(abc)
筆者 : 中村義行 富山市在住。元地元新聞社に勤務 (社会、文化、政治の 各部と黒部支局)
  Mail : yn-taurus@s4.dion.ne.jp
とやま豆新聞
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     福祉士の
ドキュメンタリー
  
 女性Dr.がグランプリ
 
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ゴーン氏、運転席で称賛
  ラジオって面白いですよ
      「復権」へKNBの試み
    とやま極め女(ひと)
▼「このゆびとーまれ」理事長・惣万佳代子さん
▼KNBニュースキャスター・武道優美子さん
▼「エコロの森」代表取締役・森田由樹子さん 
▼パティシェール・森田玲奈さん
▼救急救命士・山口絵美理さん
       
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      アール・ブリュットの世界
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 通路あるのに「屋根付き」新設へ
    空港ビル⇔県総合体育センター
 愛のキャッチボール
   塀の中のディスク・ジョッキー
写真集を発刊
    
   全国若者・ひきこもり協同実践交流会inとやま
           12月9-10日、富大五福キャンパス

  
ひきこもりの若者が抱える「生きづらさ」の主な原因は、競争や貧困ー。「交流会」はこの10年の活動から、こう考え、支援する人、支援される人、若者と大人の垣根を越え、抱える課題を解決していくことをテーマとしている。
  「ひきこもる家庭への支援」、「出会い、参加・共働のある地域づくり」、「LGBTQ」(女性同性愛、男性同性愛、両性愛、性別に違和感を持つ人、性的志向が決まらない人)など9つの分科会で参加者が話し合う。
  参加費は大人3千円、学生・若者1千円。主催は実行委員会と若者支援全国協同連絡会。
         (大会URLはhttp://www.jycforum.org) 
 
      中嶋咲枝代表
 
 上の写真は指人形の「雨々ふれふれ」、 右は、「ごんぎつね」の1シーン=17年7月、富山市古沢小
濱谷一郎カメラマン=「山の日特集」で、沢下り中の1シーン(KNBテレビから)
  「雨々ふれふれ」。歌に合わせて小さな玉が軽やかに、時に寂しげに踊る。学校に傘を届けたお母さんと楽しそうに家路を帰る子ども。指人形の世界はファンタジックで、いつの時代も子どもやお母さんを虜にする。
  「ガイ氏人形劇場」は、「雨々ふれふれ」、「獅子とちょう」、「タヒチアン」など6つの指人形ファンタジーと、童話作家・新美南吉の童話「ごんぎつね」のミニ演劇が主な“出し物”だ。以前は、旧利賀村で創作した「サキと山姥」、「耳なし芳一」も演じた。「ごんぎつね」は、小学校4年の教科書に載っている。
  数々の“悪さ”をした「ごん」が改心して、“被害者”の兵十宅に償いの品を運んでいる最中、兵十に撃たれて死ぬ。兵十は「ごん」の優しさを知り愕然とする、あの物語だ。
  今年7月、富山市古沢小の講堂では低学年の児童100人と地域の人たち50人ほどが、開演を待っていた。ステージの上に臨時に設けられた横5メートル、高さ2メートルほどのミニの舞台。それに3つの本格的な照明も、団員がライトバンに積んで全国を回っているものだ。
  開演少し前、「劇場」の代表、中嶋咲枝さん(75)=愛媛県出身=が、小さな獅子頭を持って児童の前へ現れた。「ワォー」。児童たちは、何が始まるか分かっているらしい。獅子は、児童の頭を噛んだ。ひとり、またひとり。雰囲気が一段と明るくなった。
  児童たちの楽しみはワークショップだ。スタッフが、高学年を対象に、「雨々ふれふれ」の演じ方を教え、出来栄えをみんなに披露する。「いいぞ」、「へたくそ」ー

      
       ガイ氏、吉田桂介さん(桂樹舎)とも親交

  劇場は、当時のNHKの教育テレビで活躍していた「人形劇団プーク」の団員、故水田外史さんが1963年に東京で創立した。日本の風土に根ざした人形劇を創り続け、それを自らも演じる。まもなく文部省の「委託事業」として予算がつけられ、全国を回った。現在の中嶋代表は当初からのメンバーだ。
  過去何年もの学校巡回事業の活動実績を元に決める委託事業は1年限り。劇場はライトバンで移動、、ビジネスホテルに泊まりながら行脚するのは、その予算がぎちぎちだからだ。「委託」なので、観覧料は取らない。
   創立して10年後、巡回公演で利賀村を訪れた劇場は、村の「ここを拠点に活動を」と懇願されたうえ、村に続いている「麦屋節」などの民俗芸能に惹かれて、合掌集落内にアトリエを借りた。
  代表の水田さんの人当たりの良さや、人形劇の人気が相まって、劇場に地元の多彩な人たちが集まってきた。水田さんの紹介で、「こども教育宝仙大学」(当時は短大)が、保育教育の課外授業として毎年夏に村にやってきた。3泊4日で民謡を習い、児童とも交流し最終日には村の人と“お祭り”も開く。それが今年で42年目だ。
        無念の解散、スタッフの高齢化のせい
     
 水田さんの親友に、吉田桂介さん(元桂樹舎代表、八尾町、14年に99歳で死去)がいた。水田さんが富山県内での公演に来た際、必ず吉田さんを訪ね、吉田さんは和紙の新作を見せたり、家族とともに利賀村での公演に出掛けた。青森で見つけて、自らも気に入っていた刺し子の上衣を水田さんにプレゼント。水田さんは、それを毎回の公演で着た。刺し子はいま中嶋さんが来て演じている。
  水田さんは生涯現役を通し、06年73歳で亡くなった。
  旧利賀村の人口は約500人。当時の半分で、65歳以上の高齢者が半分を超えた、いわゆる“限界集落”だ。当時、20軒あった民宿はいま5軒しかない。
  劇場を解散する主な理由は、スタッフの高齢化。中嶋さんは、さすがに寂しげだが、「みんな思う存分、やったからね」と、どこかさばさばしている。
                               (17年10月) 
  
  1,973年、旧利賀村(南砺市)に、人形劇場がやってきた。ライトバン2台にスタッフ7人と舞台用具一式を乗せて。正式名を「ガイ氏即興人形劇場」といい、山房に拠点を構えた。
  小学校での初公演に村の人はびっくりした。「小さいステージなのに、人形が生き生きしている。こんなの初めて」。
  劇場の創立から55年。全国で3000回もの公演を行い、18年春、解散する。
創立して55年、全国での公演3,000回
  
マスコミ 勝手にモニター
    
   「森友、加計学園隠しと言われそうです」
     「大義ない解散」、タイムリーな報道

  解散が濃厚となった9月18日、チューリップテレビの「N6」(ニュース・シックス)が、いち早く、これを取り上げ、県民の声とともに、キャスターが「解散に大義名分がない。これでは森友加計学園隠し」という意見が強くなりそうです」(要旨)と述べた。併せて県内各党の選挙態勢についても報道した。
  県内のメディアでは、これまでも、「共謀法」や「改憲」の動きなどについて、中央の集会などに呼応して県民の声を取り上げてきた。今回は他局でこの報道は見られず。まさにタイムリー。フットワークの軽さの表れだろうか。
  ただ、残念ながら「県民の声」は、いつも遠慮がちで、いわば“閉鎖的”。「進んでマイクの前で意見を述べて」-。テレビ局もそう望んでいるのは確かだ。 

 しらじらしい「これは個人の感想です」

  テレビのCMで、「効能」のようなものを、さんざんうたっておいて、小さな文字で「個人の感想です」の注記を付けたサプリメント。あのしらじらしい広告がいまも続いている。
  マルチタレントの松尾貴史さんは、「“個人の”はどこかアリバイのように見えるが、何かの規約にうたわれているのか」と言う。「そんな感想を述べる人を選んだり、そう話させているのを視聴者は知らないと思っているのか」とも。
  
  「撮影のためタオルを着用しています」 
  
  富山県内の温泉でも、「旅もの」のロケが行われるが、そのテレビ画面に映るのがこの文言。当然だが一般の人は全裸で入る。これは衛生上のマナーだ。ロケのモデルだけが例外、とはいかない。
  温泉の多い富山のテレビでも、スケッチもので、“自然なスタイル”のシーンがあってもよさそうだが、制作者に、そんな“勇気”はあるだろうか。

    ナレーションまでセン
       セーショナルでは


  「マッドマン」、「リトルロケットマン」に「米国のおいぼれ」、「老いぼれ狂人を必ずや火で制する」ートランプ大統領と金正恩北朝鮮委員長の“あくたれ”が、とどまるところを知らない。
  ニュースワイドは、またも「ハゲー」のようにこれらの言葉をリピートしているが、関西のあるテレビの女性アナウンサーのナレーションが面白い。
  まるで、「北」側の国営放送で重大ニュースを読む、あの女性のアナウンサーの読み方とそっくりに見える。そこまでやる?
       
      
X ハゲー  不倫X

         🌸「アムロ」🌸

  朝のテレビのワイドショーが、やっと“明るく”なり、チャンネルをガチャガチャすることが少なくなった。
  代わってテレビを占領しているのが「アムロ」(安室奈美恵)。40歳で来年引退という潔さが、若い人はむろん、それまで「アムロ」を知らなかった人の心もつかんだ。
  POP調の歌は、小室プロデュースから離れて一段と良くなったとも言われ、ダンスも新鮮に見える。“おいぼれ”も、いまさら「目からウロコ」である。
  どこかの会社の大幹部が、「富山の人は閉鎖的」といってひんしゅくをかった。それを返上するため、この際、「恋のフォーチュン・クッキー」を踊ってYou Tube で冨山の観光にひと役買った石井知事を先頭に、「アムロ」のライブを誘致したらどうだろう。
  この“話”の向こうを行く人が現れた。森富山市長だ。11月23日夕、富山市出身の元宝塚娘役トップ・愛加あゆみさんを招いてライブとともに、得意のトークショーを行い“ここだけの話”を披露するという。やるぅ。
  
  「旬景とやま」(KNBテレビ)が、写真集になった。
  「旬景」はKNBのカメラマン・映像作家、濱谷一郎さん(60)=射水市=が制作し、毎週火曜日のニュース番組「エブリィ」の中で放映されてきた人気番組で、今年10年目で500回を迎えた。それを記念しての出版。
  掲載されている写真は約160枚。400枚近い中から「ポスター的なものを除いて」厳選した。濱谷さん自身による「旬景とやま」のナレーションをほうふつとさせるようなエッセーがついている。
  取材対象は県内の大自然。険しい山から里山、小川や水中の生き物、星空、野山にいる動物などなど。多くは視聴者がテレビで見慣れた写真だ。
  最近、珍しいクマの集団を至近距離で撮って評判を呼んだが、「これと決めたら、どこへでも行く」ー。被写体はきれいで、時にダイナミックな動きをするものをーだ。
  テレビの「旬景」は5分前後、視聴者を虜にしてあっという間に終わる。第1回のデビュー作は「ギフチョウ」。その最初のカットは「ギフチョウの卵」だった。後に、いたち川の水面から“下から目線”で満開の桜を撮った。
  
     「“人間がいる写真”追い求める」

  濱谷さんはこれまで、「ロケは3人ほどで行っています」と、尋ねる人に答えてきた。むろん、1人だ。
  撮影、原稿書き、編集、それにナレーションも。筆者は、そのことを「ブラタモリ」(NHK)の“大ロケ隊”を引き合いにしてHPで紹介したら、「たった1人とはすごい。美しい映像に、何度も引き込まれた」、などのメールが何本も届いた。
  当然だが、「旬景とやま」は、テレビカメラで写した「動画」で、写真集の写真は、「動画」から取り出した「静止画」だ。濱谷さんは、「動画」を「映像」と呼び、「静止画」を「1コマで表現する写真」と、敢えて定義する。
  スマホを含むデジカメは、1秒100コマの決定的瞬間を捉える。この撮影はいま誰にでもできる。濱谷さんは、このことから「“人間不在”を感じた。確かに何かが映っているかもしれないが、そこには固有名詞としての人間が固有の被写体を映すという写真本来の人間的な行為がない」という。そんな、濱谷さんの“思い”を写真集からくみ取りたい。
  「写真集・旬景とやま」はB12版、 フルカラー 。96ページ
   定価2,000円(税別) 
来春解散
利賀の山房でも創作活動
お疲れさま、ガイ氏人形劇場