Daidougei-Ajia-Geppou  ・発行・浅草雑芸団                          通巻303号 毎月1回発行    20172月1日発行

http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia                                      郵便振替=00100−3−749814  名義「上島敏昭」

■大道芸案内

主な大道芸スポット(土・日・祝日など、通年大道芸が見られるポイント)

■大阪・天保山海遊館広場    ■お台場・デックス東京ビーチ■クインズスクエア横浜at! www.studioeggs.com   ■名古屋・大須ふれあい広場

■ヨコハマ大道芸(山下公園、グランモール公園、ジャックモール)http://daidogei.jp/event 

■東京都ヘブンアーティストwww.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/   ■大阪パフォーマーライセンス http://www.osaka-performer.com/   

■江ノ島大道芸http://www.fujisawa-kanko.jp/alacarte.html   ■南町田グランベリーモールhttp://www.grandberrymall.com

■しずおか大道芸の街http://shimarukai.org/

★浅草雑芸団の旅

 ♦向島百花園・梅まつり   2月12日(日)/ 2月25日(土)

★今月の大道芸公演

△空転劇場vol.10  https://www.kuutenkidou.com/   ○浅草東洋館

  2月8(水)1900

  けん玉師伊藤佑介、SEOPPIShu Takada、鈴木仁、内海大樹、かとけい、aki、キヨノカ

  予約¥2500(当日¥3000、学生は各500円引き)

△第17回郷土芸能ねりま座   http://www.city.nerima.tokyo.jp/annai/rekishiwoshiru/oshirase/17nerimaza.html

  2月11(土)1300   ○練馬区障害学習センターホール(練馬区豊玉北6-8-1

  富士見台囃子保存会、中村囃子連、仲若囃子連、竹間沢人形芝居「佐倉義民伝」甚平渡し場から住家子別れの段(語り・若松若太夫)

  入場無料・定員300人(当日受け付け・先着順)

△クラウン!クラウン!クラウン!2017 http://www.pleasure-p.co.jp/plea_b/  ○名古屋市芸術想像センター

  2月17(金)1900/ 18(土)1100 &1500/ 19(日)1100 &1500

  指定席¥2500(当日¥3000)、自由席¥2000(当日¥2500)、自由席・子ども¥1500(当日¥2000)

  問合せ電話052-483-5959(プレジャー企画 Wテイク)

△若松若太夫説経節公演   http://www.hansen-dis.jp/03evt/exhibition 

  2月18(土)1330   ○国立ハンセン病資料館・映像ホール(東村山市青葉町4-1-13

  「しんとく丸」「小栗判官矢取りの段」

  入場無料・定員120名(先着順)

  問合せ・電話 0423962909(資料館総務課)

△アリオ鷲宮大道芸グランプリ・チャンピオン大会  http://www.nidyumaru.com/   ○アリオ鷲宮

  2月18(土)1300 /1600

  ぼくゆう、ジャグラーみぞん、Entertainer MIKIYA、大道芸人はなまる(裏面の写真参照)

△パフォーマーカーニバル vol.5    ○Jazz Live Our Delight(蕨市塚越1--16 MATSURUビル5F

  2月22(水)1930サンキュー手塚  (予約・当日¥3500ドリンク付き)

      23(木)1930山本光洋  (予約・当日¥3500ドリンク付き)

      24(金)1930ダメじゃん小出・加納真実  (予約・当日¥3500ドリンク付き)

      25(土)1930三雲いおり  (予約・当日¥3500ドリンク付き)

      26(日)1500三雲いおり 山本光洋 ダメじゃん小出 サンキュー手塚 加納真実  (予約・当日¥4500ドリンク付き)

  予約専用フォーム http://goo.gl/forms/xGN1QofWkJ

△ふたりッパー   ○あさくさ劇亭(台東区西浅草2-8-2  ☎03-6231-6047

  3月9(木)10(金) 両日とも1900開演

  金子ざん、ダメじゃん小出

  予約¥2500(当日¥3000)

  問合せ・電話03−3765−3663  d-j-k@max.odn.ne.jp   (小出創作所)

△第10回うつのみや大道芸フェスティバル   http://www.utsunomiya-daidogei.com/jp/

  3月18(土)・19(日)

  バルーンパフォーマー アキ、いきもの倶楽部、idio2、紙磨呂、くす田くす博、、ココナッツ山本、、3ガガヘッズ、June bride18日のみ出演)、ストレンジ・ディッシュ、SPINATION19日のみ出演)、SEOPPIポテPOTE、LAUGH and ROUGH ほか

若林正の

食って極楽

羊まみれ〜池袋「ジンギスカンひつじや」

うちは夫婦揃って羊肉が大好物。前から場所は知ってたジンギスカン屋に、池袋芸術劇場で面白い芝居を見た勢いで入ってみた。

結果は大正解であった!

基本の肉と野菜のセットで¥950也。生ラム肉がそこそこの量あって、これだけでもある程度食欲は満足なのだが、我々は当然追加するのだ。追加の肉は¥700、更にお得なラムチョップは二本で¥1050

後日スーパーで見ると、一回り小さいチョップが二本¥700だったから安いッ!

もひとつ、柔らかく茹でたスペアリブが三本¥950。全てんま〜い!! 上ラム肉タタキは¥1150で少々お高い。肉は柔らかくて美味だけど、他のメニューのお得感に比べて量が少ないのが残念。さんざん二人でラム肉食べまくって大満足でありました。場所は池袋西口、元の池袋演芸場通りの先右側のビル。

○ここは行きつけにする度〜10ワカover

大道芸・見たり・聞いたり・演じたり

☆その303

アリオ鷲宮大道芸グランプリ

上島敏昭

 

大道芸にはシーズンがある。日本では10月から11月中で、その時期は毎週、どこかで大道芸大会が開かれている。逆に、暇な時期もある。12月から3月は、寒くて人は集まりにくく、立ち止まりにくいので大道芸イベントは少ない。

そんななかにあって、ショッピングモールの大道芸は、暑さ寒さに関係なく、雨天や雪などの天候にもあまり影響を受けないので、大道芸人にとっても大道芸ファンにとっても、ありがたい場所である。

アリオ鷲宮もそうした大道芸イベントを取り入れているショッピングモールの一つだ。埼玉県の大宮のさらに北、JR久喜駅からバスで10分ぐらいの辺鄙なところにあって、近所には紳士服や電化製品の廉価販売店、アウトレットなどの郊外型大型小売店ずらっと並んでいる。変わったところでは野鳥観察できる自然公園も広がっている。タクシーの運転手さんの話では、昔はなにもなかったが、このショッピングモールができて大きく変わったという。

「できた当初は道も渋滞するほど人が来たよ。もうそんなじゃないけどね」

とはいいながら、店内は巨大スーパーマーケットを中心に、アパレル、子ども服、玩具の店、書店、フードコート、ゲームセンター、アロマセラピから映画館まであって、けっこう賑わっているように私には思える。

大道芸グランプリと名付けられたイベントは、月に一度行われている。毎月2組の大道芸人(あるいはチーム)が出演して、対戦形式で演技を見せ、勝敗を決める。春、夏、秋、冬とそれぞれ二ヶ月に一人がその季節のチャンピオンになり、最後の2月にチャンピオン大会を行って、年間王者を決定するという仕組みである。私は年に何度か審査員として出かけている。

 写真のとおり、舞台が設けられていて、音響係が付き、司会者が進行もしてくれて、客席にはイスが数十個きれいに並べられている。普通の大道芸イベントの現場は、パフォーマーが自分で音響も準備して、お客さんを集めるところからはじめ、お客さんの集まりが通行の邪魔になったりしないように、あるいはお客さん同志トラブルを起こさないように、など、いろいろと気を遣いながらパフォーマンスして、そのあと、投げ銭をもらって、それがその日の出演料になるというものが多い。そういう意味では、こちらのイベントはいたれりつくせり。一般の大道芸とはだいぶ趣が異なる。

大道芸というのを、道端や広場で、突発的にはじまる芸能と考えるならこのイベントは「大道芸」ではなく、「パフォーマンス」と称するべきだろう。ここでは出演者がジャグリング、アクロバット、フーセン、クロスアップマジックなどの、いわゆる大道芸大会の演目のパフォーマーであり、そうしたさまざまなジャンルを統一する言葉として「大道芸」が使われている。つまり、芸能をおこなう場所や、演じる方法や、お金のもらい方で、「大道芸」といっているのではなく、これらの雑多な芸能ジャンルを統一する言葉として「大道芸」が使われ、それで共通認識できている。これが現在の「大道芸」のイメージなのだ。

アリオ鷲宮でのこのイベント、じつはもう4年も続いている。人気があるのだ。毎回、13時に一回目のパフォーマンスが開始されるのだが、11時ぐらいに客席を準備すると、すぐに10席以上はキープされてしまうらしい。そのほとんどが毎回見に来る常連のお客さんなのである。

 50ほどのイス席は開演時間前には満席になり、その後ろには立ち見のお客さんもいて、最後まで見ると1時間ぐらいかかるのに、みんな真剣に見ている。なにをそんなに面白がってくれるのかというと、どうやら審査するというのが楽しいらしい。

審査は審査員3人とお客さんの一般投票の合計で勝敗を決する。審査員は、百点満点で点数を付ける。お客さんは、両者を見て、気に入ったパフォーマーに票を入れて、票の多い方が10点もらう。二回演技をするので、20点がお客さんの票である。われわれ審査員は演者を評価するのに10点も差をつけないので、たいがいの場合お客さんの票が勝敗を決する。自分が票を入れた人が勝つというのが快感なのだと思う。AKB48の選挙みたいなものだ。

 能や狂言、あるいは日本舞踊などの伝統芸能、ダンスやバレエ、クラシック音楽などのいわゆる芸術は、評価するのに専門的な鑑賞眼が要りそうだ。しかし大道芸は判断の敷居は低い。要するに、技術の上下より、どっちが好きかということで判断していいのだという空気がある。いずれにしても毎月、見に来ている常連のお客さんは、鑑賞眼もとても高くなっていて、パフォーマーもそれがわかるのだろう、一度目と二度目は内容を変えて、大道芸大会以上に、本気で芸を見せてくれる。

 そういう意味では、単に大道芸の場が増えたというだけではなくて、着実にお客さんも育っている。興味深い大道芸現場である。