丹沢 大山〜平野完全縦走


日程 08.11.22〜23


 長期出張でしばし関東へ。ありがたいことに土日祝は休めるので、これを利用して丹沢に入ることにした。

 実は、実家が丹沢の東の端に位置する大山から近いのだが、実家にいた頃は山をやっていなかったので丹沢に行ったことはあまりなかった。せいぜい、すぐそこの大山と、小学生の頃に家族で行ったハイキング(山の名前は覚えているはずもなく)くらい。

 そんな訳で、山の雰囲気はどんなもんだろうと飯豊M仲間JOさんの「たびたび」を見たら
「2月に登山口へ向かうバスが満員」
という衝撃的な事実が…
 直接JOさんに問い合わせると、やっぱり混むとか避難小屋は満杯とかいう話。
 当初は、適当な所から入って蛭ヶ岳・丹沢山・塔ノ岳と丹沢主脈を縦走しようと、ありきたりなことを考えていたが意気消沈気味に。

 ところが、そんなメールをやりとりしているうちに、「どうせなら大山から平野(山中湖)までの完全縦走をやったら」という話になり、それは面白そうと飛びついた。
 計画では2人で2泊3日で縦走する予定だったが、やんごとなき事情により私単独で。

 一番の問題は「水」だった。
 丹沢には水場がほとんどない。よって担ぐか買うか沢まで降りて汲むか。
 買うのは嫌だし、沢はこの時期だから涸れている可能性もあるので担ぐことにした。
 本当はたっぷりと持ちたかったのだが、季節感がわからなかったので小屋での防寒対策であれこれ詰めたら、持てたのが4リットル。
 私は、結構水を飲むので不安があったが、気温が低いからなんとかなるだろうと思い出発。


1日目
5:18
大山登山口(参道入口)
6:46
〜51
大山山頂
7:28
ヤビツ峠
8:26
〜33
二ノ塔
8:42
三ノ塔
10:03
〜13
塔ノ岳
10:53
丹沢山
11:57
〜12:15
蛭ヶ岳
14:06
〜15
檜洞丸
15:25
犬越路避難小屋




 大山は参道を歩くとケーブルカーの駅がある。駅からは「男坂」(急)と「女坂」(緩い)という石段の分岐がある。男坂の方が近いので迷わず男坂へ。過去に2度登ったことがあったが、歩幅が合わず思いのほかきつい。




阿夫利神社下社

大山は別名「雨降山」で雨乞いの神様。
阿夫利神社は、「雨降神社」からだったと記憶している。

好きな時代小説を読むと、よく「大山参り」として出てきます。

フラッシュをたかなかったらブレブレ




 下社からもほとんど石段+階段登り。山を登っているという感じがしない。古来から登山の対象というより「参拝」目的の山だから仕方がないか、と納得しながら進む。山中には鹿の鳴き声が響いていた。




途中、御来光を仰ぐ。

最後に登ったのは高校の頃。
大山で御来光を見るのは初めて。相模湾や江ノ島がよく見えることもこの日初めて知った。




富士山もよく見えた




山頂(1252)より、真鶴半島・伊豆半島方面




アップ

写真だとわかりにくいが、左には初島が写っている。学生時代、初島−熱海間の遠泳大会に出たことがあるのを思い出した。




終わりかけだがまだ赤い




ヤビツ峠(761)

ここで一旦車道に出る。
やはり学生時代(当時はトライアスリート)、自転車の練習でよくここまで登ってきた。




 車道から登山道へ出ても、階段登りが続く…
 この辺りはまだよかったが、歩幅の合わない階段登りは、後にの体力消耗につながる結果となった。




二ノ塔へむかう途中、大山を振り返る




三ノ塔より

2日間とも、富士山がよく見えた




塔ノ岳へ




箱根

中学の頃、箱根駅伝に憧れ、高校で挫折…(^^;
それで大学でトライアスロンってわけです




塔ノ岳からの眺望

富士山の右側になんとなく白い線があるのは南ア




丹沢山にて




蛭ヶ岳へ




歩いた稜線を振り返る




蛭ヶ岳より




同じく南ア




同上




檜洞丸山頂

蛭ヶ岳からは、階段登りで消耗した体力に追い討ちをかけるように急降下する。
その後、また登る訳だが、その登りが消耗した体力では言うことをきかない。




檜洞丸を過ぎ、犬越路へ




今夜のお宿

まだ新しい。窓は二重サッシ、トイレもあり快適な小屋だった。これで水場があれば完璧。




 小屋では、ボーイスカウトの中学生2名、その指導者、2名パーティ、私を含め単独が3名。
 パーティの2人が沢まで水を汲みに行かれた。相当下まで降りたそうだ。




2日目
5:38
犬越路避難小屋
6:36
大室山
7:15
加入道山
8:15
モロクボ沢ノ頭
8:54
〜9:03
城ヶ尾峠
10:11
〜27
菰釣山
12:28
〜34
高指山
13:05
平野バス停




 2日目は西丹沢。
 1日目の行程は連休初日+好天でかなり人が入っていたが、2日目はほとんど人がいなかった。




赤くなる稜線




雲と富士




 避難小屋からはまず大室山へ。
 大室山への登りが終わればあとは細かいアップダウンを繰り返しながらも、全体的になだらかな下り。ただ「細かいアップダウン」が曲者で、ジワジワと体力を奪う。せめて水をタップリ飲めれば…




城ヶ尾峠より

ここで休憩していて聞こえたのは、小鳥のさえずり、キツツキのドラム、そして国道を走る車の爆音…




菰釣山より




最後のピーク、高指山より




 階段やアップダウンもきつかったが、一番きつかったのはやはり「水」だった。

 冒頭で述べたように、私は水を飲む方なので、担いだ4リットルは本当にギリギリだった。
 また、この時期の関東は、空気が乾いているというのも厳しさを増す要因だった。20年以上関東で暮らしたことがあったが、久々に来てみて「ここまで乾いていたっけ?」というのが正直な感想だった。