



| ベルタ 1.0X | ヴィッツ 1.0F | |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4300mm×1690mm×1460mm | 3750mm×1695mm×1520mm |
| ホイールベース | 2550mm | 2460mm |
| 車両重量 | 990kg | 980kg |
| エンジン種類 | 直3 | 直3 |
| 総排気量 | 1000CC | 1000CC |
| 最高出力 | 71馬力 | 71馬力 |
| 最大トルク | 9.6kgm | 9.6kgm |
| 10.15モード燃費 | 22.0 | 22.0 |
| ミッション型式 | CVT | CVT |
| タイヤサイズ | 165/70R14 | 165/70R14 |
| 価格 | 132.3万 | 115.5万 |
| ベルタ 1.3X | ティーダ・ラティオ 15S | |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4300mm×1690mm×1460mm | 4395mm×1695mm×1535mm |
| ホイールベース | 2550mm | 2600mm |
| 車両重量 | 1030kg | 1100kg |
| エンジン種類 | 直4 | 直4 |
| 総排気量 | 1300CC | 1500CC |
| 最高出力 | 87馬力 | 109馬力 |
| 最大トルク | 11.8kgm | 15.1kgm |
| 10.15モード燃費 | 19.6 | 16.8 |
| ミッション型式 | CVT | 4AT |
| タイヤサイズ | 165/70R14 | 185/65R15 |
| 価格 | 138.6万 | 142.8万 |
トヨタ ベルタ
エントリーセダン 新時代の再来となるか
かつてパブリカやカローラは、当時の箱形セダン乗用車入門として、その役割は重要視されていた。そして期待に応え、大ヒットをとばした。
エントリーセダン、そう言うと響きは好印象ではないが、誰もが気安く乗れる車は非常に大事である。気安く買えて、肩肘張らずに乗れる。そういう日常消費物的クルマは、エントリークラスとして必要なのであるが、かつてそう言ったクルマはたくさん登場した。だが、そのほとんどが失敗に終わっている。何が足らなかったのか。
たまにコンパクトカークラスで大ヒットを飛ばす車たちは、一概に何かプレミアムな宝刀を持っていた。かつてのシティ、ファミリア、シャレード、ジェミニ、シビック、ヴィッツ、フィット等。それがデザインであれ、機能性であれ、平凡ななかにある型破りなプレミアム性。それがないとコンパクトカーは売れないのである。「安いコンパクトカーだから平凡で良い」と思っている人は極めて少数派であろう。そこにお金を出して買う以上は、何かプレミアム性を感じさせる宝刀がなければ、誰も買わないであろう。
上表のとおり、ベルタはベースプラットフォーム車種のヴィッツと比べても、ほぼ同クラスのグレードでも、20万近く割高となる。これは後ろのトランクルーム追加代と考えるなら、20万という値段差は、損した気分になる。例えば日産のティーダと比べても値段の差があまりないのである。ティーダは1500CCクラスがベースであり、一つ上のクラスである。
話は戻るが、ベルタの先代車種プラッツは、先代ヴィッツにそのままトランクを付けた様なクルマだった。それで人気のヴィッツにあやかろうとしたが、結果はほとんど売れず、失敗に終わった。今回のベルタは、一応現行ヴィッツにトランクと付けただけではなく、セダンらしくする為に、様々なサイズ変更を行っていいる。ホイールベースをのばし、全高を落としている。それによってヴィッツとの外板の共通部品はないらしい。
ただし、そこまでしてもデザインベースは現行ヴィッツであろう。残念ながら、現行ヴィッツには、先代ヴィッツが出てきた時のような、衝撃的オーラが全く感じられない。その現行ヴィッツと似たデザインでは、程度が知れてしまっている。現行ヴィッツのブ格好なデザインを、なんとかまとまりよいデザインにマイナーチェンジしたかようなデザインである。悪いデザインではないが、インパクトや衝撃的オーラがない。とても大ヒットするとは思えない。
いっそうの事、トヨタは同じプラットフォームで「bB」というクルマを出しているが、あれぐらい強烈なデザインのセダンにして欲しかった。