ハチャプリ
30代前半の頃、友人と半年かけてユーラシアをぐるりとひとまわり旅しました。
一番強く印象に残ったのがグルジアです。パラジャーノフの映画を見て以来、行って見たい憧れの国でした。1995年、まだまだ不安定な状況だったのでしょうけど、トビリシの町はパラジャーノフの世界に迷い込んだように不思議な強さと美しさにあふれていました。
トルコからヒッチハイクとバスで入って夜遅くにトビリシに着き、地図もなくてうろうろしたのに(相当危なかったと思う...!)声をかけてくれた方が家にずっと泊めてくれたのです。そして滞在している間、出会う人たちは皆ハチャプリ(グルジアの代表的なチーズパン)をご馳走してくれました。
あれから10年経って、私が作っている小さな人形や小物のブランドをハチャプリと名づけました。そしてグルジア語を習い始めました。ハチャプリも自分なりのレシピで焼いてみましたがとても美味しくできました。見知らぬ人たちから優しくしてもらった思い出がハチャプリの中にたくさん詰まっています。
さてハチャプリブランドがこの先どんな方向へ行くのか...今まで自分に与えられてきたものが発酵して膨らんで、外へ外へと広がっていけるように。具体的なことは、またいつか...
膨らむハチャプリ その1
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2007年1月、12年ぶりにグルジアを訪れることができました。
そこには思いがけないたくさんの出会いが待っていました。
ミュージシャン、影絵劇、人形劇、フェルト工房、舞台女優、日本語を学ぶ学生たちと教師、ジャーナリスト、、、ワインを飲んでしゃべって歌って、もちろんハチャプリも!
ソビエト崩壊後、大変な道のりを歩いているのでしょうけれど、出会う人たちが心から親切に接してくれるのは、以前と同じでした。
今回の旅は、役者で琵琶法師の伊藤哲哉と一緒でした。彼もまたすっかりこの国にほれ込んでしまいました。
日本人にとってまだなじみの薄いグルジアをいろいろな面から紹介することができれば、何よりも、自分たちがいつもグルジアな気持ちでいたい、そんな思いから2007年の5月に「グルジアミラクル」と称した展覧会を開きました。私たちのユニット名は、ハチャプリ商会です。
充分に発酵したハチャプリ、早くパン焼き釜を暖めて焼かなければ、、、!
その後のハチャプリ情報については、 こちらをご覧下さい。