インデックスページに戻る


1980年製  Tokai LS-200 OS "The Japanese 'Burst" #0010438

2009年末に入手したLS-200,1980年前後に製作されたLS-200が市場に出回ることはもう滅多にないだろうと思っていたのだが,奇しくも同じような時期にこのギターを含めて3台がオークションに出品されていた。これも不景気の影響だろうか。3年に1本入手できれば御の字だと思っているが,今後ますます難しくなるだろう。

入手価格は結構高い額になってしまったが,このギターの前に出品されていたLS-200は55万円を超えていたから,それに比べたら安い。

以前からこのカラー(OS)でフレイムメイプルトップのLS-200が欲しかったので,やっと願いが叶ったというところで嬉しい。

まずは写真を眺めていただきたい。これぞジャパニーズ・バーストとでも呼ぶべき風格漂う素晴らしいギターであることを感じていただけると思う。ロゴはかのゴールドロゴ,ヘッド裏側には"200"のデカールが残っている。

トップのメイプルは言わずもがなの美しさだが自己主張を拒否するかのような上品さがある。杢の美しさを競うことを冷笑するかのように,良い材だから偶然出ただけだと言わんばかりの本物だけが持つ余裕が感じられる。The Beauty of the 'Burstの写真を見ているような気分にさせてくれる。

LS-200は受注生産でハードパーツの選択にはある程度柔軟性があったようである。このギターのPUは刻印型ナンバードPAFである。当初このPUは換装されたものだと思っていた。TokaiのLS-200に始めからギブソンのPUがマウントされてくるというのは解せなかった。しかし到着したギターを見てみるとPUの配線はバージンハンダで回路と接続されていて交換された形跡はない。ピックアップのスタンプは1979年2月15日で1980年に作られたギターに新品で搭載されたとして何ら矛盾はない。

また,出品者によるとテールピースがゴールドであるという。経年変化によってメッキが剥がれてはいるが確かにゴールドで,テールピースだけでなくブリッジもゴールド。しかし釈然としない。クロームカバーのPUを搭載していながら何故ミスマッチなゴールドパーツにしたのか,購入後にPUのカバーを外すつもりだったのかもしれないが,フロントPUにはカバーを外した形跡はなく,ミスマッチなまま使われ続けていたことが分かる。

このギターをオーダーした方がGibsonのPUを選択した理由は分かる気がする。

Tokaiは優れたボディーを作ったがPUに関しては明らかにGrecoの後塵を拝している。1980年といえばリプレイスメントPUはDiMarzioオンリーといってもよい時代,しかしDiMarzioの音はやはりGibsonとは違う,DiMarzioは音が煌びやかで歪む音の粒子が細かい。それはそれで良いのだがBurstの音にまで拘る人には「この音は違う」ということになる。なんやかんや言っても当時のオリジナルPAFに最も近い音はナンバードPAFである。当時'Burstの音を求めるならこれが唯一の方法だっただろう。

このギターが作る音は皆さんが想像するとおり,Jimmy Pageのあの音がする。











インデックスページに戻る

当ホームページに対するご意見,ご 感想はこちらへ
©2004-2006, Copyright(c) Yamauchi Otorhinolaryngology All Right Reserved.