1970年代後半製 YAMAHA
SL-1000
![]() ![]() ![]() 天下の大企業ヤマハもレス
ポールやストラトキャスターのコピーモデルを作っていた時代があった。SL(Studio
Lord)シリーズは早期〜中期のコピーモデル,上のギターは1977年のカタログに記載されており,その頃の製造されたものと思われる。シリアルナンバーは消えかかっていて正確な製造年は不明。このSL-1000は当時のSLシリーズの大関で,横綱にはSL-1200が鎮座していた。
この頃を境にヤマハの塗装が大きく変化しているようだ。この時期以降のヤマハの塗装は上位機種でもまるでラミネーターで高分子ポリマーを圧着したようなウレタン塗装で,ボディーの艶が新品のままで色が全然古くならない。しかし,このギターはラッカー塗装のようで,経年変化によって表面のツヤが失われポッドの周辺などはラッカーが混濁しわずかに乳白色に変化している。バインディングも黄変し,この時期以降のヤマハのギターでは得ることのできないビンテージ感を漂わせ,宗家のブラック・ビューティーにも勝るとも劣らない貫禄と威厳を感じさせる。このような塗装の傾向は最廉価のSL-380でも確認している。 カタログによると,メイプルトップ,マホガニーバック(2層),マホガニーネック,指板はエボニーである。材が痩せてきているので,トップの継ぎ目を表面から確認することができる。トップは3ピースである。最上位機種のSL-1200は同じくカスタムモデルで,カラーがチェリーサンバースト,トップが2ピースになっている。 ![]() ![]() |