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1980年代前半製 Fernandes Burny RLG-90




Burnyのレスポールは20年以上前から気になっていたのだが実際に手にしたのはつい最近の こと。このギターは私にとって初めてのBurnyのギターである。シリアルは打刻されていないがラッカーフィニッシュであることやトラスロッド カバーの形,ロゴの色,ヘッドストックの"Super Grade"のスクリプトの位置から80年代初頭のRLG-90と推定される。バックはブックマッチのマホガニー2ピース,マホガニーワンピースネック重量は4.3kg。

丁寧な造りのギターであることに感心してしまった。かつてBurnyのレスポールをTokaiがOEM生産していたという話を聞いたことがあ る。このギターがTokaiによって製作されたかどうか私は知らない が,しっかりした作りをみると,LS-200を作っていた人たちが作ったといわれても素直に納得してしまう(しかしTokaiのお家芸の ジャック穴からリアピックアップキャビティーを通ってトグルスイッチに至る貫通ドリル穴がないところをみると違う模様,フェルナンデスは1982年の カタログでその工法を非難してる)。写真が示すようにピックアッ プキャビティーのルー タリングも全く見事で,切削面の毛羽立ちがなくなめらかで全く隙がない,TokaiのLS-60なんかよりもよほど綺麗に作られている,GrecoのEG-1200とも較べてみて欲しい。

また,ルータリングは最もオリジナルバーストに近い。これはThe Beauty of the 'Burstの201ページと下の写真を比較するとよく分かる。このギターはディープジョイントだけでなく,内部の木工操作にまでオリジナルバーストがコピーされているのである。そして精度の高い機械で丁寧に作られ,見えない部分の処置も実に丁寧に行われいる。電装系についても手が抜かれておらず,円筒型のオイルコンデンサーが使用されている。

海外でもBurnyを高く評価する人は多く,かつてGibsonのバーストを所有したことのある人が『破産せずに高品質なレスポールを所有する方法』としてBurnyのレスポールの優秀さを説いているサイトがあるほどだ。この人のコレクションは凄い。ヘッドやPUの特徴から製造年を推定するには重宝するサイトだ。

音も素晴らしい,ピックアップもかなりいい,アタックの利いたこれぞレスポールという力強いサウンド。しかし,ピックアップの銘柄を同定できない。銀色のピックアップベースでメッシュシールド線はVH-1しかないのだが,これは当時ならRLG-150とRLG-120の仕様で矛盾している。それ以外のモデルには真鍮色ベースのL8000系のピックアップが搭載されていたはず。このギターはRLG-120なのか?でもバックが2ピースだし……,分からん。







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