1985年頃製 Bill Lawrence BL3-211R AB
1985年頃のBL-3,これはAB(アンティークブラウン)というカラー。シースルー塗装でアッシュの美しい木目が強調されている。かなり渋い熟年向けカラー。9万円という結構な価格も熟年向け。 写真ではそれほど目立たないが,実際のギターは満身創痍,打痕が目立つ,かなり使い込まれている。 この個体のネックポケットには"BL-3 211R AB"とある。だがネットで調べた範囲においてこの名前の機種は確認されていない。おそらく誤って1を1個多くスタンプしただけで実際は"BL-3 21R AB"なのだと思うが,推察の域を出ないのでHPに提示する機種名にはネックポケットの型番をそのまま使用することにした。 このような改造型ストラト(ネオストラト)を見るたびに,オリジナルのストラトのプロポーションとハードウエア構成の完璧さに改めて感心させられてしまう。ご存じのようにオリジナルストラトキャスターのブリッジPUは斜めに取り付けられているが,ブリッジPUをハムバッカーにして全てのPUを平行にしただけでものの見事にストラトの顔が単純平凡になってしまう。あのPU角度のデザイン上の大きな意味に改めて気づかされる。 オリジナルストラトキャスターのデザインというのは凄いなと思う。レスポールも美しさだけなら負けないが,なんといっても脆い。工業製品として要求される丈夫さや機能面では明らかに後塵を拝している。 L-250は中期型のものが搭載されいる。バーポールピースが弓状に隆起している点は現行型と同じだがリード線がグレーでまたPUの細部も現行型とは異なる。ほぼ同じ頃に製作されただろうと思われるパウダーホワイトのBL-3を所有しているがそれには初期型L-250が搭載されている。ビルローレンスのギターを見る限り1985年頃がL-250が初期型から中期型に替わる過渡期になるようだ。
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