インデックスページに戻る
1980年前後製  Navigator Esparto cream/maple neck




3ピースボディー,ウレタン塗装のEsparto廉価モデル。ボディーはべた塗りで本来木目は見えないが,経年変化による材の痩せでピースの接合部を線として確認できる。殆ど弾かれることがなかったギターのようで,ネックの色が 退色せず肌色のよう な白木色のまま,ボディーの色もほとんど退色しておらず『クリーム』よりも『白』に近い。真夏に不健康そうな色白の肌を見るような感じなのででなんとかしたい。少し日光浴させてやろう。重量は3.8kg,下手なレスポールよりも重い。

入手時,木が痩せが進んでいてピックガードの中央部がアーチドトップのように凸状に盛り上がっていた。 ピックガードを外し,1弦側のビス穴を埋め,ピックガードを平らに延ばした状態で再度固定して修正した。ビス穴の位置は1mmほど辺縁側に移動したから結構な変化が起こっていたといえるだろう。またネック痩せもあり,フレットの端が両側に0.5mmほど飛び出していたので削って研磨した。このような変化は材のシーズニングの甘さもあるとは思うが,30年近い年月を考えるとそれを責めるのは酷だろう。私の所有するレスポールモデルは概ねネック痩せは少ないが,2本の1976年製Greco EG-900だけ少し目立っている。

廉価モデルだから,重いから,塗装がウレタンだから, 音が悪い。そんなことは『決して』ない。雑味の消えた生音の美しさとサスティーンは上位モデル以上だ し,毛が円錐のように揃った毛筆で描いた揮毫のように清い音はこれまた心地よく,プラグを通せばファンキーなカッティングを決めるには最高だ。指板もとてもよく,グレコの廉価モデルのようにウレタンべったりということはない。薄めのウレタン塗装でとても弾きやすく,ネックも鳴る。




インデックスページに戻る

当ホームページに対するご意見,ご 感想はこちらへ
©2004-2006, Copyright(c) Yamauchi Otorhinolaryngology All Right Reserved.