・答弁は「自分の言葉」で
  要点だけをメモし、顔を上げ自分の言葉で分かりやすく自信を持って答える。日ごろの業務能力に秀でていても、このことが出来なければ、議場に出る資格はないし、議会や市民を軽く見ていることになるのではないか。
  残念ながら、答弁内容はともかく、さすがの答弁ぶりと思わせたのは、市長とあと1-2人の幹部だけだった。
  この「1問1答式」は、20分の持ち時間でさえも十分でないのに、質問席に立てるのは1議員当たり年1回だけである。例会は年4回もある。しかも、3月定例会は1年間の予算を審議する大事な議会である。
  1例会につき3日間(代表質問含む)の質問日で少なければ増やせばよい。むろん、それ以前に質問・答弁内容とも、今よりうんとレベルアップすることが先決である。

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  答弁は分かりよいものの、市民感情を逆なでしそうな言い方が気になったものがあった。質問者が、新幹線乗り入れによって第3セクター化される並行在来線に関して「サンダーバードや、しらさぎが金沢始発になると、富山からの利用者は困る。富山始発を働きかけられないか」と質した。
  これに対する答弁者の答えは「そのことは新幹線の乗り入れが決定した時に決まっていること。いまさら言われても」と、そっけなかった。
  しかし、質問者や市民が期待していた答弁は、このような答弁ではなかったろうか。
  「並行部分の北陸線が第3セクター化された際、サンダーバードなどは金沢始発になるものと、一応理解されていますが、富山からの多くのJR利用者が不便をかこうのは事実です。市としても、なんとか富山始発にならないか働きかけてみたいと思っています」。
  こう答えると、富山県やJRから「フライイング」と、叱られるのだろうか
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「顔」の見えない質疑 (07年9月12日午後)
 

  一般質問の多くは「1問1答方式」。質問者の机が議員席の最前列にあって、前の方の当局側を向いている。「ヒナ壇」に並ぶ当局側は市長以下32人。かなりの数だ。向かって左手が各部局の部長クラス、右手が教委など幹部に別れている。
  この時間帯の出席議員は多少の出入りがあって45人前後(定員48人)で、まずまず。なお、傍聴者は25人ほど。 
  質問者の持ち時間は20分で、答弁を入れて1人当たり1時間だ。「一括方式」の従来の質問では、1人の議員が時に10項目ほどのテーマについて次々と尋ね、そのテーマに応じて担当の部長が答える。これでは、1つのテーマについて突っ込んだ質問を2度3度とは聞けず、持ち時間も気になる。この日は、まだ「一括質問方式」を選ぶ議員もいた。

  ・質問の「質」が大事
  その点で「1問1答」は、質問者も心ゆくまで聞け、聞いている者にも分かりよい。とはいえ、それも、質問の「質」による。2-3人の質問を聞いていると、テーマを絞り、要領よく発言し、当局を攻めていく議員と、そうでない議員との差が歴然としている。この日は何度かイライラさせられた。傍聴者の顔を見ていてもそれが分かる。むろん、イライラの原因は議員だけではない。
  「顔」が見えない人は、「ヒナ壇」に多数いた。自席で答弁に立つ幹部のほとんどが原稿から目が離れないのだ。しかも、棒読み。その原稿は各部局で作り、それに部長が目を通したぐらいのものだろうか。「真摯に」「着実に」「しているところであります」「検討させていただきたい」などなど、決まり文句もやたら多い。
  議長が口をはさんだ。「答弁者にお願いします。答弁は端的に…」。
  
とやま豆新聞
富山市議会傍聴記