平面上に無限に繰り返されるテセレーションは多く試みられて既に久しいが、球面上に展開されるテセレーションはあまり馴染みが無い。
最大の理由は作画が面倒な事、つまり平面と違い実際に球体を組み立て、その上で作画するか、平面上で作られた画を多面体にし、さらに球面にした時に起こる変形を補正しながら展開図を作り、立体にする作業となる。
3DCGによる多面体及び球体上のテセレーションの作画も基本的には同じだ。作品例としてOCTAHEDRON . Everyone dances in surroundings of 12 axes 等のテセレーションアニメがある。また球面上にテセレーションを描けるツールがあるようだが、まだ作品と言えるものを作るには難しいツールの様だ。3DCGではそれなりの難しさはあるが、球面上に展開したテセレーションを自由に動かしたり変形したりする事が可能で、今後も色々と面白い展開が可能だろう。
しかし、単に視覚的体験ではなく、テセレーションボールを"リアル"に実現し、手に取って見てパーツを組み立てられるのは新鮮な新しい体験となるだろう。
ここに紹介するものは軽量粘土(Hearty Soet)を素材にして制作したテセレーションボールだ、軽量粘土自体は玩具用に開発された素材ではないので、曲げや引っぱり等の力には弱いが、それでもジグソーパズルの様に自由に組み立てる事が出来る。軽量粘土を使用したのは、単に工作のし易さ、型を傷めない、価格の安さ等による。作品の耐久性や完成度を考えればより適切な素材を使用するのが良いだろう。