Selamat datang Extrusion 16

上の矢印の形をした製品(車のヘッドレストの部品)の溶融金型の樹脂が出る部分の形を赤で書いてみた。全て経験から推測した。出やすいところは出にくく、でにくいところは出やすくする事は分かっているが、程度の問題である。この図面の1.5〜2倍に隙間にする。この形状は比較的簡単なほうである。下の図面の口金はどうしたらいいでしょうか。布巻上げブラインドの錘バーである。PVCなら簡単です。これがPPならえらい事になってしまいます。出来るでしょうか。
  とにかく、出なかったところを広げて出るようにすると、今まで出ていたところが出なくなってしまうなど、粘り強く修正を繰り返すしかない。
Gn.Sembin ,Sendoro
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 異型押出の金型の設計

今から、40数年前、私が押出の3交替に入ったころ、大学の時の友人が勤めていたT社に私を訪ねてきた。コンピューターのソフト開発会社に就職したのだが、社長から、「一ヶ月時間を与えるからテーマを見つけて来い」といわれたという。その時、思いつきで、「射出や押出成形の金型の設計が樹脂や形状のデータを数値で与えれば簡単にできるようになればいいね。」いったことがある。そのときの私のように、ちょっとこの仕事に携わった人は必ず思う。「樹脂の出口形状を自動設計できないか」と、おっしゃる。それだけ、面倒な作業なのです。気持ちはわかりますが、押出に関してはまず不可能に近い。

現在に至るまで、この間、多くの学者、研究者、現場の人々がこのテーマについて取り組んできたはずだ。いま、射出金型についてはどうなっているのだろうか、私にはわからない。

私自身は、押出成形のほうに魅力を感じていたのでその頃から一貫して押出金型と製品の開発に携わってきた。その押出成形の金型の設計といったら、未だに雲をつかむような話でしかない。硬質PVCについて成形の会社が多いことと、記述したとおり比較的、金型の形状に近い形で出てくるし、冷却金型にも密着で、できるので、取り組む人が多いと聞いているが、それでもまだである。いわんや、オレフィンやエンプラの異型品の金型については溶融樹脂が出てくる口金の形状すらこれといった数値的手掛かりがない。

前提とする数値があまりにも多く、また、一定させることが難しい。溶融粘度を前提にするのが最適だと思うが、溶融粘度は、押出機、温度、金型本体形状、スクリュー回転数、原料ロット、グレードによって、変化をする。

今では、やはり、このことについて私は勘と経験の世界と、積極的にあきらめている。それでも、これから、そのことについて研究しようと考えている人も多いはず。膨大なデータの集積ができる立場で、何か、全く違った、予想もつかないような手法を考えださないと、不可能だと思いますが。

インドネシアに関する何でも質問、エンプラ押出に関する何でも質問はE-mail kota02@y6.dion.ne.jpまでどうぞ。   静岡市 (株)太田化工  太田勝夫

 この事がまた、一般の人には理解しにくいことで、客先と納期や金型費用について、また、素人の上司や経営者から、評価されにくい原因であり、そんな仕事である。同じ会社の中で、射出部門と押出部門があった場合、どう見ても、射出の方が簡単な仕事で、評価が高い。押出は難しく評価が低い。押出に配属された従業員は射出の従業員を羨む。サラリーマン経営者は押出を嫌う。
  これは私がサラリーマンだった頃も、インドネシアで技術指導しているときも同じだった。自分が経営者だった時だけ、自分が人を評価する事ができた。

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射出やPVC押出成形の金型が将棋なら、オレフィンやエンプラの押出成形溶融金型は囲碁でしょう。次の手を読むにしたら、その次の相手の手が多すぎる。コンピューターと名人の勝負がそれを示している。