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仕口は“しくち”とよみます。“継ぎ手”とか“ほぞ組み”などとも呼びます。“ほぞ”とそれを差し込む溝を刻み、組み立てます。それぞれの箇所に適した細工をほどこすことで丈夫で見た目のすっきりとした品物が出来上がるのです。代表的なものをご紹介します。

留型隠し蟻組継ぎ(うちほぞ)

板と板をL字形に組む代表的な仕口のひとつで、職人内では単に“内ほぞ”とよんでいる。ほぞに“蟻”とよばれる傾斜をつけてあるため抜けにくく、組んでしまうとその細工は全く見えない。鏡台などの本格的な箱物にはこの継ぎ手が使われる。

留型隠し蟻組み継ぎ(内ほぞ)1 留型隠し蟻組み継ぎ(内ほぞ)2 留型隠し蟻組み継ぎ(内ほぞ)3
ろうそくほぞ

板を挟んで柱と柱を継ぐほぞ組みで、飾り棚などに使われる。これも組んでしまうと中がこうなっているとは全くわからないが、丈夫な作りである。

ろうそくほぞ1 ろうそくほぞ2 ろうそくほぞ3
寄せ蟻ほぞ継ぎ

取り外しが必要な箇所に用いる強度のある継ぎ手。ほぞとほぞ穴に傾斜をつけてあるので奥へ差し込んでいくほどに固く締まっていく。見台の柱、鏡台の鏡の柱などに使われる。

寄せ蟻ほぞ継ぎ1 寄せ蟻ほぞ継ぎ2 寄せ蟻ほぞ継ぎ3
肩付小ほぞ立て追入れ継ぎ

側板と棚板をT字形に継ぐ仕口。小ほぞを立てることによって、木の特性でもある収縮による前面の目違い(ずれ)を防ぐ。まさに木を知っている職人の知恵といえる。

肩付き小ほぞ立て追入れ継ぎ1 肩付き小ほぞ立て追入れ継ぎ2 肩付き小ほぞ立て追入れ継ぎ3

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