日本で初めてのパン
日本で初めてパンを焼いたのは伊豆の国市の江川邸なんだそうです。
江川邸は約850年の歴史を持つ旧家で江戸時代の代官です。
こちらが江川邸。
主屋は国の重要文化財。
1600年頃に建てられたものです。
この穴はキツツキにつつかれたんだそうです。
ここは'08年の大河ドラマ「篤姫」で島津家に養女として出発する
シーンのロケに使われました。
「Jin−仁−」のロケにも使われたそうです。
その主屋の土間にパン焼き窯があります。
天保13(1842)年4月12日、江川坦庵が外国と戦争に備えて保存のきく兵隊の食料としてパンを焼くことを思いつき、
長崎のパン職人がこの屋敷に来てパン釜の作り方、パンの焼き方を教えたそうです。
(ってことは、長崎のパン職人は長崎で既にパンを焼いていたはず。そっちが日本初なのでは??)
これが復元したパン焼き窯。
薪で熱してからパンを入れて余熱で焼いたそうです。
パン焼き窯の上に想像図がありました。
ぜんぜん違いますねぇ
なんで想像図通りに復元しないんでしょう?
パン焼き窯の上にはパンの見本が置いてありました。
当時のパンは甘くなくて硬い「乾パン」のようなものだったそうです。
庭には昭和28年に建てた碑があります。
江川坦庵を「パン祖」と呼んでいるんですね。
碑は不思議な形をしています。
天然の木なのかな?
上にはフタのような傘が乗っています。
パン食普及協議会はパンを焼いたという4月12日を記念して毎月12日を「パンの日」と決めたそうです。
伊豆の国市では「パン祖のパン祭」や「全国高校生パンコンテスト」をやってるそうです。
江川邸は歴史のある旧家なので他にも見どころがいっぱいあります。
ボランティアガイドの方がたくさんいて詳しく案内してくれます。
主屋の屋根は高くて釘を使わない梁です。
屋根裏の一番高い所に棟札箱がついてます。
この箱には1261年に日蓮が書いた防火符が入っているそうです。
そのおかげで江川家は700年以上火事にも地震にも遭っていないそうです。
これが日蓮が書いたお札。
裏門の扉には火縄銃の弾痕がたくさん残っています。
天正18年(1590年)秀吉に攻められた時のものだそうです。
びらん樹という木は皮がはがれて丸裸っぽくなるので「博打の木」と呼ばれるそうです。
日本で初めてパンを焼いたという江川坦庵は、
西洋砲術を普及させたり、日本で初めての西洋式軍隊を組織したり、ペリー献上の蒸気機関車を初めて運転したり、高尾山にスギを植樹したりと
すばらしい方です。
その江川坦庵の像が眺めのいい所に立っています。
場所は江川邸から数キロ離れた反射炉の裏あたりです。
前から見るとこんな感じ。
すごく素朴というかノッペリ(笑)
横から見るとペラペラ(笑)
全長4.5m、重さ6トン、顔の長さは85cm。
50年前に四国の職人が1年かけて彫ってどこかに行ってしまい、その後山中に長い間寝かされ放置されていたものをこの公園にもってきたそうです。
DATE … 2010年6月6日
江川邸
住所:伊豆の国市韮山韮山1 地図はこちら。
開館時間:9:00〜16:15(水曜は9:30〜15:00)
休館日:12/31〜1/1
入場料:300円
江川邸のHPはこちら。