インデックスページに戻る
1980年代中盤製 Fernandes Burny RLG-50 '59 Model(RLG-50-59)




Burnyの製造年代同定の基本はいつくかあるが,トラスロッドカバーも重要なポイント,ベル型のトラスロッドカバーから1982〜1987年頃までのギターであることが分かる。バックがマホガニー3ピースでウレタンフィニッシュだから廉価モデルであることも分かる。フレットエッジバインディングの有無はこの時代のBurnyにおいては機種の同定に役立たない。

フェルナンデスの1985年カタログを確認してみると,どうやらRLG-50 '59 Model(RLG-50-59)のようだ。

バックが3ピースというのは確かに廉価版仕様ではあるが,それ以外の点においてこのギターは高級機種と十分比肩する。TokaiでいえばLS-60みたいなものだ。木質のよさが十分に伝わる玉目とキルトの入った杢トップ,張りトラよりもよほど美しい。Burnyでは最廉価モデルでもトップは3ピースにしないことを誇りにしていたが,これは賞賛してもいいだろう。トップはギターの顔,3ピーストップは間抜け面に見えるのだ。

ルータリングの美しさもBurnyの賞賛すべき点,ディープジョイントでないギターの価値を低く見る向きがあるが,ディープジョイントにどれほどの意味があるのだろう。ジョイントの 音響ロスを最小眼にするという考えを最大限に生かそうとするとスルーネック構造に至ると思うが,その構造を採用しているB.C.Richにせよ Alembicにせよ弾いてみてその利点を感じることが私にはできない。フェイドしたティーバーストを再現したこの色はカタログでは"COS"と表 現されている。

ピックアップは真鍮色のベースに黒シールド,1983〜1986年モデルに使用されたVH-4ピックアップの特徴を持っている。このピックアップの音もなかなかいい, 初期型VH-1よりもカラッとした感じの音で,フロントピックアップのウーマントーンの迫力と重厚さは初期型VH-1より劣るが,リアピックアップを使ったクランチはむしろこちらのほうが気持ちいい。これが本当に5万円のギターの音?,と驚くこと必至。Tokai LS-60に標準搭載されているGotoh製PAFは音がトレブリー過ぎて私は気に入らない。むしろこのピックアップの音の方が好き,うまく表現できないが 『とろみ感』があるけど歯切れがいい,という絶妙な味付けを感じる。ノイズが少ないのはサーキットがいいのだろうか。

押さえておきたいプレーントップのギターとして,私はTokai LS-60,YAMAHA SL-800SとこのRLG-50-59を挙げたい。グレコについてはまだ研究中。

私は2000年頃に製造されたRLG-50も所有していたが,全てにおいて雲泥の差と言って良い。











インデックスページに戻る

当ホームページに対するご意見,ご 感想はこちらへ
©2004-2006, Copyright(c) Yamauchi Otorhinolaryngology All Right Reserved.