静謐の森 - ドゥーム / ストーナー / スラッジ・コアのアルバム・レビュー

静謐の森 - ドゥーム / ストーナー / スラッジ・コアのアルバム・レビュー
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ディスコグラフィ

Buzzov.en

「Welcome To Violence」  2005年 過去作品集
「Violence From The Vault」  2010年 過去作品集

Buzzov.en
Welcome To Violence

Buzzov.en: Welcome To Violence ・ 過去作品集
・ Doom / Sludge
・ 2005年 アメリカ
・ Alternative Tentacles Records / VIRUS 330
・ 評価 09/10 ■■■■■■■■■□

Kirk Fisher ヴォーカル / ギター
Buddy Apostolis ギター
Brian Hill ベース  - Acid King
Ashley Williamson ドラム

01. Intro / Scratch   00' 07"
02. To A Frown  03' 54"
03. Shove  01' 46"
04. Drained  05' 22"
05. Forget It  02' 36"
06. Frayed  03' 31"
07. Splinter My Eye  02' 04"
08. Wound  04' 07"
09. Toe Fry  02' 39"
10. Aching Improv #9  03' 47"
11. Weeding  09' 19"
12. Behaved  02' 26"
13. Done  03' 05"
14. Hollow  04' 41"
15. Aching Improv #13  06' 18"
16. Should I  06' 28"
17. I Don't Like You  05' 33"
18. I Never  01' 50"
19. Proven Wrong  03' 29"
20. Blinded  03' 54"
21. Scrunge  01' 21"

Total Running Time  78' 17"

1989年に米国ノース・カロライナ州で結成されたドゥーム / スラッジ・コア・バンド。本作は1992〜1994年発表の曲をまとめた、全21曲の初期音源集だ。内訳はアルバム第1作 「To A Frown」 (1993年) 全曲 (トラック2〜11)、EP 「Unwilling To Explain」 (1994年) 全曲 (トラック12〜15)、EP 「Wound」 (1992年) 全曲 (トラック18〜21)、 アルバム第2作 「Sore」 (1994年) から2曲 (トラック16〜17,ただし未発表ヴァージョン) となっている。ちなみにトラック1は、スクラッチ音のみで曲ではない。音像はきわめてノイジーで、Eyehategod につうじる泥濘リフと重苦しい遅重進行、フィード・バック音が強烈だ。 ギターを兼ねるカーク・フィッシャーが声帯いじめのスクリームでわめくが、メロディを完全に放棄しているわけではない。 狭義のスラッジ・コアに限定されないロック魂にもあふれ、全体に音質が悪い点は大目に見られるはずだ。バンドはすでに解散している。

追記: 1997年以降は Bongzilla や Sourvein とも人脈的なつながりを有している。

Buzzov.en
Violence From The Vault

Buzzov.en: Violence From The Vault ・ 過去作品集
・ Doom / Sludge
・ 2010年 アメリカ
・ Relapse Records / YSCY 1169
・ 評価 08/10 ■■■■■■■■□□

Kirk Fisher ヴォーカル / ギター
Johnny Brito ギター
Brian Hill ベース  - Acid King
Ashley Williamson ドラム
Mike サンプリング
Pat V. バッキング・ヴォーカル

01. Mainline  05' 30"
02. Paintake  04' 27"
03. Breed  04' 19"
04. Nod  15' 52"
05. I Never  03' 42"

Total Running Time  33' 52"

全5曲入りの過去作品集。録音はセカンド・アルバム 「Sore」 (1994年) と同時期であり、 マスターがカセットテープのため音質はきわめて悪いが、曲はどれもすばらしいできばえだ。リード・トラックの 「Mainline」 はエレクトリック・ウィザードとの親和性を感じさせる佳作。 凶悪さで引けをとらない。第2曲 「Paintake」 では性急なリフが、「もっともっと」 と聴き手をあおって最高のアジテーションをみせる。16分弱の大作 「Nod」 (第4曲) はサンプリングをふくむノイジーな音響作品で、しだいに弛緩し、 落ちこんで混濁してゆくサウンドが、麻薬による無残な精神崩壊の過程を物語る。 評価がひかえめなのはひとえに音質の難点による。シンバル類は音がつぶれて 「シュワシュワ」 という雑音と化し、 ヴォーカルもきわめて聴きづらい。 ただし、そうした難点をものともしない切迫したパワーに満ちており、音源を未所有のスラッジ・ファンには必携アイテムになるだろう。

・ 未聴作品
「Sore」  1994年 2nd アルバム 全12曲
「The Gospel According ...II」  1997年 ミニ・アルバム 全5曲
「At A Loss」  1998年 3rd アルバム 全13曲
・ 公式 Web
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