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▼KNBニュースキャスター・武道優美子さん
▼「エコロの森」代表取締役・森田由樹子さん 
▼パティシェール・森田玲奈さん
▼救急救命士・山口絵美理さん
とやま豆新聞
 筆者 : 中村義行 富山市在住。元地元新       聞社に勤務 (社会、文化、政治の        各部と黒部支局)
「視聴者の“あした”が良い一日になりますように」
ローカル局にも「予報士」を、と受験
   合格率4-5% 富山に65人
    受験者「仕事に“付加価値”付く」
日本海側を連なって北上する
雨雲(レーダー)=7月24日
 スマホやPCによるレーダー画像の利用が増えていることについて、富山地方気象台は、「防災意識を高める上で喜ばしいこと。より精度の高いデータ解析を心掛けたい」と言っている。
  同時に、画像は一般的に大まかで、その点では“目安”。また、画像では雨雲が切れても、次々と発生することも多く、注意を払ってほしい、とも。
 
   「気象庁が“アマチュア予報士”に負けた」 
  
  
「きょうは関東地方で大雪になるでしょう」ー09年3月3日、気象庁と民間の気象予報会社がこぞってこんな予報を出した。この時期、太平洋側で雪が降ることは、経験的に知られていた。それが外れた。
 
 ただ「外れた」だけではなかった。実は「当日は雨。雪は降らない」と“予報”していた、アマチュアの気象観測グループがあったのだ。
  コンピューターなどに頼らず、ただ空を見て気象の現況を写真なども付けて所属している予報会社にスマホで通報する「サポーター」たちだ。
  気象のプロが、スーパーコンビューターを駆使、長年の経験をもとに打ち出した予報も万能ではないことを示した、その“屈辱”。気象庁や予報会社は、この日を「敗北の記念日」としている。

雷レーダー画像。最も強いのが
青色の「4」で、黄は「1」 
マスコミ 勝手にモニター
  スマホやPCで見られる雨雲、雷、竜巻のレーダー画像の基本的なデータは、気象庁測定のものだ。これを受けて、大小の気象予報会社が、独自の観測結果を加味し、画面のレイアウトを工夫して、契約している全国の自治体や企業のほか、スマホやPCに提供している。 
  スマホ用には有料、無料のものがあるが、「無料」大半。「無料」は画面の上に「広告」が出る。アプリはスマホによって違うが、ダウンロードする「窓口」(アイコン)があり、ここから取り込む。
  気象庁自身が提供しているアプリは「レーダー・ナウキャスト(降水、雷、竜巻)と「高解像度ナウキャスト」(無料)が主力。最近、「雷」の観測は衛星を利用することによって、表示がかなり速くなった。
  なお、気象庁とは別に、雨専用の観測レーダーを独自に設置している国交省は「XRAIN」のアプリをPC、スマホ双方に提供。気象庁のものと見比べて参考にされている。
 ・お知らせ: 「HPの画面が乱れる」という連絡を、ごく一部の方から受けました。そのような方は、お使いのブラウザー(多くの場合、インターネット・エクスプローラー)のバージョンが低いことが考えられます。
    テレビ局と視聴者が
      ほんろうされた2週間
     
動画サイト“駆使”の“痴話げんか

  番組の制作責任者は 「うちだけが情報の量を控えるわけにはいかん。知りえたことをすべて盛り込め。視聴率が稼げればいい」と言っただろうか。
  キー局からの番組を受けるだけのローカル局は、「なじみでないタレントのこと。猫も食わない話…」と、苦々しく思っただろうか。
  「ドラマやバラエティを見ていないと、おしゃべりの輪から取り残される」と、日ごろぼやいている主婦たちはどうだろう。「話にならんちゃ」と、テレビを消した人がいるだろうか。
  主人公は、離婚話が持ち上がっている妻の側。夫への非難をインターネット上で日々繰り返し、それが動画サイトに移行。すごい形相で、自作自演の繰り言を述べる。富山県内では、民放3局すべてが朝夕のワイドショーで、それを長々と流した。放送時間は3局合わせて2週間で35時間(関東地区での集計)。
  動画サイトは数千万人の人が見たと言われるから、SNS時代の申し子のようなやり口だ。

       テレビが“増幅”した?

  いったいこれは「報道」に値することなのか、なぜブレーキを掛けられないのか、と元NHK職員で津田塾大研究員の鈴木祐司氏は言う。この“椿事”を扱わなかったのはNHKとテレビ東京だけ、日ごろ「報道の〇〇」と言われる局は12時間半ほどに上ったと言われる。
  ローカル局が今回の“事象”をどう受け止めたかは分からないが、県内の民放3局にある番組審議会のフリートーキングなどで、どんな意見が出たか知りたいものだ。
  キー局はむろん、ローカル局の視聴率が上がったことは確かだが、それは多分“良質”とはいえないのかも。
  35回もテレビでリピートされた「ハゲー」といい、“痴話げんか”の後の女性代議士のツィートが“炎上”したケース、さらには“一線を超えたのか”と問われる議員同士の不倫…。
  それにしても、テレビの“餌食”となる事件は、なぜこうも多いのだろうか。(データなどは鈴木氏の評論から引用)。
   近年、豪雨や台風などによる災害が全国で多発していていることなどから、気象予報士(以下、予報士)を目指す人が増えているという。だが、合格率は4-5%とかなりの“狭き門”で、7月現在の登録者は全国で9,855人、富山県には65人だ。
  予報士制度は「気象業務法」に基づくもので、94年にスタート。気象庁から提供される数値予報資料など高度な予測データを、「適切に利用できる技術者を確保する」のが目的で、気象庁に登録したうえで、業務に就く。
  天気の予報は、ひと昔前は、予報官が空を見上げる「観望」が主流だった。いまも「観望」は大事だが、アメダス(雨量、気温、風向・風速、日照時間などの自動観測する機器)、レーダーなどを駆使し、それを解析する予報業務の重要性は高まっている。使命感や社会的ステータスの高さが魅力のようで、仕事を持ちながら受験する人が多い。
  予報士の試験は国家資格の中でもかなり難しいらしい。15年は3,116人が受験、合格者は130人だった。試験は学科が大気の熱力学、気象現象、観測の成果の利用、短期・中期予報など。実技は気象概況及びその変動の把握、局地的な気象の予報など。
          人気No.1 はテレビ局の予報士 

  予報士が最も多いのは東京の1,770人、北陸では富山が65人、石川74人、福井49人。合格者の多くは、既に気象予報会社で業務についている人が多いが、 “予報士人気“のナンバーワンの職業はテレビだ。
  NHKには30人、民放のキー局も、多いところでほぼ同じ数と言われる。富山県のメディアではKNBに1人(ニュースキャスター)、NHK富山放送局に1人(気象キャスター)がいる。
  テレビ局はどこも「お天気」報道に力を入れている。NHKでは夜のニュースの中で、ワイドスクリーン(デジタル方式)を駆使して主に女性の気象予報士が“立体的”に解説している。
  富山では秋、冬の立山連峰の雄大さ、美しさは日本でもまれ。「そのシーンこそ、その日の何よりのご馳走」とも言われる。特に北日本放送は、その日を逃さずニュースに取り込んでいる。    
気象予報士人気衰えず
高画質化、「九州豪雨」機に、より身近に
   木地智美・気象予報士(38)
         (NHK富山放送局キャスター)
  
  「視聴者の“あした”が、良い一日になりますように」との願いを込めて伝えるーこれが“信条”。夕方の「ニュース富山人」のお天気キャスターだ。
  03年、NHK富山局を振り出しに、北日本放送、日本気象協会に務めて予報士資格を取り、13年に古巣の富山局へ。キャリアが長いだけに解説も分かりやすく、予報士仲間などから「プロ中のプロ」との声も。
  若さと豊富な知識、さらには、「お天気」に割ける時間が比較的多いため、桜の季節などは和服姿で現場からリポートもする。
  商売柄? カメラを持ち歩き、空を見ながら散歩するのが好き。秋の4日間だけ運行する「星空トロッコ」(黒部峡谷)に乗って感動したとか。
  剣岳登山がいまの目標。防災士の資格をも持つ。気象キャスターネットワーク(95人)の一員。
             (写真はNHKテレビから)
ーアルペン球場の県高校野球
  7月13日、県高校野球の開会式が開かれる直前、会場のアルペンスタジアム(富山市)に雨が降り出し、高野連の大会関係者らが大急ぎで、グラウンドにブルーシートを敷き始めた。
  何人かが、スマホで雨雲の画像を見ていた。「時間」を先に動かすと、雨雲の“しっぽ”がグラウンドの上を通り過ぎる。それまで20-30分。スタッフが叫んだ。「雨はまもなく止む。開会式を始めるぞ」ー。
  運動会など年間多くの屋外イベントを開く小中学校でも、特に雨が降りそうな当日はお天気が気掛かりで、富山市奥田小ではパソコン(PC)やスマホで雨の画像をこまめにチェックしたり、時に気象台にも問い合わせるという。
  富山の市街地や住宅地はひところより排水工事が進んだが、今も一時間の降水量が30ミリも続くとたちまち道路が冠水するところが多い。「雨雲に切れ間があったら…」。そんな思いで「画像」を見る人も多いはずだ。
 
  雨の降り方が強くなると、ついスマホを取り出して、気象レーダー画像(雨雲)をのぞき込む。そんなシーンが日常的だ。
  画像は雨だけでなく、雷や竜巻の発生予想も強弱を「赤」、「黄」などで表示、さらに「1時間後にはこの位置に」などと示す。
  甚大な被害を出した九州北部豪雨や新潟、東北の「記録的短時間降雨」などが、「富山も例外ではない」という意識が、「レーダー利用」を加速しているようにも見える。市町村の防災関係者などは気象業務会社の、より精細な画像、データを利用しつつスマホの活用も怠りない。  
スマホであなたも“降雨予報”
「雨20分ほどで止む、さあ開会式だ」
    受験生の母を困らせないで
       BPOもびっくり 深夜ラジオの“卑猥トーク”
  
  テレビが普及していないころ、学生もサラリーマンもたぶん受験生も好んで深夜ラジオを聴いた。そのころも、“お色気”はあったが、いわば“健康的”なものだった。
  最近はどうか。ラジオは、短い時間とは言え、より卑猥化。加えて深夜テレビが「これ見よがし」の映像を送り込む。青少年が好んで見るアニメが、“ひどい”との意見も多い。深夜のラジオはAM波(中波)だから、各地から富山に飛んでくるから始末が悪い。  
  「いまどきの中高校生には、多少のHなものには“免疫”がついている」という意見が視聴者や制作する側に聞かれる。聴きたいと思ったら1週間前の番組も聴けるし、TVは録画が出来る。
  だが、「受験勉強中の息子が、それらを見たり聴いたりしていると思うと心配で…」という、お母さんたちは多い。「もしかして、性犯罪につながったりしたら…」。そう考えるのは自然だ。
     
      放送局が怖れるBPOからの「通知」

  「H」な番組を含めた、放送倫理に反するような番組に目を光らせているのがBPO(放送倫理・番組向上機構)だ。
  視聴者らから寄せられた意見をもとに、「行き過ぎ」と思われる番組を放送した局に「視聴者意見」として通知している。
  ある月は、1カ月の総数が1,476件。このうち、「低俗・モラルに反する」、「」性的表現」、「虐待」が計52件。総数のうち664件(45%)が当該放送局に通知された。
  「性的トーク」の内容は明かされていないが、ある深夜トークのパーソナリティーは、「リスナーから、読まれるはずがないような卑猥なメールをたくさん送ってくる」と明かし、ご丁寧に、それをネット上で披露している。
  「〇〇帯を教えて下さい」、「〇〇声を出して下さい」、「テレフォン〇〇があるそうですね」などだそうだ。当のパーソナリティーは「自分のは“品のある下ネタ”」と、言い訳をしている。
  いま、番組の多くの担当者には、BPOからの「通知」がいつくるのか、恐怖を感じている人が多いという。通知がくると、社内の目が厳ししくなり、視聴率が下がれば、スポンサーが番組から降りることも。 たかが「通知」ではないようだ。  
               (17年8月)

  数家直樹・気象予報士(52)                 (KNBニュースキャスター)
  7月の全国的な豪雨で、多忙な日を過ごした。「富山県が被害に見舞われたら」という思いから「命を守る」のシリーズを組んだり、気象庁の「3カ月予報」が手直しされたら、なぜそうなったかなどについて解説する。
  「いつ明ける?」県民をイライラさせた梅雨明けにも答えた。「気象」を極めたものの“醍醐味”だ。むろん、大雨警報が出たら、それは随時、またはニュースのトップに据える。
  “本業”は、看板番組「ニュース・エブリィ」のキャスターで、安定した語り口が定評。日々の「天気予報」をも担当する武道優美子キャスターとペアを組む。
  「キー局での気象情報は予報士が伝えているのに、ローカル局にいないのは視聴者の思いに沿っていない」と考えたのが受験の動機。3回目の挑戦で合格した。
  体力づくりに15,16年の2回、富山マラソンに参加した。性格は「粘り強い」一方で「諦めが悪い」。
             (写真はKNBテレビから)

     「累計500ミリ」に肝冷やした黒部市
         「警報遅れた」7年前の被災

  九州北部豪雨の前の7月1日から4日間、黒部・宇奈月地方に分厚い雨雲が停滞。宇奈月の雨量計は累計で500ミリを観測した。
  黒部川下流の小河川の一部で「氾濫危険水位」を突破。市は生地地区の一部に「避難準備情報」を出した。ここは、10年9月に大雨警報が出る前に小河川が氾濫して生地地区の25戸近くが床下浸水した場所だ。
  警報が遅れた理由として同市は「旧市内にアメダスがなかったから」と主張。だが、アメダスは“守備範囲”が厳格に決められていて、設置は認められなかった。
  現在、気象台は同市内の消防署の雨量計のデータを利用。一方で同市は気象予報会社と契約し、そのデータと併用して、よりデータを確かなものにしている。雨のひどい時、消防を含めた市職員(250人)がスマホの画像をのぞくのは言うまでもない。

         “影”薄くなる?アメダス

  富山地方気象台などの話では、アメダスの“存在感”は昔ほどではないようだ。レーダーの性能が格段に上がり、アメダスの中の雨量計のデータをもとにすれば大半の予報が可能としている。
            X  X  X  X 
  「舟橋村を除く」って?
  テレビやラジオで、「舟橋村除く市町に大雨警報」という報道を耳にする。小さな村の周囲に「警報」が出ているのに…である。気象台の言い分は「大雨警報には“重大な土砂災害発生の恐れ”を含んでおり、舟橋村には、当該場所がない」ー理由のようだが、「現に大雨が降っているのに警報が出ていない」という現象はの説明としては弱い。
               (レーダー画像は気象庁などの画面から)

「感想メール」から
 
 「コンパクトシティづくりは逆風の中」に多くのメールを頂いた。

 ・「コンパクトシティは、賑わいの創出策としては無理だろうが、一応“”正論”だと思っていた。しかし、いろいろと問題が多く、考えを改めた」。

 ・「10年もたち、あれほどの投資をしているのに、ぱっとした成果が見えない」、「市立図書館やガラス美術館へは、これまで市電で行っていたが、いまはコインパーキングを利用している」、「複合的な商業施設が造られているが、これまでに出来ていて当然の一般的な事業ではないか」。

 ・「タウンミーティングでコンパクトシティの説明を受けたが、「これ、やる、あれも」というものが多く、こちらは不勉強のせいもあって質問もできなかった。市民に理解されていないのではないか」。
  
  目標達成率は37%(28年)ー市の評価

  富山市は「コンパクト」の「目標達成率」について、こう説明している。「市全体の人口に対する都心地区を含む公共交通の便利な地域の人口の割合を、平成17年の約28%から、20年後の平成37年までに約42%とすることを目標としている」。
  
「28年時点では、その割合が約37%となっており、概ね順調に進捗していると考えている」。この様子、目に浮かぶ人がいるかどうか。