ESPのコピーモデル部門だったNavigator,かつては廉価モデルから高級品まで幅広く品を揃えていたが,現在では廉価部門のGrassrootsそして中級部門のEdwardsを分離しハイクラス品のみを生産する部門になっている。古いEspartoを集めてみるといろいろなグレードがあることが分かる。塗装とボディーのピース数が目安になる。
入手したときにはサーキットの故障で音が鳴らなかった。以前の所有者が配線をいじったらしくハンダも使わずに接点に導線を括り付けていただけというお粗末な修理が原因。
ちょいちょいと修理してすぐに音が出るようになった。
このギターは中位〜上位のモデルと思われる物で,ボディーはセンター2P,塗装はラッカー,木目が透けて見えるほど塗装が薄い。ネックも飴色に変色しビン
テージ感が濃縮している。純正で搭載されていたPUはかなり特殊でポールピースのピッチが10mmに満たないもの(写真のPUがそれ,通常のポールピースピッチは10.4〜10.5mm),生鳴りは素晴らしいのにそのPUの音がまるでビザールギターのように悲しいほどしょぼくて,できるだけ純正にしておきたいこの私もこれだけは許せず換装する機会を待っていた。2008年6月,1980年前後に製造されたレスレイスメントPUの嚆矢と言うべきPUであるDiMarzio FS-1を入手,換装し最高のストラトになった。
フェンダー系のギターは調整が簡単で楽しい。ネックを外してトラスロッドを回すというのもなかなか豪快だし,ギブソン系のマホガニーネックのようにそれほど神経を遣わずに済むところもよい。弦高は調整はそれぞれの弦で独立してできるし,レスポールのようなTune-O-Maticブリッジと違い弦間距離の調整も簡単だ。
1970年代のESPは良かったという人は多いがその通りだと思う。今は商売気が前面に出すぎているように感じる。