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1988年頃製 Bill Lawrence BL1-R72G BLK


ゴールドのハードウェアを備えたBL-1,ブラックボディーにメイプル指板という組み合わせのギターにはゴールドパーツがよく似合う。指板がローズだとギターが全体的に黒が強すぎて重くなってしまうし(レスポールカスタム or 仏具的)ハードウェアがシルバーだとメイプル指板と色調が異なるので違和感こそないが幾分まとまり感に欠ける。この落ち着いてゴージャスな感じが熟年ギタリスト向け,でも音は思い切り若向け。

ネックポケットからBL1-R72G BLKという機種であることを確認。

何度も引用させて頂いて恐縮だがThe Study Of Bill Lawrence Guitarsによると型番の記載においてBL1の直後に指板仕様を表すR(ローズ)やM(メイプル)が付随してくるのが1987年頃らしい。それより前の時期では型番の一番最後にあるカラーを表す記号の直前に指板仕様を表す同じアルファベットが入れられていた。この規則に従うとこの機種は1987年以降に製作されたローズ指板仕様のBL1ということになるのだが……見ての通りの立派なメイプル指板,ネックが交換されている形跡はない。私はこの個体だけ生じた特殊な例かと思っていたら,後日BL-2を分解していたら同じようなものを見つけた。メイプル指板なのにBL2の次には"R"が入っているのである。ネックポケットからの情報を鵜呑みにしてはいけないとは聞いているが,慣れるまではなかなか難しいかもしれない。

また,同サイトによるとゴールドハードウェア仕様は1987年のカタログにはなく1989年から登場しているらしい。"1988年頃製"としたのはとりあえずその中間をとっただけ。その機種はBL-1 R65Gという機種でこれとは異なることになるが1989年のカタログ写真で確認するとこれと同じように感じる。おそらくこのギターもBL-1 R65Gとして65000円で売られていたのではなかろうか。ビルローレンスに詳しい人によるとネックポケットの記載は絶対的なものではなく機種名の判定には総合的な判断が必要らしい。またBLシリーズは1990年以降からはカタログから消えているという。

ボディーはアルダー,いくらオペイクカラーでも20年も経過するとボディーの継ぎ目は分かるものだがこのギターでは珍しく判別しにくい。重量は3.5kg。音に文句はない,なんといってもL-500だ。BL-1の落札価格は特に程度の良い個体でなければ2万円台,このPUとボディー,花より団子のギタリストにはもってこい。



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