Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                                    通巻292号 毎月1回発行    20163月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                             郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★浅草雑芸団の旅

  3月6日(日)のぞきからくり保存伝承・プレ大道芸フェスティバル

  3月19日(土)東京都民俗芸能大会−道の芸・街の芸−  のぞきからくりと飴屋芸いろいろ

★今月の大道芸公演

STREET-ART-PLEX KUMAMOTO「大道芸2016」 http://artplex.jp/information/daidogei/ ○熊本市中心市街地一帯

 ●3月12(土)18302100 / 13(日)12301630

 Mr.BUNBUNNao NEOチンドン☆チロル堂 、 REO King・ 三獅郎 、 RintaroTEN-SHO un-pa Undercover Funk Service、ちんどん鈴乃家 、 コミカルピエロちゃちゃ丸 、 サムくんとメロンちゃん 、シルヴプレ 、フレアバーテンダーYASU、 ユキンコアキラ 、 桔梗ブラザーズ 、 紙芝居屋 ぐれっち、黒田オサム ほか

△東京都民俗芸能大会−道の芸・街の芸  http://tomin-fes.com/list/mingei.html  ○池袋・東京芸術劇場

  3月19(土)・20(日)

    19日・八王子車人形(西川古柳一座)・高木神社の獅子練り(墨田区)・チンドン芸(チンドン芸能社・美香+大場ひろみ+里野立)

・口上芸・飴売り芸(坂野比呂志大道芸塾)・岩手の鹿踊(東京鹿踊+舞川鹿子躍保存会)※東京で継承する日本各地の芸能枠・江戸太神楽(丸一仙翁社中)

    20日・江戸里神楽(萩原彦太郎社中)・青梅の祭囃子(西分町囃子連)・岡田の天古舞(大島町)・江戸曲独楽(やなぎ南玉)・王子田楽(北区)・沖縄のじゅり馬(馬の芸能民俗研究会)※東京で継承する日本各地の芸能枠・浅草寺 金龍の舞(台東区)

  問合せ:☎03−5226−8537(東京都民俗芸能大会係(株式会社SAP内))

△第9回うつのみや大道芸フェスティバル http://www.utsunomiya-daidogei.com/jp/  ○宇都宮市・オリオンスクエア周辺

  3月19(土)20(日)

  idio2、紙麿呂、くす田くす博、ジャグリングドラゴン ヒョウガ、ストレンジ・ディッシュ、大道芸人ジーニー、ta2(20日のみ)、ちゃんへん、ハンガ〜マン、performer MAY、フレアバーテンダータロウ(20日のみ)、ポテ/POTEBOX ACTOR YAYAMiMiMESSE、めりこ、LEO、など

△第16回亀戸大道芸フェスティバル  https://www.facebook.com/kameidodaidougei ○亀戸駅北口・歩行者天国

  3月19(土)〜21(月・祝)

△モリコロパーク大道芸フェスティバル2016  http://mrkrddg.com/    ○愛・地球博記念公園モリコロパーク大芝生広場

  3月19(土)〜21(祝・月)

  オマールえび、ミスターバード、CHIKI Daggle KOMEI、おろしぽんづ、健山、リスボン上田(1920日)、Yo-Yo Entertainer TOMMY(1921日)、シンクロニシティ(20)、くす田くす博(21日)、あまる&HICKee(21日劇場公演)、ほか。スタチュー、ペインティングなどもあり

△第2回かわさき・シネマ大道芸フェスティバル http://lacittadella.co.jp/cinema_performance/ ○川崎ラチッタデッラ 他周辺エリア

  3月26(土)・27(日)

  サンキュー手塚、シルヴプレ、三雲いおり、ダメじゃん小出、目黒洋介、3ガガヘッズ(WAHAHA本舗)、番台屋謝謝、VJコミックカット、たけちゃんしんちゃん、パーツ、クラウン・ミキ、ヘルシー松田、ちゅうさん、サブリミット

△大道芸フェスティバル  in 千葉2016   ○千葉駅周辺、千葉中央公園、千葉銀座商店街、京成千葉中央駅など

  3月27(日)

 サンキュー手塚、ハンガーマン、Booly Oooly Company、プリコロハウス、セクシーDAVINCI、ソードパフォーマンスチームsyn、斉藤エイスケ、エディー、CONROSEOPPIidio2SOULCryctal Performer Spade'A、ぼくゆう、蹴流波-Sur De Wave-、渡邊翼、Daggle KOMEI、☆ファイター☆、ココナッツ山本、おろしぽんづ、HideTSUBASA、もんじゃ、太平洋

△第62回とやま全国チンドンコンクール http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/cin/top.html  ○富山県民会館、平和通り、ほか

4月8(金)〜10(日)オマールえび

 

若林正の

食って極楽

ソバ屋で一杯(廉価版)‼

〜石神井・「富士そば」

近頃ファミレスとか吉野家で、夜にお酒を出すところがある。夜間の集客を当て込んでだろうけど、これがけっこうお得だという話は聞いていた。先日、体験できたので報告します。

「富士そば」というと、学生時代から大変お世話になっている立ち食いソバのチェーンで、もう何百杯食ったか分からない。そこがなんと!夕方から居酒屋メニューを出すようになったのだ。入ったのは石神井公園駅前の店。まずは、ちょい飲みセット500円。生ビール、発泡酒ではなくプレミアムモルツ(!!)が中ジョッキ。枝豆も結構お大盛り。それにフランクフルトソーセージ一本。天ぷらソバの代金に100円ちょっと足せばいけてしまう!

追加のジョッキは代金引き換えで200円‼ツマミはソバに載っける天ぷらを頼めば、ツユを掛けてくれるいわゆる天抜き100円。他にもほーれん草玉子とじ200円とかあるけど、レパートリーは少ない。惜しいな〜。とりあえず千円でけっこう飲める。

難点は酒がビール、ハイボールしかないのと酒飲める富士そばが少ないこと。小まめに探していただきたい。 

○王子と高円寺にはあるから行くぞ度=10ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり

☆その292

のぞきからくり製作の思い出

上島敏昭

 

のぞきからくりを久しぶりに実演することになった。今月の公演情報にも記したように、今年の東京都民俗芸能大会のテーマが「道の芸 街角の芸」ということで、出演依頼を頂戴したのである。依頼された内容は、飴屋芸と口上芸というものだった。

飴屋については、いつも演じている、げんこつ飴、物産飴、飴屋おどりという一連の流れをアレンジして時間調整すれば大丈夫だと考えたが、口上芸はだいぶ迷った。いまさらがまの油売やバナナの叩き売りもないだろう。もちろんそれでも悪くはないのだろうが、どこかのイベントで普通に見られるような気がする。そこで久しぶりに「のぞきからくり」を出してみようと思ったのである。

我々がのぞきからくりを作ったのは、1987年だったと思う。前年のほおずき市公演でろくろ首を復元して評判が良かったので、二匹目の泥鰌を狙ったのだった。

 当時の私の興味の中心は、大道芸でお金を取れるのか、ということだった。その二年前、浅草奥山風景で大道芸を実演したとき、上野の下町風俗資料館で再現製作した「八百屋お七」の屋台を使ってのぞきからくりを実演したが、資料館のものだから金銭授受はダメと言い渡されていた。大道芸の面白さはお客からどうやってお金をとるかという、その手練手管だと思うのに、それを禁じられたのが悔しくて、リベンジしたいという思いで、のぞきからくり製作を思いついたのだった。

のぞきからくり製作に先立ち、5月の連休の翌週に新潟県巻町にのぞきからくり見学ツアーを組んだ。坂野先生も同行してくれたが、まだ高速道が全通する前、自動車二台の強行軍で、だいぶ時間もかかり、坂野先生が倒れでもしないかと、ずいぶん気を使ったのを覚えている。そうだ、面白がって吉村平吉さんも途中から合流したのだった。

のぞきからくりは資料館に保存されていた。ほかにも、毒消し売りと毒消し丸薬の製造機などの資料があった。巻は毒消し売りの里なのだという。すぐ隣は角兵衛獅子で有名な月潟村で、そういう土地だからのぞきからくりもあるのだなあと思ったものだった。吉村さんが興味を持ったのもそんな理由だろうし、坂野先生は、以後、物売りの口上で毒消しの話をするときには、巻町のことも解説に加えたりしていた。 

 資料館の倉庫でのぞきからくりを見ての第一印象はその大きなことと、豪華絢爛なことだった。

 

 覗き穴が上下二段で二十個ぐらいはあった。一度にそのくらい見てくれないと生業として成立しないだろう。それから絵の豪華なことは、間近でみると圧倒された。押絵で飾られた屋台は、いわば巨大な羽子板で、一台あるだけで羽子板市の雑踏の中にいるような雰囲気になる。お金を払ってでも覗いてみたいと思わせるには、中身以上に外観が大事なのだと実感した。

 屋台の製作は、赤羽三郎さんが全面的にやってくれた。そのほか、ナカネタ班(町田暁雄、鈴木直彦)、正面の観音開きの飾り絵班(岩田幸代)、ソデ看板班(上島)に分かれて制作し、最終的にそれらを全部集めて出来上がったのは、公演の前日だった。文字通りの突貫工事のデッチ上げだが、よく見学ツアーから二ヶ月もしないうちにできたものだと思う。

 考えてみればあれからまもなく30年だ。 

 ところで、巻町の本物ののぞきからくりとも東京で実演してもらったりして関係がつづいている。じつは東京都民俗芸能大会の前々週には、巻文化会館で、のぞきからくりを中心にすえた催しも行われ、我々も参加する。また、秋には、のぞきからくりを活かした大道芸の催しも企画中と聞いている。

 お金をもらえるような工夫ができないものかと始めたのぞきからくり製作だが、結局、まだその方策は未解決だ。うーむ、難しいな。