法師温泉 長寿館

和風旅館の良さを実感!のんびりできる素敵な宿


泉質 カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉(石膏泉)
お風呂の種類 「法師乃湯」混浴内風呂 1(女性専用時間あり)、
「長寿乃湯」女性用内風呂 1(男性時間あり)

以下は、日帰り入浴不可
「玉城乃湯」女性用内風呂+露天風呂(男性専用時間あり)

日帰り入浴料金 800円
営業時間 10:30−14:00
問い合わせ先 0278-66-0005
お気に入り度 ★★▲
入浴日 99年6月5-6日、02年7月5-6日

 
 法師温泉は、15年くらい前の旧国鉄のフルムーンの宣伝で一躍メジャーになった温泉です。あまりに人気が高く、「休日の日帰り入浴は芋洗い状態で、入場制限まである!」と聞いていたので、ここは泊まりで...と決めていました。土曜の朝、電話をしてみると、当日空いていたのは、2万円以上の部屋だけ。ちょっと高いけど、思い切っていくことに決めました。
 山の中の一軒宿までの道は、思っていたよりも広く、舗装されていて、楽でした。法師温泉は、敷地内に川が流れる自然いっぱいの中にあり、新旧いくつかの建物をつなげたような造りです。一番古い玄関のある建物は、明治8年の建築で、その向かいの新館は、平成元年に改築したものだそうです。
 有名な木造の浴室は、「女性は入りにくい」と聞いてはいましたが、想像以上に唐突に、廊下からすぐに浴室があって、驚きました。脱衣所も湯船から50cmくらいしか離れていなくて、壁際の一段高くなった所に棚があるだけなので、ここで着替えるのは、かなり勇気が要ると思います。(*02年7月に再訪すると、男女別の脱衣所ができていました。)
 思ったよりも小さいけど、いい感じの浴室。ここは、川底の温泉が湧いている所に、浴槽と浴室を造ったようで、湯船の底は、石ころがゴロゴロしていて、プクプクとお湯が湧いてくるのがわかります。
 10人くらい入れる大きさの浴槽が4つあって、それぞれ真中に丸太のような木を渡して2つに分けてあります。入口側の2つの浴槽のお湯が「旭の湯」、窓側の2つの浴槽のお湯が「寿の湯」と呼んでいるそうです。寿の湯の方がぬるくって、ゆっくり入るのには適していますが、旭の湯の方がヌルヌル感も臭いも強いように思いました。
 ちょっと小さいけれど、女性用の湯小屋もあります。ここもすべて木造りで、混浴の浴室と同様に、底から湯が湧く石ころゴロゴロの湯船です。宿の方によると、湯船の大きさを考えると、女性用の浴室の方が、湯の湧出量は多い、ということでした。
 お湯は飲泉もできるようになっていますが、無色透明で、味もあまりないです。ただ、混浴の「旭の湯」は、口に含むと卵のような味がしました。
 女性用の浴室にもシャワーやカランはなく、木の四角い桶みたいなものにお湯が注がれていて、そこから洗面器などで汲む方法です。青森の蔦温泉鳴子の滝の湯でも同じようなシステムでしたが、ちょっとレトロな雰囲気が良いと思いました。
 2000年の春に向けて、内湯と露天風呂を増設する計画があるそうです。こちらの源泉は、またちょっと違う。。。とのことなので、楽しみです。
 お部屋は、こんな山の中で一人2万円払っただけのことはあって、10畳と6畳の2間続きと、広いです。きれいなトイレと洗面所も付いていました。部屋の造りも重厚感があり、すぐ前を流れる川のせせらぎを聞きながら、畳でくつろぐ時間は、とても贅沢でした。
 ちなみに、一番安い部屋は、1万2千円からあるようですが、人気のある宿なので、週末の予約は早めにした方が良さそうです。
 わたしは、法師温泉の雰囲気がとても好きになりました。玄関を入った所のロビーも、川をまたぐ眺めの良い廊下も、重厚な造りの和室も、もちろん、アーチ型の窓が印象的な浴室も、ゆったりした気分になれて落ち着きます。日曜日には、「ここに連泊したい!」という気持ちを振り切って、チェックアウトしてきたくらいです。
 ただ、一つ残念だったのは、食事があまりおいしくなかったことです。あたたかいものを温かい状態で出そうという努力は認めますが、味がどれもピンと来ませんでした。メニューは、鴨のバター炒め、鯉の洗い、鯉こく、岩魚の塩焼き、煮物、酢の物、カタハという名前のきのこ、茶碗蒸、じゅんさいのお吸い物などでした。

〜追記:2002年の夏に再訪しました〜


 2002年夏、3年ぶりに法師温泉に泊まりに行きました。
 法師温泉は、以前と変わらずに良い雰囲気の宿でしたが、いくつか変わったところがありました。一つは、有名な「法師乃湯」に脱衣所ができたこと。廊下側に増築したようで、立派な男女別に脱衣所ができて、女性も少し入りやすくなりました。
 もう一つは、女性専用(男性専用時間あり)の内湯と露天風呂が増設されたことです。
 新しい内湯「玉城乃湯」は、以前からある「法師乃湯」と同じ立派な木造です。「法師乃湯」が、濃いこげ茶色の木で造られているのに対して、こちらは白木で建てられていて、明るい感じがします。時間とともに、どんどん良い味が出るのだろうと思われる立派な建物でした。
 湯船は、10人くらい入れるのが一つで。こちらも、底は玉砂利になっていて、掛け流しでした。
 そして、新しい内湯から続いて、露天風呂があります。
 うーん、、、ここは、どこから運んだのか大きな岩に囲われていて、あまり眺望はありません。湯船の底はヌルヌル気味だったし。法師温泉の内湯に比べると、ありきたりな感じがして、わざわざ造る必要があったのかどうか、ちょっと疑問を感じてしまいました。
 でも、露天風呂って人気があるから、仕方ないのでしょうね。

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