・富山を通る最長距離コンテナ専用列車 北陸新幹線が金沢まで延伸すると、現在のJRの在来線からは特急が消え、普通と快速列車、それに貨物列車だけになる。
その貨物に、日本海側を走る日本で最長距離を走るコンテナ専用列車がある。日に1本、この20年間走り続けており、富山駅も通っている(正確には富山貨物駅に停車、富山駅は通過)。
札幌貨物駅を午前9時50分に出発、37時間かけて福岡駅に着く。総延長2,132Kmで、ちなみに「トワイライト・エクスプレス」は1,500Km。富山駅通過は翌日の午後8時ごろだ。
コンテナ車両は20両。非電化区間も通るため、最新型のディーゼル機関車が牽引している。
↑ 景観壊す「走る広告」ってこれかも ↑
JR富山駅前。ビルの空間から東方向を見上げると、久し振りに立山連峰の雄姿が見える。と、そこへ同方向から、すごい騒音をたてながら市電が…。
止まった車体を見てびっくり。どてっ腹には、スポンサーの社名の大きなロゴ文字。それだけで足りないのか、車体の上には、キャッチコピーのような、切り刻んだ文字がずらり。センス以前の、“騒々しさ”だ。
ハデハデ市電と競争するように、この道路を、同じように、車体を広告でラッピングしたような路線バスが、時折通る。通勤・通学者には、見慣れた風景も、観光客はびっくり顔かも知れない。
10月2日に開かれた、県景観審議会の屋外広告部会でも、この「走る広告」が話題になった。これが指摘されたのは今回だけでなく、今ごろは、規制の審議がされていてもいいころだが、なお“話題”どまりのようだ。
新幹線が来ても、この光景が残っていたら、今度は、観光客のかっこうの話題になるかも。
・新築の有料駐車場、やっと開店
JR富山駅近くの一等地に、09年1月、3階建て、100台(推定)収容の有料駐車場が造られた。それが、1年以上たって、この2月にようやく開店にこぎつけた=写真は開業前のもの
隣にはマリエがあり、銀行の支店、飲食店などもある。裏側には5年後に北陸新幹線やその建設に伴って地鉄の新駅舎が出来る。まさに恰好の場所である。駐車場は、自動開閉器の設置や線引きも終わっていた。
近くの銀行の支店など3店が、建設の前にいち早く、顧客の車の駐車用に貸借契約を結んだ。ところが、建設した側はなかなかオープンせず、借り手側が理由を聞いたがはっきりしないため、解約したままという。
「民間のことなので、早く営業開始をと言えない」と、やきもきしていた、富山市もホッとした思いだ。
・乗客泣かせ?の越後湯沢駅
「はくたか」を降りて、階段を上り、左手に荷物、右手に持った3枚の切符を機械に通し、2枚を受取る。やれやれと思ってホームに立ったものの、自分の乗る新幹線の号車の停車位置が定かでない。
越後湯沢駅で、そんな経験をしている人は、かなりいるようだ。年配者は、それこそモタモタになる。
同駅のホームには、確かに号車の停車位置が、色分けして書いてある。しかし、例えば同じ5号車でも、9両編成とか12両編成で、場所が変わる。しかも、ここは通路で乗客が歩く場所でもあり、消えて見えにくいものも多い。
富山駅には、頭上にトタン製(?)の表示板がぶら下がっており、完璧とは言えないが、「湯沢」よりはいい。金沢駅は、「新幹線対応」だけに、それぞれの列車の号車の停止位置を知らせるランプの点滅があるので、特に高齢者には分かりやすい。
京都駅も同様で、乗降客が多い観光地の駅は、かなり気を遣っている。
「そういうクレームが多いんです。何度か本社に報告したのですが、相当な経費がかかるということで…」と、これは越後湯沢駅の助役さん。
もっとも、富山、金沢の乗客にしてみれば、あと5年も待てば、「乗車位置」や「切符3枚入れ」などの不便さを味わわなくて済む。なにしろ、「はくたか」がなくなり、北陸新幹線がやってくるのだから。
・Green mover(広島電鉄)=写真左
広島電鉄が99年にドイツから輸入した、当時としてもモダンなタイプ。5輌連節で定員150人。一般鉄道部分と合わせ、約30qを走っている。06年に三菱重工業など3社が、これによく似た「Green
mover max」を共同開発、06年にローレル賞を受賞した。
・ほっトラム(豊橋鉄道)=写真右
08年9月から走り始めたばかり。純国産で、広島電鉄のものよりかなり小ぶりの3連節、74人乗り。中間車をフローティング(浮かせた状態)した2台車方式というタイプ。市内線の5.4qを走っている。
・飛行機の燃料節約あの手この手
「あの飛行機、車輪が出ていない」ー。神通川沿いで、着陸態勢に入っている飛行機を見て、そう感じたことはないだろうか。いままで、全日空機は岩瀬の上空あたりから脚を出し、ゆっくりと降下する機が多かった。
車輪を出せば、空気の抵抗を受けスピードが落ちる。そこでエンジン出力をあげると、当然、燃料を食う。滑走路に出来るだけ近づいてから脚を出すーというわけだが、最も気を遣う着陸時だけに、手際よくしないと失速しかねず、パイロットも必死だ。
「せこい節約方法ですが…」と、さらなる、「あの手」を全日空広報室が教えてくれた。
着陸後、地上走行を始めたら、2つのエンジンのうち一つを止める。エンジンの水洗いの回数を出来るだけ多くするなどだ。エンジンは鳥などいろんな「ごみ」を吸い込み、落ちる出力をカバーするため燃料消費量が増える。そのための水洗いだ。
これらの方法は、現在、「試行中」で、結果を見てガイダンスに取り入れるという。
・バードストライク 富山ではエンジン全壊!
ニューヨークで、155人乗り飛行機が離陸直後に鳥の大群に突っ込んでエンジンが停止。機長のとっさの判断でハドソン河に不時着し一人の死者も出なかったという奇跡が起きた。09年1月のことだ。
たかが鳥ぐらいであの大きな飛行機がーとだれもが思う、バードスライクの怖さは、実は、2000年12月28日午後、富山空港を飛び立った全日空機(ANK便)のパイロットと乗客たちが体験していた。
博多空港に向け、富山湾方向に向けて離陸した機のバイロットは、河川敷のやや上空で、異常な音を耳にした。河川敷上空には、時折、トンビなど大型の鳥が飛んでいるのを、空港管理者はむろん、パイロットや管制官が目にしている。
「鳥との衝突か、エンジンに吸い込んだかも知れない」と直感したパイロットはただちに同空港に引き返した。着陸はスムーズだった。
ところが、整備士たちがエンジンの中を見てびっくりした。ブレード(小さな回転翼)の多くが粉々に壊れていた。エンジンをそっくり交換するしか
ない。損害額は千万単位だった。
「もしも、異音に気付かず、フルパワーで上昇中にエンジン1基が止まったら…」。多くの関係者は、そう考え震撼したに違いない。