
カラリヨガインストラクター浅見千鶴子
基本の練習メニューは以下の順で行われます。
↓油を塗って簡単なセルフオイルマッサージ
↓ストレッチで身体をほぐします。カラリ・スーリヤナマスカーラを左右6回ほどやれば十分です。
↓基本の蹴り
↓動物のポーズ
↓型(sequence of body movement. Flow movement)
↓武器術(long stick, short stick, sword shield etc)
基本の蹴りと動物のポーズはカラリの基本動作であり、型はこれら基本動作の組み合わさったものであり、武器術は基本動作と型の集大成といえます。
基本の蹴り(leg & kick exercise)
身体を大きく使い、しなやかで、バランスの取れた動きに重点が置かれます。
おもに柔軟性、バランス感覚を養い、同時に脚全体の筋肉の強化、また腹筋の強化にも効果があります。基本の蹴りは7パターンあり、跳躍動作とも組み合わさって、なかには空中で左右の脚を入れ替えて着地する、などダイナミックなものも含まれます。
カラリ(道場)の縦の長さはだいたい10mほどですが、10mを一往復して1レーンとして、一つの蹴りをだいたい3レーンほど練習します。どの蹴りも背骨をまっすぐに保って行います。背筋を伸ばす方法として、顎をあげて視線はやや上を見ながら、両手は頭上にまっすぐあげて保ったままキックします。
実際に見てやってみないとなかなかイメージがわきませんが、ここで7パターンのキックを簡単に説明します。
@ ストレートキック。膝、足首を伸ばし、股関節から脚を振り上げます。手は高く上げ、十分な柔軟性がついたら、高く上げた手を足の甲で蹴ります。
A 外廻しキック。膝、足首を伸ばし、股関節から大きく外側に廻します。
B 内廻しキック。外回しの逆で股関節から内側に大きく廻します。
C 斜めキック。膝、足首を伸ばし、脚を対角線上に股関節から大きく振り上げます。同じく両手は高く上げたままですが、右脚は左手を、左脚キックのときは右手を蹴る感じで。
D ターンキック。ストレートキックを前と後ろ組み合わせてターンして行います。
E ストレートキックと座る動作の組み合わせ。
F Eにさらに上半身の回転が組み合わさります。
いずれも実際にやってみないとなかなかイメージがわきませんね。
全身の柔軟性とバランス感覚を、自然に無理なく鍛えられるようによく体系化されたプログラムだと思います。
カラリでは、基本姿勢は動物の姿勢です。
象、馬、ライオン、猪、蛇、などは腰を低く落とした姿勢で、身体の中心(丹田)にエネルギーを集める効果があり、下半身を強化します。魚、孔雀などのポーズはバランス感覚を養い、猫は休めの姿勢でもあり、呼吸を整えたり、エネルギーの沈静化に使われたりもします。
動物の姿勢(ポーズ)の練習によって身体の強化、最も重要なカラリの基本姿勢を見につけます。
カラリではどの動きも型(form)も野生の動物の動きに由来しています。カラリでは動物の内外の動きの本質を取り入れているといえます。どの動物も(闘うときは特に)、体全身を使います。体全身を使う動きがカラリの特徴でもあります。
そのため、カラリでは、人間が日常生活では使わない部位の筋肉も含めてあらゆる部位の筋肉を使います。カラリでは自然な体の動かし方によって、体の隅々の筋肉まで鍛え上げることができます。
(私が今教えている友人の一人に、ヨガの先生がいますが、長年のハードなヨガで体の自由が効かなくなっているにもかかわらず、カラリでは痛みを伴わずに自由に体が動くといっています。)
