| 注意が必要な成長痛 | 少し注意の要る成長痛 | 正常な成長痛 |
| バナー病 成長期の子供に発生する肘の骨の病気です。 特に少年野球のピッチャーに好発するため、野球肘やテニス肘のようなものと勘違いされてしまいますが、病態はまったく別の物です。 痛みは肘の屈伸で強くなるため、肘を使う事が出来ないのが特徴です。 キーンベック病 手関節は8個の小石のような骨で構成されています。その中の月状骨と呼ばれる骨が腐る病気をキーンベック病(月状骨軟化症)と言います。 何らかの原因で月状骨への血行が絶たれて発生すると考えられています。 手首を良く使うスポーツ(バドミントン・テニスなど)で発生することが多く、軽微な外傷(捻挫や打撲など)をきっかけに発症する症例もあります。 ペルテス病 成長期の子供に発生する股関節の病気です。特に小学校低学年の子供に多く見られ、痛みは股関節から太もも、膝にまで及ぶことがあります。 痛みのため足を引きずって歩くのも特徴的な症状の一つです。 原因は大腿骨頭(股関節)の血行不良により、骨が腐ることで起こります。 第一ケーラー病 4〜8歳の男児に好発する足の病気です。 足は複数の骨によって形成されていますが、その中の舟状骨と呼ばれる骨の異常で痛みを伴います。 症状は2年ほどで自然治癒しますが、舟状骨自体が足の骨の中でも重要な役割を持っているため、歩行などの障害にもなる事があります。 原因は血行不良や力学的負荷が積み重なった結果とされています。 第二ケーラー病 足指の付け根部分の骨が腐ってしまう病気です。 主に中指・薬指の付け根に発生し易く、歩行と共に痛みを生じます。 原因にはいろいろな説があり確定したものは無いのですが、靴幅の狭いシューズを長期間使用することで発生するとも言われています。 また成長痛の多くは男子に現れるのですが、この第二ケーラー病に関しては女子に多いようです。 |
ショイエルマン病 何らかの原因で背骨の発育障害が起こる病気です。 発育障害が進むと、胸から腰にかけての背骨の彎曲が増加してしまい、体を上手く動かすことが困難になってきます。 あまりにも変形が強いようだと注意が必要です。 ラッセン病 膝蓋骨(膝のお皿)の下の部分が損傷して痛みを伴う病気です。 膝の運動を繰り返すことにより発生すると考えられているため、スポーツ障害の一つ、という解釈もされています。 どちらにしても、歳月が経てば自然に痛みは収まります。 オズグッド病 膝蓋骨の1〜2cm下の場所が腫れ、痛みを起こす病気です。 成長期の男子に多く発生し、足を頻繁に使うスポーツなどで症状が誘発される事もあるため、スポーツ障害の一つとしても考えられています。 症状は2〜3年で自然に消失して行きます。 |
第5中足骨基部骨端症 足の側部(小指側)の真ん中あたりに痛みを起こす病気です。 成長期の男子に多く、過度なスポーツが原因で発生する事があります。 成人でこの場所を痛めた場合は、「軍隊骨折」と呼ばれる骨折の可能性もあります。 子供から大人にかけて、様々な障害の発生しやすい場所と言えるでしょう。 踵骨骨端踵 8〜12歳くらいの男子に多く見られます。男女比で言うと(男:女=6:1)くらいでしょうか。 痛みは踵(かかと)のアキレス腱が付着する部分に発生し、腫れや熱感等を伴います。 靴による圧迫やスポーツのやり過ぎは、この障害を引き起こす原因ともなっています。 症状は2〜3年で自然に消失して行きます。 |
| 【成長痛について】 ─スポーツ障害の予防 公式サイトより─ |
あれっ?なんか痛いぞっ? 予兆や伏線なしに、成長期の子供に発生する体の痛み。 どこかにぶつけたわけでもなく、運動をやり過ぎた、という記憶もない・・・・ そんな時、原因の一つとして挙げられるのが「成長痛」と呼ばれる病気です。 では、その成長痛とは一体何なのでしょう? 一般的に成長痛の意味を尋ねられると、その答えは一様に曖昧で「子供の体が急に伸び出すから?」とか「発育時の生理現象でしょう」などという答えが返ってきます。 間違った答えではないものの、しかしこれでは十分な説明とも言えません。 意外と知られていない「成長痛」の実態を、細かい注意ポイントと共に紹介してゆこうと思います。 成長期のお子さんがいらっしゃる、お母さんお父さんに必見です。 ”成長痛”の正式名称って? まず一般的な名前として定着している”成長痛”という言葉ですが、実はこの言葉は病名としては存在せず、正式名称として”骨端症(こったんしょう)”と言う呼び名が付けられています。 しかし、この骨端症は成長期の子供たちに多いこと、また成長に関係する骨組織の障害であるという点から、徐々に”骨端症”から”成長痛”と呼ばれるようになったのでしょう。 成長痛は、正式名称である”骨端症”という病名を見れば、何となくその病像が見ることができます。”骨端症”とは、骨+端+症状を合わせた言葉ですよね。つまり骨の端に症状(痛み)を起こす病気、と言う事が推測できます。 骨の端というのは、骨が伸びるために必要な細胞が密に詰まっており、そこから骨が伸びてゆきます。ですので成長期の子供にとってはとても大切な場所であると同時に、頑張って伸びよう伸びようとする無理なストレスが加わる場所でもあるため、痛みを引き起こしてしまいます。 成長痛は、発生する場所が決まっています!! よく成長期の子供が骨を痛がっていると「それは成長痛だよ」という人がいます。 しかし成長痛には、痛みを訴える場所がある程度決まっており、先に述べた ”骨の成長する部分”(骨の両端)にはストレスが加わり易く、逆に骨の中央部分には 加わり難いため、どちらかと言うと骨の端である関節付近に痛みを生じます。 もし子供が、すねや腕の骨の中央部分を痛がってるようならば、それは成長痛とは 違うものを考えた方が良いかもしれません。 成長痛の発生する場所!! では、成長痛とはどの関節に多く発生するのか? これより、発生しやすい成長痛の場所と共に個々の分類、そして病態を紹介して行きます。 |
