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1970年代製 Navigator Esparto 2-tone suburst





偶然だと思うが,私の所有しているEspartoはほとんどラージヘッドである。スモールヘッドのコピーモデルは1976年にグレコが先駆けて発表し,その後他社からも発売されたので,日本においてはスモールヘッドの方が歴史が浅い。

日本でのストラトのブレークは1970年代のDeep Purpleに端を成している(と思う)。ギタリストのRitchie Blackmoreが使っていたのがラージヘッドのストラトだったからラージヘッドのストラトの生産量が増えるのは当然の成り行きだろう。その後一気にスモールヘッド色に日本ストラト分布図は塗り替えられていったが,それはDeep Purple人気の衰退によるところが大きいだろう。もちろんEric Claptonをはじめ多くの人気ギタリストがスモールヘッドを使用していたという点も無視できない。

このギターはラッカーかあるいは極薄ウレタンフィニッシュの2ピースボディー,材質はおそらくセンだと思う。前の所有者はフロントピックアップ付近ストロークするギタリストだったようで,塗装に多くのスクラッチが残ってつや消し状態になっている。このようにフェンダーのギターはレスポールよりもギタリストの癖がボディーに残りやすい。

このギターはネックに問題がある。7フレット付近に台風の目のような大きな玉目(まるで節)があって,経年変化でネックがこの部分を中心に『く』の字に順反りしていたのだ。トラスロッドでなんとか修正できたが7フレット付近だけ弦高が高い変なギターになっている。一般的な弧状の順反りと違ってビビらずに鳴る。

昔のESPの材の選別やシーズニングはいい加減だったと思う。私が所有している他の個体で乾燥が不十分なためにネックやボディーが痩せてフレットの縁がエッジからはみ出したりピックガードが盛り上がってビス穴の修正を要した物もある。YAMAHAをはじめアコースティックギターを生産した会社のギターではこのようなことはなく,ギター材に対する経験と知識の量が少なかったということだろう。






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