赤湯温泉 山口館
山奥の宿で、じっくりと温泉を楽しむ一夜
 
泉質 カルシウム・ナトリウム−塩化物泉
(低張性中性高温泉)56.7℃
お風呂の種類 混浴露天 2
女性用露天 1
日帰り入浴料金 500円
営業時間 5〜10月末営業
問い合わせ先 0257-72-4125
お気に入り度 ★★★
入浴日 00年6月2−3日

 
◆ニ時間の山歩き
 赤湯へ行くには、2時間弱の山歩きが必要です。
 苗場のスキー場の横の林道の突き当たりまで車で走り、そこからが歩きです。
 車を降りてからの道程は、こんな感じの1時間40分でした。
林道を15分 → 平坦な山道を10分 → 木の根の階段が続く登りが15分 → 更に登りが15分 →   軽いアップダウンが続く足場のゴロゴロした道が20分 →  急な下坂が25分

 行きも帰りも、結構登りがあることと、足場がゴロゴロしているのが、ツライです。それと、あんまり眺望がきかない道が続くこともツライかな。
 でも、体力ゼロのわたしでも行けたんだから、大丈夫です!

◆意外に快適な宿
 沢にかかる橋を二つ渡ると、川沿いに、一軒宿「山口館」が現れます。
 平成2年に改築したという宿は、思いの外きれいで、天井が高い造りは素敵です。娘さんのだんなさんが大工さんで、この宿を作ってくれたんだ、と、おじいさんが自慢気にお話してくれました。
 ちょっと心配だったトイレも、簡易水洗できれいでした。
 お部屋は簡素ですが、清潔です。もちろん電気もない山の中、夜はランプに灯を入れてくれます。(混んでいるときは、自家発電機を回して電気を点けることもあるそうです。)

 山小屋なので、1畳辺り1人が基本で、相部屋になることもあるようですが、わたし達が行った日は、金曜泊だったせいか、他に誰もいなかったのです!!静かな山の宿を独占できて、とっても贅沢な気分でした。

○意外にきれいな建物
○お部屋からは川と山が見えました
◆3つの露天風呂。そして。。。
 ここは、内湯はなく、川沿いにある3つの露天風呂があるだけです。
 一番下流にあるのが女性専用の「青湯」。周りは簾で目隠しされていますが、湯船に浸かってみると、ちょうど川と向かいの山が見えるようになっていて、思いの外、気持ちがよかったです。お湯は、ちょっと青みがかった感じで、やや濁っています。
 そして、周りを石塀で囲われた感じの「薬師湯」。お湯の感じは、「青湯」に似ています。川が見えないので、わたしにとっては、あまり楽しくありませんでした。
○女性専用露天風呂「青湯」
○混浴露天風呂「薬師湯」
 わたしが一番気に入って、長くいたのが、川に一番近い「玉子湯」です。広い湯船には茶色っぽく濁ったお湯が湧いています。湯船はなんとなく3つに分かれていて、一番奥の源泉が出ているところは、熱くって入浴できませんが、手前の方は適温です。
 目の前を流れる川は、きれいなブルーで、果てしなく流れて行く大量の雪解け水を見ながら、ボーっとした時を過ごしました。

 実はこの3つの湯船の他にも、赤湯周辺の川原では、あちらこちらからお湯が噴出していて、川の水量が減ると、手掘りでMy湯船を作れるらしいのです。
 特に、宿を苗場山側に回りこんだ川原には、昔から「天狗の湯」と呼ばれ親しまれている手掘り湯船がありました。今回は、水量が多くってぬるかったけれど、砂は温かく、お湯が湧いているのを感じることができました。

○一番川に近い混浴露天風呂「玉子湯」
○第四の湯船(?)「天狗の湯」

 
◇お食事
 山小屋での食事は、山菜中心の素朴なものです。
 「ご馳走はないから、米は塩沢の一等米、味噌は麹屋さんに家にきてもらってつけたやつ」という心遣いがうれしいです。
 ヘリで年に1回荷物を運び上げるそうで、ビールなども出してもらえます。
 一階の囲炉裏のようなストーブの前で、宿を守るおじいさんとおばあさんのお話を聞きながら、食事をとりました。

 機会があれば、紅葉の時期の平日に、また行きたいです。。。山の宿の静けさと、大変な苦労をしても温泉を守る宿の方々のことが、心に深く残りました。


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