静謐の森 - ドゥーム / ストーナー / スラッジ・コアのアルバム・レビュー

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ディスコグラフィ

Abstrakt Algebra

「Abstrakt Algebra」  1995年 1st アルバム
「Abstrakt Algebra II」  2006年 2nd アルバム (正式リリースなし)

Abstrakt Algebra
Abstrakt Algebra

Abstrakt Algebra: Abstrakt Algebra ・ 1st アルバム
・ Metal
・ 1995年 スウェーデン
・ Zero Corporation / XRCN-1227
・ 評価 06/10 ■■■■■■□□□□

Mats Leven ヴォーカル
Simon Johansson ギター
Mike Wead ギター
Leif Edling ベース  - Candlemass
Jejo Perkovic ドラム  - Candlemass
Per Aldeheim プロデュース

01. Stigma  05' 43"
02. Shadowplay  05' 19"
03. Nameless  05' 33"
04. Abstrakt Algebra  07' 25"
05. Bitter Root  07' 04"
06. April Clouds  07' 56"
07. Vanishing Man  05' 30"
08. Who What Where When  15' 22"

Total Running Time  59' 54"

Candlemass が事実上解散してからレイフ・エドリングがソロ・プロジェクトとしてスタートさせ、リリースまでこぎつけたアルバム第1作。全8曲がレイフによる作曲、作詞だ。第8曲は15分以上のプログレ大曲。暗いリフ、シンフォニックな効果などの諸要素は残しつつ、叙情性からは一歩距離をおいたパワー・メタル・サウンドに移行。ドゥーム色は後退し、攻撃的でテクニカルなラッシュ曲がめだつが、曲の途中でたびたびテンポをかえるなど緩急に配慮をみせる。ヴォーカルのマッツ・レヴィンは語尾を吐きすてて歌うワイルドな歌手で、美声を期待する聴き手にはつらいかもしれない。ギターのマイク・ウェッドはかつて Candlemass の傑作 「Nightfall」 (1987年 / 2001年) の制作にかかわりながら途中で離脱した因縁をもつ。Candlemass をもとめなければそれなりに聴けるが、その関連がなければ、そもそも最初から食指は動かなかったというのも正直なところ。

Abstrakt Algebra
Abstrakt Algebra II

Abstrakt Algebra: Abstrakt Algebra II ・ 2nd アルバム (正式リリースなし)
・ Metal
・ 2006年 スウェーデン
・ GMR Music Group / GMRCD9004
・ 評価 05/10 ■■■■■□□□□□

Mats Leven ヴォーカル
Patrik Instedt ギター
Leif Edling ベース  - Candlemass
Jejo Perkovic ドラム  - Candlemass
Carl Westholm キーボード  - Candlemass

01. 3:rd Child From The Sun  04' 05"
02. Dustflow  07' 59"
03. Abstrakt Sun  06' 52"
04. Thirst  05' 03"
05. Bug Queen  03' 47"
06. Blue Wizard  04' 19"
07. Lidocain  04' 14"
08. Cylinder  01' 33"
09. Enigma  04' 10"

Total Running Time  42' 07"

本作は1997年に録音され、そのままお蔵入りとなっていたアルバム。2006年に GMR Music Group から再発された Candlemass のアルバム第6作 「Dactylis Glomerata」 付属のボーナス・ディスクとして、9年ぶりに日の目を見ることになった。 ギターのサイモン・ヨハンソン Simon Johansson、マイク・ウェッド Mike Wead が去って、パトリック・インステッドが後任をつとめている。 パワーへの過剰な演出なのか、ドラムの音が破壊的に汚されており、 シンバル類が鳴るとギターや歌唱がかき消されるほどのレベルだ。 ベース音も主張が強すぎて音響面でのバランスにいちじるしく欠ける。 Abstrakt Algebra の第2作として制作されたが、 レーベル会社の意向によってリリース時に Candlemass のアルバム第6作に転化された経緯があり、 何曲かは 「Dactylis Glomerata」 にも収録されている。人為的な音は耐用年数がみじかい。まさにおまけCDとして聴ければよし。

追記: 収録曲のうち第2曲 「Dustflow」、 第3曲 「Abstrakt Sun」、第4曲 「Thirst」、第7曲 「Lidocain God」、第8曲 「Cylinder」 は Candlemass のアルバム第6作 「Dactylis Glomerata」 に同タイトルで収録。 ただし内容にはかなり手がくわえられている。 第6曲 「Blue Wizard」 は整えられ、タイトルを 「Wiz」 に変更されてリード・トラックに出世した。第1曲 「3:rd Child From The Sun」 も一部が転用され、 最終的には 「Karthago」 として完成をみた。
参考 Candlemass 「Dactylis Glomerata」

・ 未聴作品
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・ 公式 Web
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