Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                          通巻302号 毎月1回発行    2017年1月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                      郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★浅草雑芸団の旅

 ♦井の頭自然文化園   1月2日(日)1100

 ♦はるこま七福神めぐり 1月3日(月)1000より七福神めぐり 1500より三囲神社奉納演芸会

 ♦すみだ郷土文化資料館 1月4日(火)1300

★今月の大道芸公演

△さいたま新都心大道芸フェスティバル http://www.saitama-arena.co.jp/event/daidougei2017/  ○さいたま新都心駅周辺

  1月7(土)・8(日)

△ヘブンアーティスト in 渋谷  ○渋谷・道玄坂周辺

  ●1月9(月・祝)

△伊勢・おかげ横丁・新春伝統芸能 http://www.okageyokocho.co.jp/   ○伊勢神宮・内宮・おかげ横丁

  ●1月10(火)伊勢万歳・村田社中

  ●1月14(土)伊勢大神楽・伊勢大神楽講社紀州支部

△見世物大博覧会  https://www.rekihaku.ac.jp/   ○国立歴史民俗博物館

  ●1月17(火)〜3月20(月祝)※月曜休館

  ¥420(高校・大学生¥250)※土曜日は高校生無料

△説経浄瑠璃鑑賞会 http://sekkyou.s371.xrea.com/  ○板橋区成増アクトホール(東武東上線「成増」駅前)

  ●1月21(土)1330

  さんせう太夫(若松若太夫)、小栗判官矢取りの段(語り・若松若太夫、人形・八王子車人形西川古柳座)

  入場無料

  問合せ・電話03−3579−2636(板橋区障害学習課文化財係)

△ダメじゃん小出の黒く塗れ! 新春18きっぷ  http://nigiwaiza.yafjp.org/perform/?p=11959  ○横浜にぎわい座・地下・野毛シャーレ

  ●1月21(土)1400 & 1800

  ¥2000

  電話045−231−2515(横浜にぎわい座)

△シルヴプレ公演「夕暮れてカタツムリ」 http://www.theatre-fonte.com/  ○横浜市泉区民文化センター・テアトルフォンテ

  ●1月27(金)1900 / 28(土)1400 &1700 /29(土)1400

  ¥2000 (フォンテチケット¥1800、学生割引¥1600)

  電話045−805−4000(テアトルフォンテ)

△クラウン!クラウン!クラウン!2017 http://www.pleasure-p.co.jp/plea_b/  ○名古屋市芸術想像センター

  2月17(金)1900/ 18(土)1100 &1500/ 19(日)1100 &1500

  指定席¥2500(当日¥3000)、自由席¥2000(当日¥2500)、自由席・子ども¥1500(当日¥2000)

  電話0570−02−9999(チケットぴあ Pコード 454−771)

  問合せ電話052-483-5959(プレジャー企画 Wテイク)

△パフォーマーカーニバル vol.5    ○Jazz Live Our Delight(蕨市塚越1--16 MATSURUビル5F

  2月22(水)1930サンキュー手塚  

      23(木)1930山本光洋

      24(金)1930ダメじゃん小出・加納真実

      25(土)1930三雲いおり

      26(日)1500三雲いおり 山本光洋 ダメじゃん小出 サンキュー手塚 加納真実

若林正の

食って極楽

正月の味!  〜浅草「文殊そば」

正月は3日の「はるこま七福神めぐり」。当日は過密スケジュールで昼飯も満足にとれないため、朝飯はある程度しっかり食べないと一日持たない。そのため毎年の集合前に腹ごしらえする。

地下鉄浅草駅の通路にある立ち食いそば屋が新年の恒例。「文殊そば」という。ここは以前両国駅前の店を紹介したが、立ち食いとしては格段に味が良い。しかもかき揚げそばが¥380と安い。

先日も「はるこま」の準備作業で向島に行った時に寄ったら、新メニューの「岩のりそば」¥430があり、思わず食ってしまった。これが、んまーい‼ 

かけそばに岩のりが載ってるだけなんだが、のりが香ばしくていい香り。ダシが自家製でいい味出してるし、柚子皮があしらってあるのも気が利いてる。量は軽めで物足りない気もするけど、このお値段でこの味わいなら文句なし。強いて難を言えば、生そばなのでタイミング悪いと茹で上がるまで3〜4分待たされることかな?是非一度食べてみて。

○正月寄ったらいなり寿司も付けて食う度

10ワカ

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり

☆その302

ながめくらしつの現代サーカス

上島敏昭

「ながめくらしつ」はジャグラー目黒陽介が主宰するジャグリング&音楽集団で、1216日から18日に、その二年ぶりの新作本公演が行われた。目黒はソロパフォーマーとして大道芸を演ずるほか、各地でひらかれる劇場系サーカス公演にもひっぱりダコである。またここ数年はエアリアル(空中演技)パフォーマンスの長谷川愛実とペアで「うつしおみ」というジャグリング&ダンスユニット公演も行っている。「ながめくらしつ」は7〜8年前からジャグラー数人と組んで劇場公演を行ってきたが、最近はダンスやアクロバットのパフォーマー数人を加えて、集団による作品を作ってきた。いずれも参加メンバーの技術も高く、作品としての完成度も高いものだった。

今回の「心を置いて飛んでゆく」公演は、夏頃から、一部では話題になっていた。チラシには「放下する/オブジェと身体と音楽から紡ぐ日本発、現代サーカス」とある。ジャグリング+ダンスというジャンルの垣根を越えて、サーカスを作るというのだ。

 私が「ながめくらしつ」公演をはじめて見たときは、ジャグラー数人によるジャグリング公演だった。ジャグリングといってもかなり複雑なワザが連続し、さらに数人の間をボールやクラブなどが行き交うので、演者の身体の動きはダンス風のものとなっていた。次に見たときには専門の女性ダンサーが加わって、彼女らのダンスとジャグラーの動きが、あるときは融合したり、あるときは反発したりする作品になっていた。そして、前回はジャグラー、ダンサーだけでなく、エアリアル、アクロバット、オブジェクトシアターのパフォーマーも交えての作品となっていた。つまり次第にジャグリングの比重が小さくなっていく傾向にあり、ついに今回は、堂々と「日本発、現代サーカス」と銘打ったのである。

 流れでいうならば、また、多くのジャンルのパフォーマーによる作品という点でも、今回は前回の発展系といってよいだろう。どこが発展したのか。わかりやすいのは、緊張感を保って一時間半の作品を作り上げたところだと思う。サーカスは、たいていは、各種の芸能のバラエティかオムニバスで、芸のつなぎには司会者が入る。「ながめくらしつ」はそうした一般的なサーカス形式でなく、はじめから終わりまでを一つの作品として、とぎれることのない流れで作り上げる。一時間半を言葉なしで見せるというのはかなりの力技だ。

 また、前回と明らかに変わったのは、音楽の使用法。前回は、キーボード・イーガル健城とチェロ・坂本弘道の二人が担当した。パフォーマー群も二分して、基本的には、一方が演ずるときはキーボード、他方はチェロが演奏する。対比が明らかになり、しかも両者の即興演奏対決のような雰囲気もあって面白かった。今回はチェロ・坂本を中心に、ピアノ・南方美智子、ドラム・一樂誉志幸を加え3人の小楽団が舞台の裏から演技を見ながら演奏した。坂本はチェロにグラインダーを当てて火花を飛ばしながら演奏するケレン技を持っているが、今回はそうした奇抜な面は影をひそめて、ごくまっとうな演奏に終始した。いつものような激しさはないが、とてもまとまっていた。とくにラストシーンのピアノの静かな旋律は印象的だった。

 パフォーマンスではジャグリングの比重はさらに小さくなっていた。ボールはかなり複雑な技を連発するが、高く投げ上げる技はほとんどなく、ダンサーが邪魔するように絡んでくるので、美しい身体の動きもボールの動きも見られない。リングも同様で、投げるのではなく、数十枚を、耳とか鼻とか顎とか、肘とか膝とかに引っ掛けて動くというような使用法。シガーボックスに至っては舞台に出していたが使用されない。高く投げない、たくさん投げないというのが今回のジャグリングのテーマだったのだろうか。以前は、ダンスと絡むことで、ボールの動きが止まってしまうことがよくあったが、今回は身体もボールも、失敗したりすることも含めて、常に運動していて、止まらない。進歩したものだと感心した。もっとも普通のジャグリングも見たいというのが、私の正直な感想ではあった。