まず財政再建、「在来線」は        通学・通勤者の要望に沿って  
筆者 : 中村義行 富山市在住。元地元新聞社に勤務
       (社会、文化、政治の各部と黒部支局)
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マスコミ 勝手にモニター

      

 ・とめどない復興費、薄れる
  思いやり
    手放しで喜べぬ新幹線の延伸
 
 ・ばあちゃん、急がんでいいよ
   なお使いにくいATM、気になる後ろの客
 
 ・スマホって“未完”の商品?
     機能多いが、使いこなし困難
 
    読者のメールから
      「重箱の隅ほじくる記事…」
      「告発型記事をどしどし…」   
  
拝啓 石井知事
名車「510」を
  蘇らせた男たち
建設が急ピッチで進む北陸新幹線
至芸の指人形 子らをとりこに
 “あなたの借金”104万円なり 
  1人当たり104万円、富山県民全体では1兆1,500億円。これは22年度の県債残高、つまり借金です。県民の多くは、実感が伴わないものの「なぜ、どうして」と受け止めるでしょう。
  この借金の1年間の返済額、「公債費」は23年度が900億円。社会福祉や児童福祉など「民生費」のおよそ2倍です。これには、さすがの県民も「なんと、もったいない」でしょう。
  この公債費の増加に、国がブレーキをかけてきました。
  県予算の中の収入に占める公債費の割合が、起債を制限する比率の18%を、1%を超えたためです。県債を発行するたびに、国の許可を得なければなりません。「制限超え」は全国で数県しかありません。
  この、いわば“黄信号”の先には、イエローカード(25%)、レッドカード(35%)があります。レッドカードは「財政再建団体」のことで、昭和42年間から約6年間、黒部市が企業誘致が主因となって再建団体に指定されました。指定が外れた後も、市の並々ならぬ緊縮財政策が続きました。内情は、いま“奮闘”している夕張市(北海道)と似たようなものでしょう。 
   いま、国の台所は、これまで以上に“火の車”です。「借金は子や孫の世代にまで残してはならない」ー。この言葉が、現実味を帯びてきました。なにしろ、彼らの年金支払いなど、おぼつかないのですから。

  地方交付税も国民全体のお金
  どうして、借金(県債残高)がこんなに嵩んだのでしょう。統計(ホームページ上)のある平成7年からずっと右肩上がりで、いまの1兆円余は、7年のほぼ2倍です。
  学校やホールの建設、道路や下水道などの整備は、自治体にとって特に大事な施策ですが、一般財源の使い道は外にも多く、これらの財源の確保に地方債の発行、つまり借金をせざるを得ないのは分かります。
  起債の多くは後に地方交付税で補てん(通常、5割前後)されますが、このために、借金に対して寛大になることはないでしょうか。本年度予算の収入(歳入)は約5,600億円。この中に、県債発行分が1,060億円も含まれているのです。 
 バブルの時代から、多くのハコものが造られ、道路は網の目のように整備されました。国道、市町村道を含めた、富山県の道路整備率は74.6%で全国1位(22年度)。ちなみに全国平均は56.8%です。
  ここ5,6年で、残高を増やした最たるものは北陸新幹線です。「上越」と違い、建設費の地元負担に加えて、在来線の第3セクター化という“重荷”を背負わされたことが主な理由でしょう。

  9億円フイにした“幻の新幹線トンネル”
  地元負担金は、金沢までの開通までに、2,100億円にも上ります。県は「起債があるために実現できる、安心・安全にかかわる施設、制度などもある」と言っていますが、特に新幹線は立案の段階から、建設の是非をめぐって激しい論議がありました。
  石川県境付近の山の中に「加越トンネル」と呼ばれた幻の隧道があります。北陸新幹線の形がまだ「スーパー特急で」と言われていた平成5年ごろに、先行着工されたものです。これが、ルート変更で、“お釈迦”になりました。この無駄な出費は約9億円でした。
  新幹線建設に伴う数多くの重荷を横目にしてきた責任は誰にあるのでしょう。
  県民の中には、いまだに「上越新幹線は、東海道などと同じ国の施策なのに、こちらは地元負担付きのうえ、在来線まで運営させられるとは」と思っている人が多いのです。新幹線には当面乗る機会の少ない通勤・通学者、高齢者のために、在来線を粗末に扱ってもらっては困ります。
   「ハコもの」の中にはいま、“苦戦”を強いられているものが目立ちます。文化ホールや美術館、その他の公共的な建物が、スタッフたちの懸命のアイディアづくりや運営にもかかわらず、それほど賑わっていません。近代美術館では、この数年間、予算難などで、新たな作品の購入もままならず、新鮮な企画展も意にかなわないようです。
                      
  以上述べたことは、知事には“釈迦に説法”なのですが、読む人の理解を得るために最小限に書きました。
   本年も、ご愛読のほど、
   よろしくお願いします                             
 
       
  「もし、あなた方が災害を受けたら、今度は私たちが心から支援します」ー。東北地方のある知事が、テレビでこう語り掛けました。「なぜ、いま私たちがこんな目に…」、そんな悔しい気持ちがにじみ出ていました。「私たち」はいつ「富山県民」になるかもしれません。
  3つもの同時発生の大災害は、私たちに、これからの生き方、考え方に重い示唆を与えました。手軽で便利なものへの依存、人とのつながりの大切さ、自然への慈しみ、原発の怖さなどなど。今まで抱いていた考えが甘く、あるいは根本から間違っていたのでは、と思うようにもなりました。
  折しも、富山県の財政に“黄信号”が灯りました。重い課題は外にも多くあり、知事がこれらに対して真骨頂を発揮されるのを、県民は真剣に願っています。
              
きょうの1本
とやま豆新聞
 ーリンク先ー
 ・フォルツァ総曲輪
 ・ISK 有限会社
 ・
group philia
 ・サンロクゴ
 
 ・ お猿の24時間
    でじたる換気
 
    Harpist
 ・川村文乃のホームページ
 ガイ氏即興人形劇場
 
 
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  マスコミ
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 43.九電の「やらせメール」
    無視し続けたマスコミ 
  42.議会議員をハダカにすると
    精彩欠く一般質問・質疑
 
  41.JR全面運休はなぜ起きた
     “大雪”に除雪車マヒ
 40.「 38豪雪」を覚えていますか
    危機意識、インフラは? 
 39. 知事と県議長公用車
     各1,500万円で更新
 38. 教育委員らの報酬見直し
   先駆ける神奈川、静岡
 37. 大雨警報が遅れた!?
    被害の黒部市
   「アメダス設置を」
 36. 議員ごとの政務調査費
    市民に公開ー射水市
 35.  補聴器の騒音
     ピアノ演奏を止めた  
 34.  代表監査委員など
    永年、県幹部が天下り
 33. 詰め込み過ぎで不親切
    お役所のホームページ

 32. 捜査の常道見失った県警
    捜査に合わせ自白強要?
     
−氷見の冤罪事件
 31.  首長自身が給与大幅削減
     専用車の廃止も  
 30. JR西日本に重い課題
    宝塚線事故・調査報告の漏洩
 29.  県の人件費にムダは?(1)
    行政委員、非常勤で月額20万も
 28. 読者に頼られる新聞を
    トップ更迭し「改革」
    の道模索するK紙
  27.

    利賀から発信、全国行脚
     
 
 26.がんよ お前に勝ち目はない
  
   -食道がん 隆平さんの場合
 
  25.  便利さと“弊害”と
   5年後、新幹線がやってくる
  24.
    
    走り続けて38年 ゴーン氏も絶賛
 23 この老人の通報は
    無駄だったのでしょうか 
   お寒い鳥インフル対策 
 22.地下道水没に危機意識を
    甘い用水、表示板の管理
 21.理不尽、怯える保育士たち
     保育所クレーマー 
 20.大丈夫か領収書チェック  
    政務調査費に市民の目
 19.評価甘い「桐朋」アンケ
     市民感情との間に差
 18.県への接近強めるK紙
      県民を甘く見ないで
 17.試練の桐朋富山キャンパス
     補助金、減額も年2億円
 16. ホールの携帯を包囲せよ
       導入進むか電波制御装置 
 15. 低迷続ける桐朋オケ公演
    PR方法、もっと工夫を 
 14. 花火師・智子の世界
    ギタリストとのデュエット
 13. どうした地方議会
    自らを正し当局監視を
   「改悪」された市議会だより
    もっとポイントを押さえて
  「顔」の見えない質疑
    富山市議会傍聴記
 12.モンスター・ペアレント
    対応にうろたえる学校  
 11.前途多難 並行在来線
   新幹線の光の陰に
 10.街は高齢者に優しいか
   制度・施設の改善を
 9.政務調査費返上しては
   議員の「地位」の向上を
 8.富山市電の環状線化 
   発車まで難題山積 
 7.富山県「会計検査院」
   問題含む県の監査制度
 6.寂しき富岩運河
   費用巨額、活性化の道は
 5.新聞が面白くない!?(2)
   
 4.新聞が面白くない!?(1)
  
 3.北陸新幹線vs全日空
   9年後へのし烈な戦い 
 2.「塀の中」のDJ
   愛のキャッチボール
 1.「廃線利用型」市電
     ライトレールの将来性
   「廃線改修」に24億円
 美術館“占拠”したキルト    
  トリビアな話(蓄積中)
   景観壊す「走る広告」
   新築駐車場、1年ぶりで開店
   乗客泣かせの越後湯沢駅
   こちらもカッコいい市電です
   富山空港、鳥がエンジン全損
    飛行機の燃料節約あの手この手
     
  
エッセーもどき
   
  ・放射線、金色の皿…
  アイガーそばで氷河スキー
  U・アシュケナージさんと
  辻井伸行くんの“バトル”      
    富山で花見 井上靖さん
    ありがとう高成玲子さん
    ・アジアン・クルーズ余話
    新聞の読み方
  
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