたことはないが、いろいろ読んでいて、それほど古い言葉ではないとは思っていた。辞書に登場するのはどうやら大正時代以降とのことらしい。そんなに新しいのかとびっくりした。

「和英語林集成」という慶応3年(1867)発行の最初の和英辞典から調査をはじめ、それ以後の二版、三版とあたっての調査は説得力がある。慶応3年版の同辞書には「大道芸」はないが、「大道」はあり、「角兵衛獅子」「太神楽」「傀儡師」などはある。その後、大道店、大道講釈などの語は登場するが大道芸は結局、記載なし。いただいた資料によれば、「大道芸」が登場するのは、明治27年(1894531日、朝日新聞、かっぽれの梅坊主の記事中にあるものが最初という。気になったので翌日、図書館に行って、「日本国語大辞典」(小学館)を当たってみた。この辞典は、用語の実例も載っているので初出もわかるかもしれない。「大道芸」を調べると、「大道で演じて見せる芸。大道演芸」とあるが用例はない。「大道演芸」を調べると「大道芸に同じ」とあって、用例として「報知新聞―明治34年(19011125日、<園中には神楽台、両国八景、講談師、大道演芸、生人形、居合抜等の催しあり」と出ている。竹内氏の指摘した記事は、これより早く、「大道芸」の語の登場としては、もしかしたら、大発見かもしれません。

ダメじゃん小出の発表は、最近の大道芸系パフォーマンスの動向を携帯電話やWebの進化になぞらえて分類したもので、茶化してはいたが、かなりするどい指摘だと思った。つまり、テクニックとアートを追求していく最近のパフォーマーをスマホ系パフォーマー、略して「スマパ」、逆に昔ながらのお客さんとのコミュニケーションを重視する古いタイプを、ガラパゴス系パフォーマー、略して「ガラパ」と呼ぶというもの。さらにもう一つ、投げ銭を最優先に求めて妙に感動を売りにする人たちも、そのパフォーマーの名前をもじって○○系と呼んでいて、私には面白かった。1990年ぐらいから始まった日本のパフォーマンス界も大きく様変わりし、パフォーマンスの形態もお客もそれをとりまく環境も変わっている現状を捉えており、「スマパ」、「ガラパ」という言葉はこれから定着しそうな気がする。

 

大島氏の発表は、大道芸で活躍していたパフォーマーたちを集めて始まった舞台のライブシリーズの総括。プラコメは中野planBを会場に1998年3月から20012月まで36回公演、カバレットはその直後、川崎のチッタを会場に3回行っている。プラコメは「月に一度の大誤算」をキャッチフレーズにして、パフォーマーが毎回さまざまな工夫を凝らした作品を見せてくれて実に楽しかった。これがきっかけでplanBでは続々と大道芸系パフォーマーによるライブが行われるようになった。私は9.11のテロのときplanBにいた。その催しはプラコメだったと記憶していたが、その時点でプラコメは終了しているので別のパフォーマーの催しだったのだろう。いずれにしても、それまでは個々の活動、しかも営業に限られていた大道芸を、別の次元に引き上げた催しとして意義深いものだったと改めて思った。