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1985年製  Tokai TLS-60 #5031710




Tokaiレスポールスタンダードモデルの型番の頭文字"LS"が1984年頃に変更になっている。1983年の情報が不明確だが,少なくとも1984年には"TLS"になっていることが確認できた。TLSシリーズのヘッド角は全て18°に統一されている。

このギターは2008年のアップ以来杢トップとして紹介していたのだが,先日(2011.5)これとほぼ同じギターを所有しているという東京都のT氏からメールを頂き,これが貼りトップである可能性の指摘を受けた。情報をもとにPUキャビティーをルーペで具に観察したところ,トップ表面とキャビティー側面(トップ材の断面)の木目が一致しておらず,氏の指摘のとおり貼りトップであることが判明した。

これがTLS-60であることは,バックが1pcであること以外は十分に納得出来る仕様だ。バックが1pcであるものは同じ時代のTLS-50でも確認されているのでとりわけ珍しいことではないのだろう。

貼りトップであることを知ってちょっとがっかりはしたが,真実を知ったことによる爽快感には代え難い。T氏に感謝したい。日本のギター職人は巧みさには舌を巻かされた。

貼りトップだから音が悪いと言い切れるわけではないが,私は抜けがよい貼りトップのギターに当たったことはない。すかっと抜けるような音を鳴らすレスポールは,少なくとも私が所有しているギターの中では杢トップのものだけだ。(2011.05.21)











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