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ほぼ中央が富山県で、現在、雨雲はかかっていない=富山地方気象台の「レーダー・降水ナウキャスト」から
 「強風のため、東京便に欠航便が出ています」とか、「富山県内に暴風警報発令中。風速は陸上で最大20b」、さらには「豪雨時には、この地下道にご注意を」、「県内の新型インフルエンザは峠を越えました」…それぞれのお役所のホームページ(以下HP)を開いた途端、こんなメッセージが目に飛び込むと、「さすが」と思うだろう。
  しかし、このようなHPは、たぶんない。
  インターネット利用者は、全国で延べ8千万人と言われる。富山県は、その百分の1として延べ80万人。「ネットのおかげで新聞が危機に瀕している」と言われて久しい。
  それだけに、PRを主とした企業はむろん、お役所は、「読んでもらえる」HPづくりに懸命だ。しかし、お役所(公共施設を含む)のHPの多くは、表紙はカッコよくても、詰め過ぎや、レイアウトがまずくて大事な情報が埋没し、その分クリック回数が増える。文章も分かりにくい。
  その理由はお役所側に、「利用者の視点」が欠けているせいだろう。HPの中には、税金を使って高額なハードやソフトを使用しているものもある。
  富山県民が身近に感じ、よく利用しているとみられる、いくつかのHPをチェックしてみた。

   「警報」の文字、点滅させるのも一法
        ー富山地方気象台、富山市消防局など
 
   ことしの正月以来、富山県は3回の大雪に見舞われた。そのたびに富山地方気象台のHPを開いた人が多かったと思う。1つは、警報が出ているかどうか、もう1つの狙いは、レーダー画面である。
  だが、ここのトップ画面には「大雪警報(注意報)発令中」などの文字がない。たくさんの小さな項目に「注意報・警報」とあるので、これをクリックすると、出て来る。「富山県○○地方に大雪警報発令中」ー。
  これでは、いち早く伝えるという緊張感に欠け、初めての人は、そこで閉じてしまうかも知れない。
  こんなやり方はどうだろう。トップページ上の方に「○○警報(注意報)発令中」とあり、その文字が点滅していていたら。これなら、視覚的にもよく伝わる。「詳細」は、別のページでもいい。
  気象台のHPで、重宝がられているコーナーがある。「レーダー・降水ナウキャスト」で、「北陸地方を」を選ぶと、日本海側を中心にした地図の上に、色分けされた雨雲の分布図が出る。「動画開始」をクリックすると、一定時間ごとの雨雲の動きが示される。
  レーダーそのものの画面だから、信頼性が高い。「赤い塊」(豪雨)が富山の上空を通ると感じれば、心の準備が出来る。
  当然ながら、このHPは気象データが豊富だが、見つけにくいものもある。「富山県の気象災害」の項目には土砂崩れや地震などはあるが、「積雪」がない。別の所から入ることが出来るが、「56豪雪」があるのに「38(サンパチ)豪雪」 が見あたらない。このこの種の記録は、気象台以外のどこかにあるのだろうか。 
  
メリハリ欠き“詰め込み”目立つ
拝見 お役所のホームページ 
埋没する議会会議録、不親切なイベントガイド…