Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                              通巻286号 毎月1回発行    2015年9月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                      郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★今月の大道芸公演

△シアター・ジャグリング・ストリーム2015 http://tjstream.com  ○神楽坂セッションハウス

  8月29(土)13001730  Aプロ Circus without Circle、社会人ナイト、ながめくらしつ、

8月30(日)13001730  Bプロ Juggling Unitピンクトル、APPA、イル・スペオピーレ

  ¥3500(1公演)、¥6000(2公演)

△第18回ながの大道芸フェスティバル  http://www.nagano-saijiki.jp/event/list.html ○中央通り一帯および権堂広場など

  9月4(金)・5(土)

  サンキュー手塚、加納真実、セクシーDAVINCI、フェイスペインター☆ミホウ、un-pa、作芸人磨心、段海波、アパッチ、健山、ほか

△さっぽろパフォーマンスカーニバル だい・どん・でん!   http://www.daidonden.com/index.php ○さっぽろホコテン

  9月5(土)・6(日)

 桔梗ブラザーズ、川原彰&奥田優子、セ三味ストリート、シルヴプレ、clown LOTO!!Yu-ki、大道芸人はなまる、リーリー・ブロッサム、

森田智博、ジャグラー・コーヘイ、クラウン・リオ、トイシアター、バルーンパフォーマーp0p0

△第二回宇治大道芸大会  http://ujidaidougei.jimdo.com/  ○京都府宇治市・近鉄大久保駅高架下

 ●9月6(日)1000

バルーンパフォーマーMAY、Mr.↓YU↑、にじいろ風船師みずき、モダンライト、performer KEN☆、パフォーマーみっきゅん、

ダメじゃん小出、木下洸希、大道芸人ミスターバード、ジャグラーみぞん、無重力パフォーマー ポテ

△アークヒルズ秋まつり   http://www.arkhills.com/event/5935.html  ○アークヒルズ・カラヤン広場

  9月11(金)〜13(日) 結、ちっち、雅轟太鼓、和豪.JP、こと

△集まれ!池袋みんなの大道芸  http://www.geigeki.jp/performance/event116/  ○池袋・東京芸術劇場前広場

  9月12(土)・13(日)/ 10月3(土)・4(日)/12(月・祝)/24(金)・25(土)/11月7(土)・8(日)

  (日替わり)関口大、中国雑技芸術団、めりこ、Stiltango、 なつかよ、加納真実、知念大地、ボールド山田、内田しげ美、Marin Balloon、エディ、ひこひこ、サクノキ、ゴールデンズby大駱駝艦、せせらぎ、Asako、ちゅうサン、マジカルTOMJIDAI

△第15回ヘブンアーティスト公開審査会  www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/  ○池袋・東京芸術劇場前広場

  9月16(水)1300〜 音楽部門 /9月17(木)・18(金)1130〜 パフォーマンス部門

天保山ワールド・パフォーマンス・フェスティバル2015  ○天保山ハーバーービレッジ

  9月19(土)〜22(火)

13回深川美楽市大道芸  http://birakuichi.wix.com/birakuichi  ○深川資料館通り、三好・白河かいわい

  9月23(水・祝)

△第3回浅草PPパフォーマンスフェスティバル2015  http://ameblo.jp/asakusapp/  ○ブロードウェイ通り、花屋敷通り、ほか

  9月19(日)〜23(水・祝)

△国際コメディシアターフェスティバル  http://h732.net/comedy/   ○福岡県志免町大正町商店街、シーメイト、h732シアター

  9月26(土)〜10月4(日)

  (シアター)シルヴプレ(9/28,9/29)、重森一(9/28,9/29)、パリセス・演劇組織KIMYO・劇団んいい(9/30,10/1)、三雲いおり(10/2)

即興劇集団インプロモーティブ(10/3,10/4)、清水宏(10/3,10/4)

(大道芸・日替わり)池田洋介、un-pa、加納真実、ガンジス・インダス・ドーダス、パントマイムプロレス、カナールペキノワ、Mr.BUNBUN

松本かなこ、ユキンコアキラ、BARON

△第17回月潟大道芸フェスティバル2015  http://tsukigata-daidogei.com/  ○新潟県南区月潟商店街

  9月27(日)

  ジエン、華千代、Mr.アパッチ、ぼくゆう、ケラ、ヨッピー、Idio2、スタイラーズ、ハッピースマイルみき

 

若林正の

食って極楽

 能登半島の「能登丼」

        〜石川県珠洲市

毎年取り組んでいる朗読公演で各地を巡っている。先週も仙台、丸森町と宮城県を回ってきた。なんつーと、ウマイ物を喰ったと思われそうだが、とんでもない!そんなカネもないし、暇もない。仙台は、餃子の王将と吉野家。唯一の救いは鈴木佳子さん差し入れのお菓子という始末。

その次の金沢、能登では何とか取り戻したいと決めていたところ、能登公演会場のホールで「能登丼」に巡り会う。昼食をホールのカフェで摂ることになり、どうせカレーライス位と思いきや、「能登丼」の文字が!但し値段が1500円‼ う〜む、いいお値段。

公演主催者の方から「こちらで出すのでどうぞ好きなものを」といわれ、遠慮なく注文させていただく。てっきり能登の海の幸を盛り込んだ海鮮丼と思いきや、それは能登牛ローストビーフがたっぷり載った牛丼であった‼

海藻の汁とお新香、更にお土産の箸がついて、実に豪華‼ 界隈では能登丼はこういうモノらしい。肉は柔らかくて量もタップリ。甘めのタレが飯に合い大満足の昼食であった。その後、打ち上げで寿司とか出たが海の側の割りに普通だった。聞けば今漁師さんは夏休みで、新鮮な魚は一週間ほど後でないと、だって。ガッカリ。

○次のサッポロはウマイもん食ったるぞ!度…18ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その286

権力批判と芸能        

上島敏昭 

 

 労音運動から生まれた民族歌舞団「花こま」が川越にやってきたので、久しぶりに見に行った。川越市民会館の会議室を会場にして行われた、アットホームな催しで、演目は水口囃子、獅子舞、筝の伴奏による子守唄、車人形による花笠音頭、面踊り、最後は餅つき囃子で、実際に餅をついて黄粉もちにしてお客さんにふるまった。つきたての餅のおいしいこと。みな大満足の楽しい催しだった。

 私は、面踊りが気になった。花こまの面踊り、話には聞いていたが、はじめて見た。内容は沖縄の基地問題をテーマにしたもので、政治性が強い。インターネットで検索すると次のような画像が出てきた。このお面は鳩山、菅直人、オバマだ。民主党政権のころから演じているのだ。今回演じたものは、現在の安倍政権vs翁長知事+県民という構図を反映したかなり先鋭的な内容だった。この演目を姫路駅前のオープンスペースの舞台で演じたところ、委託管理業者から注意と妨害をうけて、結果的に中止になったという。

 この上演中止事件は、地元では大問題になっていて、インターネットで調べると(中止させたのは)「いきすぎだった」と市長が主催者に謝罪してとりあえず、現在はおさまっている状態らしい。

 

 花こまの面踊りでは、一人の踊り手が語り手の語りに合わせて、次々に面を取り替えて、強者と弱者、善と悪、男と女などの対立するキャラクターを瞬時に演じ分けて、その落差を笑い飛ばすという趣向である。当然、支配者や権力者が悪者にされて、笑いものにされることになる。そういう、権力者批判の芸能は、世界中に昔からある。もちろん日本にもあって、たとえば千葉笑いは、大晦日の夜、千葉寺の境内に城下の人々が自由に集まって、真っ暗ななか更に顔を隠して藩政批判をしたものだといい、最近復活させている。おそらく似たような風習は各地にあるだろうし、「にわか」もそうした芸能だ。

 東日本震災の年、子ども民俗芸能大会に出演した佐喜浜にわか(高知県)では、リーダーシップをテーマにして、震災と原発事故で自失して無能な日本国首相と女子サッカーで優勝したなでしこジャパンの沢選手を対比させて、大喝采を浴びていた。この演目では、首相と沢のほかに、坂本龍馬が時空を超えて登場し、日本の舵取り役について訪ねて回るという趣向で、それも気がきいていた。もちろん中止させられもしないし、注意されたという話もきかない。

 佐喜浜にわかに比べると花こまの表現は、安倍やオバマの似顔面が登場して、かなり直接的で先鋭的ではある。それは花こまのこの演目が沖縄の基地闘争のなかで生まれたからだと思う。むしろ直接的・先鋭的と思う私が、沖縄の人たちほど基地問題に対して問題意識が高くはないということでもあるだろう。 「4人に1人が犠牲となった」という沖縄戦。女も子どもも非戦闘員もない、ほとんど皆殺しだ。戦争問題に対する温度差はいかんともしがたい。この温度差がお客のなかにある以上、現地とそれ以外では、その思いを共有するのははむずかしい。

 時事風刺、政治批判を演芸として行っている松元ヒロと、評論家の佐高信との対談が出たので目を通した。参考になるところもたくさんあるし、おもしろくないわけではないが、この本を、どんなにたくさんの人が読んでも、安倍政権はぜったいに倒れない。はっきりいって絶望的な政治状況だと、私は思う。それでも「笑い倒す」のだと信じて演じ続けるのが、芸能者の姿勢なのだろう。