静謐の森 - ドゥーム / ストーナー / スラッジ・コアのアルバム・レビュー

静謐の森 - ドゥーム / ストーナー / スラッジ・コアのアルバム・レビュー
Forest Of Tranquilness

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ディスコグラフィ

Dozer

「Call It Conspiracy」  2003年 3rd アルバム
「Beyond Colossal」  2008年 5th アルバム

Dozer
Call It Conspiracy

Dozer: Call It Conspiracy ・ 3rd アルバム
・ Stoner
・ 2003年 スウェーデン
・ Molten Universe Records / MOLTEN 019
・ 評価 06/10 ■■■■■■□□□□

Fredrik Nordin ヴォーカル / ギター
Tommi Holappa ギター
Johan Rockner ベース
Erik Backwall ドラム
Chips Kiesbye プロデュース

01. The Hills Have Eyes  04' 03"
02. Rising  03' 37"
03. Feelgood Formula  05' 18"
04. The Exit  02' 10"
05. Spirit Fury Fire  05' 06"
06. A Matter Of Time  03' 24"
07. Man Made Mountain  04' 50"
08. Way To Redemption  04' 23"
09. Crimson Highway  03' 01"
10. Black Light Revolution  05' 28"
11. Glorified  03' 46"
12. Lightning Stalker  05' 47"

Total Running Time  50' 58"

2003年リリースのアルバム第3作。バンドはスウェーデン出身で、Kyuss 解散後のストーナー / デザート・ロックの後継世代にあたる。リフそのものは Kyuss 影響下にあるものの、とくに歌とドラミングに相違がみられ、派手な声質で高音域にまで歌いあげるヴォーカル・スタイルはともするとメタル然としており、そもそもブルース味がない。ローファイな音色のドラムはグルーヴ重視より時間のかぎりたたきまくるのを身上としており、横ノリを期待すると裏切られる。北欧勢らしい美旋律も飛びだし、ストーナー・ロックの進化、発展型といえる。おなじスウェーデン勢のなかでは Lowrider や Blind Dog のほうが、 より酩酊ロックの真骨頂を味わえると思われる。リフのタイプとしては第3曲 「Feelgood Formula」 の類型である、第12曲 「Lightning Stalker」 のサイケ感覚はよし。このような、押してダメなら引いてみるような曲が増えると聴きつづけることもできるのだが…。

Dozer
Beyond Colossal

Dozer: Beyond Colossal ・ 5th アルバム
・ Stoner
・ 2008年 スウェーデン
・ Small Stone Recordings / SS 087
・ 評価 05/10 ■■■■■□□□□□

Fredrik Nordin ヴォーカル / ギター
Tommi Holappa ギター
Johan Rockner ベース
Olle Marthans ドラム
Tommi Holappa / Fredrik Nordin プロデュース

01. The Flood  03' 50"
02. Exoskeletion ( Part II )  06' 34"
03. Empire's End  03' 54"
04. The Ventriloquist  04' 55"
05. Grand Inquisitor  04' 12"
06. Message Through The Horses  03' 01"
07. The Throne  03' 24"
08. Fire For Crows  03' 57"
09. Two Coins For Eyes  06' 50"
10. Bound For Greatness  03' 28"

Total Running Time  44' 10"

2008年に Small Stone Recordings からリリースされた、通算5枚めとなるアルバム。ドラムのエリック・バックウォール Erik Backwall がバンドを脱退し、かわりにオーレ・マーサンズが加入した。 前任者をいともカンタンにしのぐ手数で、 轢殺マシンガン・ドラミングを披露しており、 スネアとタムタムが横なぐりの雨のように降りそそいでくる。 すさんだ、荒々しい音づくりも手伝って、聴き手は荒野にたたずみ、 吹きすさぶ嵐をじっと耐えているような気持ちになるだろう。縦の重量感を強調したアレンジは、もはやレトロなハードロックとはいいがたい面もある。この嵐の前にはヤワなサイケ趣味も一掃されてしまった。Clutch のヴォーカリスト、ニール・ファロン Neil Fallon がゲスト参加している第3曲 「Empire's End」 と 第9曲 「Two Coins For Eyes」 には独特な威厳がそなわっており、強く印象にのこる。2009年9月に無期限の活動停止を宣言した。

・ 未聴作品
「Coming Down The Mountain」  1998年 ミニ・アルバム 全4曲
「In The Tail Of A Comet」  2000年 1st アルバム 全9曲
「Madre de Dios」  2001年 2nd アルバム 全10曲
「Through The Eyes Of Heathens」  2005年 4th アルバム 全10曲
・ 公式 Web
http://www.dozermusic.com/

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