Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                                    通巻290号 毎月1回発行    2016年1月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                             郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★浅草雑芸団の旅

 2016年1月3日(日)はるこま七福神めぐり                 

       1月5日(火)すみだ郷土文化資料館「お正月の芸能」13301430  入場無料

★ニュース

 阿波木偶箱まわしの会の辻本一英氏が第4回水木十五堂賞を受賞した。この賞は文化財の蒐集家であった水木十五堂を記念して、大和郡山市が設立した伝統文化、自然などを蒐集し社会に貢献した人物を表彰するもの。授賞式は1月31日、やまと郡山城ホールで開催される。

★今月の大道芸公演

△さいたま新都心大道芸フェスティバル     ○さいたま新都心駅周辺、さいたまアリーナ周辺

  ●1月9(土)・10(日)

△ばらチャリファミリーサーカス  http://www.pleasure-p.co.jp/plea_b/  ○名古屋・鯱城ホール(中区、伏見ライフプラザ5F

  ●1月10(日)  出演・プレジャーB

 前売り¥2200(当日¥2500)

  問合せ・申込み:052−483−5959 ダブルテイク w-take@preasure-p.co.jp 

△ヘブンアーティスト in 渋谷 

  ●1月11(月・祝)

 山本光洋 Mr.YU↑ メランコリー鈴木 UN-PA ココナッツ山本 パントマイムプロレス Juggler KaNaTa  Juggler Laby ほか

S-CARGO A GO-GO ( Takeshi and The Escargots presents)            plan-B(中野区富士見町)

  ●1月14(木)2000 /15(金)1500 &19:30

  シルヴプレ & アレックジャポネーズ

  予約¥2500(当日¥2800)

  申込み・問合せ:03−3403−0561(ACCsivouplait@accircus.com

APOFES2016( ひとり芝居演劇祭)  http://www.apoc-theater.net    ○APOCシアター(小田急線「千歳船橋」駅下車)

  ●1月15(金)〜31(日)※各日4回4人公演  ◇Kaja(16・土1730〜  &27・水1900)

1回公演¥1500 /4回公演¥4000 /フリーチケット¥7000

申込み・問合せ:03−6321−7690(APOCシアター)

△山本光洋ソロライブ・かかしになるために・総集編・その1      ○東京ノーヴィ・レパートリーシアター(下北沢)

  ●1月22(金)1930 /23(土)14001800

  予約¥2500(当日¥3000)

  申込み・問合せ:03−3951−1999(山本光洋office

△ダメじゃん小出ソロライブ・新春18きっぷ     ○横浜にぎわい座・地下ホール

  ●1月23(土)14001800

  ¥1500

  申込み・問合せ:045−231−2515(にぎわい座)

△春をことほぐ民俗芸能〜秋田万歳の風景     ○秋田市・民俗芸能伝承館・旧金子家住宅

  ●1月23(土)13:301530

  問合せ:018−866−7095(秋田市民俗芸能伝承会)

△人形演劇 モノがたり◇水仙月の四日  http://www.kirari-fujimi.com  ○富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

  ●1月29(金)1900 /30(土)1500 

  ジャンルグレイ(黒谷都、北井あけみ、塚田次実、ほか)

  一般¥3000、大学生¥2000、高校生¥1000(日時指定・全席自由・整理番号付き・前売り当日とも)

  問合せ・申込み:049−268−7788(富士見市民文化会館キララ☆ふじみ)  

 

若林正の

食って極楽

打ち上げはココ‼

〜西池袋「八五郎」

あっという間の一年、本年は私も赤いチャンチャンコとなってしまいました。しかしながら食欲は衰えも見せず、基本的に食べたいものを食べたい時に食べるということで日々過ごしております。

んで今回は、先日やった私がバンマスのオヤジバンドライヴの打ち上げで行った居酒屋。西池袋の「八五郎」、この店はライヴハウスの近くで十二名の大人数が入れそうということで、さしたる理由はなし。幸い日曜夕方でもさほど混んでおらず、楽々入店。メニューを見るとリーズナブル、そして何よりビール(第三のビールだが)中ジョッキが190円。安い。当日のメンバーは酒飲みばっかりで、これ幸いとビールばっかり頼むわ頼む‼

当然酒飲まない人や焼酎に切り替えるヤツもいたのだが、5時くらいから11時近くまで居座り、なんとジョッキ六十杯(‼‼)を空けたのである。

ちなみに私は七杯だったかしらん?よく覚えてません。お会計がそれでもひとり三千円いかなかったのは素晴らしい店だった。ツマミは、え〜とふつう。 

○酒飲み大勢の飲み会はここかな?度

=5ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり  

☆その290

国本武春、死去。55歳。       

上島敏昭 

 浪曲師の国本武春さんが、1224日、亡くなった。55歳だった。公演のリハーサル中に倒れたと、その数日前に、若林君から聞いてはいたが、まさか亡くなるとは思いもしなかった。私は伊勢大神楽見学の帰りにネットニュースで知り、新幹線に乗ると、「NHKテレビ『にほんごであそぼ』で人気」とのテロップも流れた。

 武春さんと初めて会ったのは、武春さんが浪曲師になったばかり。私もまだ大道芸を始める前で、芝清之氏の『月刊浪曲』を手伝いはじめたころだった。両親とも浪曲師ながらすでに父親はなく、演劇関係の専門学校を出て、浪曲三味線を東家みさ子師に習ったが、やはり浪曲をきちんとやるべきだと考えて、この道に入ったと言っていた。

 

 われわれが坂野比呂志先生の指導のもと、大道芸を始めたときにはバイオリンができるからといって、バイオリン演歌をやってくれた。足立区のイベントや三宅島の公演旅行も一緒に行った。三宅島の公演後の宴会には三味線でロックのフレーズを弾きまくって、一同で大騒ぎした。なんと贅沢な宴会だ。

 まもなく、ヤマハ系の歌唱スクールに通い、津軽三味線コンクール荒らしなどを経て、「三味線ロック」と名づけて独自の音楽活動を展開しはじめた。ちょうどバンド天国などがブームになっており、「歌舞伎ロックス」や「上々颱風」などの無国籍音楽が話題で、そうしたムーブメントの一人として、マスコミに取り上げられるようになった。それでも我々の木馬亭公演にも何度か出演してくれて、真っ赤なタイツに変身する「シャミーマン!」というようなネタも見せてくれた。

 その後、ミュージカルや芝居に出演したのち、文化庁の派遣でアメリカに留学した。これはブルーグラスを体得するのが目的だったらしい。

 実際、それから数年はブルーグラスバンドを率いて、日米両国を巡業している。もちろん遊びではなく、高石ともやさんと永六輔さんの主宰する京都・円山音楽堂の「宵々山コンサート」にも出演するほど評価も高かった。そんなとき病に倒れ、しばらく休養ののち復帰、二度目に「宵々山コンサート」に出たときには、私は楽屋で久しぶりに話をした。「のんびりしたところがいいからって言うので引っ越しました。スイカの名産地ですよ。ワッハッハ」と豪快に笑っていたが、その一方で「一時は治らないって言われました」とも言っていた。

 最後に会ったのは20151月の「松本源之助を偲ぶ会」で、加藤武さん、大西信行さんと談笑されていて、「お元気そうで」と声をかけると、やはり「いやあ、ハッハッハ」と笑っていた。その年のうちに加藤さんも武春さんもなくなってしまうとは・・・。

 新聞はもちろん、ラジオでは大沢悠里さんが「これからの浪曲師なのに残念」とコメントしてその死を悼んだ。私は、彼は浪曲師の枠を超えた人材だったと思う。ノンジャンルの三味線奏者で、ブルーグラスの音楽家で、『にほんごであそぼ』のタレントでもある浪曲師。本当はそれらを統合させて、独自の浪曲、新しい語り物を作ろうとしていたのだろう。しかしそのためにはまだ道なかばではなかったのか。伝統芸能にとって55年はあまりに短い。