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1977年製 Greco EG-800GS
![]() ![]() ![]() 最近でこそ人気の高いP-90タイプのPUを搭載したゴールドトップだが,このギターが販売されていた頃は全くの不人気だった。レスポールといえばハムバッカーだったし,シングルコイルの音を選ぶならフェンダー系というのが当たり前で,このタイプのギターの存在は宙に浮いていた。それでもなんとか売れていたのは当時テレビにも盛んに出演していたCharこと竹中尚人氏がFender Mustangと並んでこのタイプのギターを使っていたからだと思う。彼の影響を受けた人だけが購入したと云っても間違いではないかもしれない。太いけど歯切れのよい音,今現在この音を好むギタリストは多い。 所有している国産のゴールドトップ3器を並べてみた。私は本物のゴールドトップに触れたことはないが緑っぽいグリーンはなんだか本物っぽく見える。右下のNavigatorのものは写真では分かりづらいが塗料の中に含まれた真鍮粉が酸化してテール付近には緑青が吹いている。このEG-800GSのカラーも限りなくそれに近く,ウレタン塗装であるため表面には酸化銅が出てはこないが塗料には本物同様に真鍮粉が含まれていると思う。実はEG-800GSをもう1台所有しているがそのギターの塗装が剥げた部分だけ露出部分が緑変しており,塗料の中には空気に触れると緑変する物質が含まれていることが分かるのだ。中央のFernandes RLG-60は両者とは明らかに異なった黄味の強いゴールドで,写真ではよく見えるかも知れないが並べてみるとなんだか安っぽく見える。 ボディーはグレコだけパンケーキ構造で,ネックはグレコだけがメイプル,ネックジョイントは3台ともにヒールが継ぎ足されている。ペグはオリジナルで外観も動きもよく保たれている。このような個体は珍しい。 |